猫も杓子もベト7のベートーヴェンの交響曲第7番。のだめでなおさらに耳にする機会が増えました。それまではクラシック音楽といえば、ジャジャジャジャーン。
1950年代、60年代という時代。ベートーヴェンの交響曲第7番と言ったら、フルトヴェングラー盤につきたでしょう。奇跡のアダージョといわれて、このレコードを聴くことがクラシック音楽を愛好するお約束のようなところがありました。80年代になってカルロス・クライバーが新たな一投をするわけですけれども、70年代を代表する録音は誰のレコードになるのだろうか。
クレンペラー、カラヤンと名盤はあるわけですけれども、50年代半ばから60年代というレコードがステレオ録音になってその後よく聴かれる機会を得るという頃になってカラヤンのライバルといわれていたカンテルリ、ケルテス、フリッチャイという優れた指揮者が相次いで若死にしてしまっています。戦争中での食糧事情が成長期の青年に及ぼす影響は、重要だったという事かしらね。
カラヤンはナチス党員として、バターとか食べることができたのでしょうね。ずるいや。
☆通販レコードの紹介☆(2010年3月12日)
【交響曲】
レーベル:英 EMI CLASSICS FOR PLEASURE
レコード番号:CFP - 103
オリジナリティ:1stラベル
曲目: ベートーヴェン:交響曲No.7
指揮: グィド・カンテルリ
管弦楽: フィルハーモニア管弦楽団
試聴感とレコード盤、ジャケットのコンディション:
1956年に36歳で亡くなった、カンテルリが残したわずか6曲のステレオ録音。
そのうちの貴重な1曲がこのベートーヴェンの7番の交響曲。オリジナルは超高価なレコードですが、このCFP盤は最初期のプレスということで音質は優秀。盤もそれなりの重量があります。オリジナルに近い自然な弦の音ながら、オーケストラ全体には力感があるというEMI初期のステレオ録音の良さがあります。
盤は2楽章の終わりに大きくない数回のプチ音があり、小さいチリ音が聞こえるところもありますが全体では良い状態で鑑賞できます。目に見える傷はありません。
ジャケットは正面コーティング。綺麗な状態ですが、裏面に若干の書き込みがあります。
それにしてもこの人とフリッチャイとケルテスが、こんなに早く亡くならなければ....。
ⓇNM ⒿNM
価格 ¥6,000(¥6,300 税込み、送料無料)
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稀少なオリジナル盤を紹介しているアマデウスクラシックス(
http://amadeusclassics.otemo-yan.net/ )で扱っているレコードは 一点物ですから、オーダーは先着順に応じさせて下さい。
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