2010-12-08

バロックの森 -ドイツのクリスマス音楽-(3)❇CDレビューと評価

2010-12-08 0

本来は12月の日曜日に、1曲ずつ聴くカンタータをオラトリオという形にバッハが1つにしたのが「クリスマス・オラトリオ」です。さて、この連作カンタータの第3曲でいよいよイエス・キリストの誕生の奇跡が歌われます。クラシック音楽は、信仰との結びつきが深くてバッハはクリスマス・オラトリオに自身の信仰を反映しています。特に第3部の道行きシーンでの音楽は、実際にキリストの誕生に立ち会う場にバッハがいたらどういう思いだったろうといった真情を吐露しているかのようでバッハの素の姿が見えるように聴く事が出来ます。バッハの音楽で、ホロリとこうした感情が表に出ているところに気がつくとモーツァルトやショパンに感じる親しみを抱きやすくなると思います。全体は長い音楽ですがぜひこの部分は酔って下さい。そういう意味では今週の「バロックの森」の1番の聴き所となる1日ではないかしら。

バロックの森 -ドイツのクリスマス音楽-(3)

番組の案内は、礒山雅さんでNHK-FMで2010年12月8日水曜日、午前6時放送。


- ドイツのクリスマス音楽 -(3)

 
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