黒い影がずっと着いてくる
身を隠すでもなくそっと
前の街から
わたしの行方を見届けようと、鴉が着いてくる
ショーウィンドウに姿を写す
わたしの様子を
上着の中を値踏みするように、鴉は追い越そうとしない わたしの脇を車が通りすぎて止まった
突然大きな羽音がして、
身をすくめたわたしを促した
黒い影は真後ろにピタリとついて、わたしを共に先へ促す シューベルトの歌曲集《冬の旅》から第15曲「からす」
詩は、ヴィルヘルム・ミューラー
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黒い影がずっと着いてくる
身を隠すでもなくそっと
前の街から
わたしの行方を見届けようと、鴉が着いてくる
ありがとうございます。売約済にしていた、このレコードは昨日(2010年11月19日、金曜日)発送済み、日曜日(11月21日、時間指定無し)到着で手続きいたしました。
日本盤のソニーのアナログ盤、CD盤を通してジョージ・セルの録音は、干涸らびたような響きだと感想を聴きます。確かに乾いたぎすぎすとした残響感が気になるところ。どうしてなのでしょうね。同じ録音は米コロンビアのオリジナルで聴く限りでは、全く別な録音ではないのかと感想をくれる事がほとんどと言っていいすぎではないでしょう。
録音の仕方の問題なのか、EMI録音盤でジョージ・セルを聴いて優れた響きを出す指揮者である事は、ブラームスの2つの弦楽器のための協奏曲をCDで聴いてもわかります。さて、その初版のアナログ盤でしかも、ぎゅうぎゅう詰めにしないで2枚組としてゆったりとカッティングしてありますからCDで聴ける音よりどれほど優れているのでしょう。