2010-03-30

あなたのマイ・ドヴォコンは何?★これが竹内氏が「驚天動地」したドヴォコンだ!! ワレフスカ/ドヴォルザーク:チェロ協奏曲

2010-03-30 0
通り過ぎようとする者をその場に留め置かずには済まさない・・・と言う書き出しで竹内喜久雄さんが書かれている「名盤選」はとても有名なのですけれども、選出されている録音は聴く機会の持てないレコードが多いのです。とても残念。良く知られているのは、レコード芸術・編の「名曲・名盤300」に掲載されている文章でしょう。これはレコード芸術誌で特集された時の原稿を再録したもので、恐らく他の執筆者が選ぶであろう定盤を避けての選択だったのではないかしら。
しかし、その後洋泉社から刊行される単行本としてまとめ直される時にも、ほとんど同じ内容のままだったので竹内氏にとっては重大な音盤である事に間違いありません。
ギブソンという指揮者については余り知られていないかも知れません。でも、オーディオファイルにはTAS優秀録音盤にギブソンのシベリウスがあった事を思い出される事でしょう。録音は間違いなく特級の優秀盤です。
ドヴォルザークのチェロ協奏曲という曲は、誰もがそれぞれに思い入れを持つ録音があると思います。聴く人それぞれが自分のイメージを想像しやすい曲ではないでしょうか、評判の高い演奏に偏っているようにわたしは感じていますから最初は多くの人が進める演奏を聴いて、あなただけの「マイ・ドヴォコン」を見つけ出してください。原体験的演奏が、とても根付きやすい音楽がドヴォルザークのチェロ協奏曲の一番の特色なのでしょう。

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【協奏曲】

レーベル:英 PHILIPS

レコード番号:SAL 6500 224

オリジナリティ:レッド・ラベル、1stラベル

曲目: ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
    チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲

チェロ: クリスティーヌ・ワレフスカ
指揮: アレキサンダー・ギブソン
管弦楽: ロンドン・フィル

試聴感とレコード盤、ジャケットのコンディション:
1971年録音。評論家、竹内喜久雄氏一押しの1枚。ちなみに「驚異的な演奏だ。凄まじい気迫と説得力。「驚天動地」とはまさにこのような演奏にふさわしい言葉だ。豊麗な音がほとばしり前進するワレフスカの強じんな感情表現は、この曲が、今この場で彼女自身によって産み出されつつあるかのような一体感となって呼吸している。」等、多少省略して書きましたが、絶賛の批評文を残していらっしゃいます。
わたしは歌心の深い第2楽章が好きですが、バックのギブソンも熱演だと思います。

録音は71年のPHILIPSだけに優秀録音。

盤は問題無く大変良い状態で鑑賞できます。

ジャケットは天の左側が8cmほどの割れ、正面右上にシールを剥いだような痕があります。録音場所がロンドンだけに、この盤がオリジナル?

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価格 ¥8,000(¥8,400 税込み、送料無料)


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録音精度だけを追っかけてベッドに忘れ物してきていませんか★ボヘミアの田園 アンチェル/ブラームス:交響曲No.2

録音は1967年6月5,7日。念を押して43年前の録音ですよ。去年、ビートルズのはじめてデジタル化されたリマスターCDを聴いて充実している音にびっくりしませんでしたか。USBで発売された方を聴かれたらなおさら驚かれたと思います。ハードウェアも演奏技術も、43年前から格段に進歩しているはずです。データ的にはダイナミックレンジも、今の録音の方が優れているのに音楽としての情報量ははたしてどちらが優れているのでしょう。少なくとも聴いていてワクワクしてきます。
ブラームスの田園交響曲と言われているシンフォニー。あなたの生まれた街をイメージしながら聴いてみませんか。ブラームスはウィーンの音楽家でしたけれども、何処の国、何処の街の風景にもフィットする音楽ではないかしら。無人の自然ではなくて、人が生活している息吹を聴くような音楽です。

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【交響曲】

レーベル:チェコ SUPRAPHON

レコード番号:SUAST 50774

オリジナリティ:レッド・ラベル、1stラベル

曲目: ブラームス:交響曲 No.2


指揮: カレル・アンチェル
管弦楽: チェコ・フィル

試聴感とレコード盤、ジャケットのコンディション:
1967年、プラハ「芸術家の家」での録音。一言で言えば現代的で知的。キリッと引き締まったブラームスですが、それだけでなく第1楽章の主題をボヘミア的な雰囲気を持って歌わせるところ、そしてあとの音楽の推進力の力強さ、極めて明せきで重苦しさのないブラームスです。彼が育てたチェコ・フィルも、弦楽部は絹のようにしなやかな音を奏でます。名演。
録音は鮮度感があり、歪み感もなくスプラフォンとしては優秀な録音です。

盤は傷、スレは無く、再生も全く問題無く大変良い状態で鑑賞できます。

ジャケットはペラ・ジャケ、正面コーティングで裏表共にスレも無く大変綺麗です。

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価格 ¥7,000(¥7,350 税込み、送料無料)


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フランスのカッサンドル工房デザインの棒付きジャケット★オイストラフ/ブルッフ、プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲No.1

このレコードが録音されたのは、1954年(英国からは 英columbia 33CX1268 として発売)です。プロコフィエフが前年3月に亡くなっていますから、哀悼の想いが演奏に込められているようです。霊妙は響きで始まって、それぞれの楽章の分かれ目が不明瞭。全体が1つの楽章だとも聴く事が出来る瞑想的で白昼夢のような音楽。ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番と、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番は映し鏡を覗くように不思議な感じがあります。
作曲されたのは1917年の事ですが、実際に初演されるのはパリに出てから、1923年の事です。
“メンデルスゾーンとブラームスを足して2で割ったようなまるで美しいカクテルのように楽しい”ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番は、わたしはヨセフ・スークの演奏で親しんでいます。オイストラフはこの華麗なヴァイオリン協奏曲を、大人の音楽に仕上げています。

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【協奏曲】

レーベル:米 ANGEL

レコード番号:35243

オリジナリティ:レッド・シルヴァー・ラベル、1stラベル

曲目: ブルッフ、プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 No.1


ヴァイオリン: ダヴィッド・オイストラフ
指揮: ロブロ・フォン・マタチッチ
管弦楽: ロンドン交響楽団

試聴感とレコード盤、ジャケットのコンディション:
発売は米国で、プレスは英国、さらにはジャケット・デザインは仏の有名なカッサンドル工房というまるで連合国のようなレコード。1950年代のモノラル録音ですが、ヴァイオリンの音は切れが良く鮮明で瑞々しく、スタンパーが 1N-3N なので鮮度感も抜群です。魅力的な音の一言。
演奏は特にブルッフはスケールの大きな名演と言えるでしょう。マタチッチのバックも呼吸の深い、大きな音楽を造っています。

盤は傷やスレも無く美品、再生も全く問題ありません。

ジャケットは棒付きジャケ、古いものですが綺麗な状態で美品です。

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価格 ¥7,000(¥7,350 税込み、送料無料)


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冷美なゴールドベルク★愛器はグァルネリ・デル・ジェス『バロン・ヴィッタ』 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲

去年が生誕100年だったシモン・ゴールドベルクは、奥さまが日本人ピアニストの山根美代子さんだったからでしょうか親日家で、日本からも最も親しまれているヴァイオリニストでした。亡くなったのも夏には晩年毎年滞在していた、立山のホテルでしたね。古いレコードの話しをしているとゴールドベルクの話題になる事が良くあります。ラドゥ・ルプーとのモーツァルトやシューベルトのソナタの素晴らしさは極上。両盤は1970年代後期の録音だという事は誰もが分かっているはずなのに、古い演奏者のような錯覚を起こすのはヴィブラートを抑えた古風なヴァイオリン演奏スタイルからでしょうかね。
昭和の初めから演奏活動をしている事が、知られているからかも知れませんね。

厳格且つおっとりとした、古楽器全盛になってのバッハのイメージとは違う折り目正しいバッハです。ヴィブラートを抑えたゴールドベルクの演奏が、微妙なバランスでSP時代に「冷美」と評されていた事が聴いてわかる事でしょう。もしかしたら、現代の古楽器演奏家がSPレコード時代にタイムトリップして演奏を聴かせたら冷美きわまりないと言われるのではないかしら。

録音はジャズのブルーノート的といったら分かりやすいかも知れません。楽器それぞれにマイクをくっつけるようにセッティングしているようです。全体のブレンドよりも一つ一つの楽器の質感が小細工のない生録っぽい録られ方をしています。グレン・グールドの演奏をデジタル化して、自動ピアノでデジタル録音し直されたようにいつの時代かゴールトベルクのブランデンブルク協奏曲が生の音で聴く事が出来る時代も来るかも知れません。

オランダ室内管弦楽団は1955年にゴールドベルクが結成したオーケストラで、第2番と、第4番ではフルートを使って演奏しています。

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【協奏曲】

レーベル:英 PHILIPS

レコード番号:GBL-5511

オリジナリティ:あずき色ラベル

曲目: J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲 全曲


指揮: シモン・ゴールドベルク
管弦楽: オランダ室内管弦楽団

試聴感とレコード盤、ジャケットのコンディション:
1958年録音。名ヴァイオリニスト、ゴールドベルクが指揮とヴァイオリン・ソロを兼ねたものですが、その演奏は古楽器全盛のこの時代でも少しも古臭さを感じさせません。その理由は音楽の清潔さと気品の故でしょう。例えば第1番1楽章でのバイオリンの気品とそれに絡むオーボエの美しさ、こういう素晴らしい音楽を聴くと現代楽器がどうとか古楽器がどうとか言うことがどうでも良くなります。要は音楽の感動を与えてくれるかどうかでしょう。ちなみにゴールドベルクのヴァイオリンは、SP時代には「冷美」と評されていましたが、正に言い得て妙とはこのことでしょう。

録音はステレオですが、本盤はモノーラル。但し、この盤のステレオはほとんど見かけません。
音質は明解で曇ったところはなく、一つ一つの楽器が聴き取れるよう。モノーラルとしては相当に優秀な音質、英プレスのせいか音に品があります。

盤は傷やスレも無く、再生も大変良い状態で鑑賞できます。

ジャケットはバラ・ジャケ。正面コーティングで2枚共に良い状態です。

2LP

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価格 ¥10,000(¥10,500 税込み、送料無料)


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ピアノが明るすぎ、うるさすぎてチェロを邪魔している、と悪評高い1枚★ペレーニ、コチシュ/ブラームス:チェロ・ソナタNo.1,No.2

フランス文化芸術勲章の持ち主。今では指揮者として活躍中のゾルタン・コチシュは、1975年に初来日。デジュ・ラーンキやアンドラーシュ・シフと同年代で“ハンガリー三羽がらす”と呼ばれていた頃もありました。1980年は28歳ですから、ブラームスのチェロ・ソナタの録音当時、チェロのペレーニからは5つ年下。ピアニストが優位に立とうとする意欲は行きすぎではないですね。曲もブラームスですから、少々ピアノが表に出ようとした方が“チェロとピアノの為のソナタ”というものにかなっていると思います。
PHILIPS録音のコチシュのバルトークやドビュッシーは、ぜひとも聴き込んで欲しい録音です。三羽がらすといつでもシフや、ラーンキと比較されるからでしょうかショパンをヘンレ版で録音するとかといった風に風変わりといった立ち位置を確立しつつあるようです。
Recording Producer: Jenő Simon
Balance Engineer: István Berényi

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【室内楽曲】

レーベル:ハンガリー HUNGAROTON

レコード番号:SLPX 12123

オリジナリティ:オリジナル

曲目: ブラームス:チェロ・ソナタ No.1、No.2


チェロ: ミクロシュ・ペレーニ
ピアノ: ゾルタン・コチシュ

試聴感とレコード盤、ジャケットのコンディション:
1980年1月10〜15日録音。レコード界では近年富みに評価が高まっているペレーニ32歳の時の録音。その演奏は若々しく音には張りがあり、チェロという楽器を鳴らし切っている感じです。コチシュのピアノもチェロと対等、時によってはチェロを上回る表現を持つ意欲的なもの。と言うか、自分がチェロを食ってやろうかという面白いものです。
フンガロトンは当時の共産圏の中では最も録音の優れたレーベルの1つですが、ここでもエネルギー感があり線の太い音を聴かせます。バランス的にはピアノが少し奥でも良かったのでは、とは思いますが。これもコチシュの意欲の表れか...。


盤、ジャケット共に何の問題も無く、ほぼ完品です。


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価格 ¥7,000(¥7,350 税込み、送料無料)


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惑星だけではない!さまよえるオランダ人を聴け★ボールト/ワグナー:管弦楽曲集第4集

梵鐘のような響きではなくて、ベネチアン・グラスの音色を楽しむようなところがあるのがボールトが演奏したワグナーの音楽。繊細な演奏と言うことではなくて、自分の存在を主張して注目させる音楽とは違うと言うことです。ワグナーの管弦楽曲集は、歌劇の内容と切り離すことは難しいのですけど、ボールトはそれを成功させている指揮者の一人ではないかしら。
ワグナー:管弦楽曲集の第4集ともなると、見過ごしてしまっている音楽愛好家も少なくなさそう。かくゆうわたしも見のがしていました。
純音楽的というか古典的というのか、重厚感というものはないのですがスケールが大きくて音が前面に出る時にはブンと呻るように聞こえます。バイロイト音楽祭の響きに慣れた耳に新鮮に響くのは、両側にヴァイオリンを配置して、後方にコントラバスという古典配置だからかもしれません。何より、名盤中の名盤であるブラームスの交響曲全集と同時進行で録音されていたことには音を聴いている限りでは、80歳代の指揮者の演奏だとは想像できません。

ちなみに、各集は次の通り。
◎1971 12/22,23 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
「タンホイザー」序曲
「トリスタンとイゾルデ」第一幕への前奏曲
「マイスタージンガー」第一幕への前奏曲
「マイスタージンガー」第三幕への前奏曲
「ローエングリン」第一幕への前奏曲
「ローエングリン」第三幕への前奏曲

◎1972 12/13,14 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
「神々の黄昏」夜明けとジークフリートのラインの旅
「神々の黄昏」ジークフリートの葬送行進曲
「タンホイザー」第三幕への前奏曲
「トリスタンとイゾルデ」第三幕への前奏曲
「ジークフリート」森のささやき
「ワルキューレ」ワルキューレの騎行

◎1973 1/23,29,30 ロンドン交響楽団
ジークフリート牧歌
「パルシファル」第一幕への前奏曲
「バルシファル」第一幕の場面転換の音楽
「パルシファル」三幕への前奏曲
「パルシファル」聖金曜日の音楽
「バルシファル」第三幕の場面転換の音楽

◎1974 1/14,15,29 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
「タンホイザー」大行進曲
「さまよえるオランダ人」序曲
序曲「ファウスト」
「ラインの黄金」ワルハラ城への神々の入場
「リエンツィ」序曲

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【管弦楽曲】

レーベル:英 EMI

レコード番号:ASD 3071

オリジナリティ:モノクロ切手ラベル、オリジナル

曲目: ワーグナー:さまよえるオランダ人序曲、神々のワルハラへの入場、タンホイザーの大行進曲、ファウスト序曲、リエンツィ序曲


指揮: サー・エードリアン・ボールト
管弦楽: ロンドン・フィル

試聴感とレコード盤、ジャケットのコンディション:
1975年、ボールト85歳の時の録音とは思えぬ鮮烈な演奏。純音楽的で、ロマン主義のどろどろとしたものを洗い落とした新鮮さを持っています。謂わば俺が、俺がの無いワーグナー。しかしその音楽は年輪を経てなんとも言えない渋みに溢れたものになっています。

録音はオフ・マイクと言うほどではありませんが、少し客席の後ろで聞く感じの音で全体が程良くブレンドされた感じ、歪み感は全くなく、低域の量感もあります。

盤は問題無く大変良い状態で鑑賞できます。

ジャケットも正面大変綺麗な状態です。

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価格 ¥8,000(¥8,400 税込み、送料無料)


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“幸福な豊かさ”がある音楽★稀少なカップリングでレアな1枚!音質も充実 ミュンシュ/ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 ほか

牧神の午後への前奏曲(ドビュッシー)とモルダウ(スメタナ)の2曲を未発表にしてのシャルル・ミュンシュは他界しました。この2曲の取り合わせは少し奇異な感じがします。管弦楽名曲集にでもまとめる予定だったのでしょうか、あるいは別々の2枚のレコードの中の一曲になっていたのでしょうか。いずれにせよワグナーに傾倒していたドビュッシーの、最もワグナーを思わせるスタイルをミュンシュ指揮フランス放送管弦楽団は表現しています。ボストン交響楽団との、意気揚々とした前進感のある演奏は聴いていて気持ちの良いものですが「牧神の午後への前奏曲」の魅力は、“微睡みながらも前へ前へと、ひたすら押し進む方向性を感じさせることが大切だ”と思います。その点ではボストン交響楽団との録音よりも、フランス放送管弦楽団とのこの録音が“透明な静寂さが導き出す広々とした”空間に心地良く浸らせてくれます。ボストン交響楽団もフランスの影響が強くあるオーケストラですけれども、フランスのオーケストラというところが音色的にも良い作用になっているのではないかしら。
コンサートホール・ソサエティへの録音で、このレコードが初出LPです。CDでも出ていますが、聞き比べると音質の違いは歴然と出ますよ。

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【管弦楽曲】

レーベル:仏 CONCERT HALL

レコード番号:SMS 2761

オリジナリティ:あずき色ラベル

曲目: ①ドビュッシー: 牧神の午後への前奏曲、 ②スメタナ: モルダウ、③ベートーヴェン: プロメテウスの創造物序曲、④ボロディン: だったん人の踊り


指揮: シャルル・ミュンシュ
管弦楽: フランス国立放送管弦楽団 ①、②
指揮: ピエール・モントゥー
管弦楽: 北ドイツ放送交響楽団 ③、④

試聴感とレコード盤、ジャケットのコンディション:
一見オムニバスのように見えますが1968年にミュンシュが死去したため、最晩年最後の2曲の録音にモントゥーの録音を加えて1枚のLPにしたもの、当時追悼盤として発売されたものです。尚このカップリングでの再発はLP、CDとも1度もありません。レアな1枚。
得意の「牧神」は夢見るような音楽の表情付けが素晴らしく、ボストン響との録音を凌ぐと言って良いかと。録音もコンサート・ホールにしては色彩感と艶のあるもので良い方です。

盤はサーフェイス・ノイズもなく綺麗なものですが、「牧神」の途中から左chに周回ノイズが「牧神」の終わりまであります。他の曲は問題ありません。

ジャケットは正面コーティング、全体に綺麗な状態です。

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価格 ¥6,000(¥6,300 税込み、送料無料)


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超高価なオリジナル盤を永遠に待つのか?! マルツィ/ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲

女性が最も女性らしかった時代があった。戦後の日本では女性とストッキングが強くなった、と言われています。同じように、地震、雷、火事、親父から、怖いものが親父が無くなって久しい。男顔負けの代表と言えそうなのがチョン・キョン・ファでしょうか。
エリカ・モリーニや、ヨハンナ・マルツィが愛されているのは、女性ヴァイオリニスト皆がみんな、チョン・キョン・ファを目指しているようなところがあるからかも知れませんね。
ビジュアルな一面をアピールしているばかりの今の様子が変わることはないとは思います。ヨハンナ・マルツィ、エリカ・モリーニの写真が残されていることは嬉しいことですし、演奏が聞かれ続けていくことは素敵なことです。
ヨハンナ・マルツィがドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲を録音したドイツDGのレコードはジャケットだけでも素敵なんだけど、ぼろぼろなのに2万円以上になります。二年ほど前にオリジナル盤を紹介した事があるけれども「良いけどねえ」と返事は帰ってくるものの、容易に買って貰えませんでした。

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【協奏曲】

レーベル:英 HELIODOR

レコード番号:89804

オリジナリティ:-

曲目: ドヴォルザーク: ヴァイオリン協奏曲、スケルツォ・カプリチオーソ

ヴァイオリン: ヨハンナ・マルツィ
指揮: フェレンツ・フリッチャイ
管弦楽: ベルリン放送交響楽団
指揮: カレル・シェイナ
管弦楽: チェコ・フィル(スケルツォ・カプリチオーソ)

試聴感とレコード盤、ジャケットのコンディション:
1969年発売。マルツィと言えば芯が通り、響きが透明で、然も音楽が優しい正統的で端正な演奏をすると言うのが評価としてありますが、ここでは同郷の指揮者フリッチャイをむかえて結構情熱的な面を見せています。こういうしみじみとし、しっとりとしたヴァイオリンの演奏はもう現代では聞くことが出来なくなりました。
録音は50年代のモノラル録音を、69年にステレオ化したもの。ヴァイオリンは真ん中に定位しますが、オーケストラはそう広がりません。
英プレスということもあって、ヴァイオリンはドイツ盤よりも艶と品のある音。

盤はプチ音も無く、大変良い状態で鑑賞できます。

ジャケットは正面コーティング、裏面上下に若干のスレがありますがやぶれ等はありません。

オリジナルのドイツDG盤は超高価なレコードですが、この盤でも充分に楽しめます。


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完璧な弦の響き 6EYEラベル!! オーマンディ/チャイコフスキー:交響曲第6番《悲愴》

現代オーケストラの美しい響きは、フィラデルフィア管弦楽団はコロンビアに録音したもので完成の域に達したのではないでしょうか。振り返ってみれば、この年代に多くの家庭にステレオの再生装置が普及しようとしていました。大編成のゴージャスなオーケストラ録音の一方で、バロック音楽を当時の編成で再現しようとする動きが出てきたのも同じ頃ではないかしら。
わたしがステレオ録音の醍醐味を実感したのは、フィラデルフィア管弦楽団のレコードでした。CBSソニーのレコードだったけど、再生の注意としてRIAAカーブの表記や、スピーカーの中央で聞くようにと印刷がありました。一般的な低価格な装置でも楽しみやすいようにRIAAカーブ企画が定まるまでにも、色々試みがされていたようです。1960年代の録音を聞く時には心得て置いた方が良いでしょう。
デジタル化された録音だけを聞くようになったので、トーン・コントロールがアンプから無くなって久しい。今、当時のアナログレコードを聞くためにはレコードプレーヤーよりも、アンプ選びの方が課題と言って良いでしょう。

チャイコフスキーの悲愴交響曲は、交響曲第6番だと学校で学びました。古いレコードではカッコ付きになっていたりします。チャイコフスキーの7つの交響曲のうちまだ半分しか一般的でなかった時代だと感じさせてくれます。

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【交響曲】

レーベル:米 COLUMBIA

レコード番号:MS 6160

オリジナリティ:6EYEラベル、1stラベル

曲目: チャイコフスキー:交響曲 No.6 「悲愴」


指揮: ユージン・オーマンディ
管弦楽: フィラデルフィア管弦楽団

試聴感とレコード盤、ジャケットのコンディション:
その圧倒的なうまさに唖然、呆然、そしてオーケストラの音の美しいことに感嘆ひとしきり、これだけ綺麗な弦の音はなかなか聴けるものではありません。そして木管はメロウで、金管は朗朗と鳴り響き、現代オーケストラのたどり着いた1つの頂点を聴かせます。
録音はもちろん優秀、少し明るめの音色で歪み感無く極めて自然な感じの音質。但し、トーン・コントロール付きのアンプをお持ちの方でしたら、高域を3デシベルほど下げた方がよりバランスの良い音質になります。

盤は傷も無く、再生も大変良い状態で鑑賞できます。

ジャケットは正面、裏面共にきれいですが、左上部に5cmほどの割れがあります。

ⓇNM ⒿEX++

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迫力のモノラル盤 6EYEラベル!! ワルター/ブラームス:交響曲第2番

あなたはレコード(CD)を買う時に、同じ演奏家で同じ曲があった場合には、モノラル録音盤とステレオ録音盤のどちらを選びますか?
臨場感があって迫力があると、最近ではサラウンドのオーディオ再生に添えられていることが多いのですけれども、位相の狂った中抜けしたサウンドステージを迫力があると思って聞いていることはありませんか?
技術的にサラウンド変換されたものよりも、最初からサラウンド録音されたものを選ぶのは良いとしても、ステレオ録音初期で定位のおかしいものもあるのでモノラル盤にもっと関心を持って聞いて貰いたいと思っています。
映画も白黒は見ないと言っているのを伺ったりすると残念で仕方ない。テクニカラーで白黒撮影されたものに着色したカラー作品よりも陰影が自然でどっしりとしているので、白黒映画の方がわたしは落ち着きます。

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【交響曲】

レーベル:米 COLUMBIA

レコード番号:ML 5125

オリジナリティ:6EYEラベル、1stラベル

曲目: ブラームス:交響曲 No.2


指揮: ブルーノ・ワルター
管弦楽: ニューヨーク・フィル

試聴感とレコード盤、ジャケットのコンディション:
1953年のモノラル録音ですが、弦の音はしなやかで美しく、音に張りもあり、その部分ではステレオ録音に負けていません。モノラルの優秀録音。演奏はこの曲の中でもトップ・クラスは間違いのないところ。最もわたしが言うまでもなく、いろんなところで No.1 と言われてますが...。
壮年期のワルターだけに晩年の温厚一点張りでなく、優しい表情とそれだけでなくトスカニーニ流の迫力を併せ持った名演です。実際モノラル時代のワルターはステレオ時代と違い、男性的な迫力を持った名演を多く残しているのですが、余り話題にならないのが不思議なところ。モノラルだから?

盤は小さいチリ音が聞こえるところがありますが、プチ音などは無く全体に良い状態で鑑賞できます。

ジャケットは正面綺麗なコンディション、裏面に小さいシミが2つ。全体ではNMコンディションです。

それにしても正面のワルターは何を見つめていたのでしょう、なんとも言えない不思議な表情とは思いませんか。


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カラヤンの独壇場 ホワイト・アンド・ゴールド・ラベルの10インチ盤!! カラヤン/オペラのバレエ音楽

ホワイト・アンド・ゴールド・ラベルで、英COLUMBIAの金色のステッカーが貼ってあるレコード。プレスはドイツ。
カラヤンのバレエ音楽集は、コレクターズ・アイテムとして良く知られていますね。でも、初期版は10インチでの発売だったことをどれほどのオーディオ・ファイルが意識しているものかしら。
カラヤンの録音をデータベース化しているWebサイトはたくさんあるようです。フィルハーモニア管弦楽団との「オペラのバレエ音楽」の曲目を観て、リストされているのはLPレコードの片面だけかと思った方もいるのではないかしら。
録音年月日でリストわけしてある情報サイト( http://www.karajan.info/ )によると、《グノー:ファウストのバレエ音楽》は《オッフェンバック:パリの喜び》と《ロッシーニ:ウィリアム・テルのバレエ音楽》と一緒にされています。

SPレコードの時代、黒盤、赤盤という区分けがありました。赤盤というのがステータスが高くて、演奏家のギャラも高くてレコード盤の販売価格も高いものでした。今にしたら、限定盤と通常盤とも言えそうです。
そのような頃、子供用には一回り小さいサイズのレコード盤で発売されていました。
カラヤンは特にフィルハーモニア時代には、子どもも楽しめるポピュラー・クラシックの録音も積極的でした。

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【管弦楽曲】

レーベル:独 ELECTROLA

レコード番号:STC 70484

オリジナリティ:ホワイト・アンド・ゴールド・ラベル、1stラベル

オペラのバレエ音楽
曲目: ヴェルディ:「アイーダ」第2幕のバレエ音楽、ポンキエルリ:「ラ・ジョコンダ」時の踊り、グノー:「ファウスト」のバレエ音楽


指揮: ヘルベルト・フォン・カラヤン
管弦楽: フィルハーモニア管弦楽団

試聴感とレコード盤、ジャケットのコンディション:
こういう曲を振らせるとカラヤンの独壇場。美しい、楽しい、耳のごちそうとしか言いようがありません。

最初期の 10inch ステレオ盤だけに音質は優秀。EMIの初期のステレオ録音の良さである充分な音圧と、自然な音質の良さがあります。


盤はこの時代のものとしては傷、スレも無く美品。再生も部分的にチリ音があるくらいで、良い状態で鑑賞できます。

ジャケットも良い状態です。


ⓇNM ⒿNM

価格 ¥6,000(¥6,300 税込み、送料無料)


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