2010-06-26

ワルツ第14番 ホ短調 遺作 1830年作曲、1868年出版

2010-06-26 0

作品番号のあるショパンのワルツは13曲。14番以降の曲は総て「遺作」となります。第14番から第17番まではナンバリングが付いていることもありますが、この「ホ短調のワルツ」よりもワルツ第15番ともされる「ホ長調のワルツ」は7年先駆けて1861年に出版されていますから、しばしば入れ替わることがあります。

ピアニスティックな曲で遺作の中でも人気があるワルツです。曲の冒頭に速度表記はなく、ホ長調の中間部に「ドルチェ=優しく」と表記があります。1830年の作曲、ホ短調で書かれているのでピアノ協奏曲の代替え曲として書く留められたのではないでしょうか。3部形式で主部は8小節の序奏の後にホ短調で示される躍動感あるフレーズで、跳躍が多くショパンのワルツの中では演奏技術の難しい作品になっています。対してホ長調で始まる中間部は甘美かつ優美であり、束の間の心地良い夢といった趣です。それが終わると主部が短く再現された後、華やかなコーダに入り華麗に終わります。第1番、第2番、第5番と並び、演奏技巧の難しい華麗な舞踏用の円舞曲の典型といえます。

  
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2010-05-07

お・は・よ・❀円舞曲第14番ホ短調遺作

2010-05-07 0



5月5日の熊本の出来事
  • ロアッソ、福岡に1-6 順位8位に下がる:Jリーグ2部(J2)第11節は5日、各地で9試合を行った。6位のロアッソ熊本は福岡市のレベルファイブスタジアムで14位福岡と対戦、1-6で敗れた。通算成績は4勝4分け3敗の勝ち点16で、順位は6位から8位に下がった。 詳しくはこちら→ http://kumanichi.com/news/local/main/20100505012.shtml
  • 守備や打撃の基本学ぶ こどもの日少年野球教室:全国野球振興会(黒江透修理事長)が子どもたちに野球の魅力を伝えようと、毎年全国各地で一斉に開いており、16回目。熊本会場は松岡功祐さん(元大洋)、今井譲二さん(元広島)、松崎秀昭さん(元南海)ら10人が手ほどきした。 詳しくはこちら→ http://kumanichi.com/news/local/main/20100505011.shtml
Chopin - Waltz In E Minor Op. Posthumous by Nathan Coleman 
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ChopinWaltz op.Posth



ショパン作曲 ワルツ第14番ホ短調遺作
速度記号はヴィヴァーチェ。華やかなアルペッジョで始まりますが、優雅さとはほど遠い。ワルツのリズムを借りているだけで、たたきつけるような連打が続きます。作曲は1830年。またウィーンへ旅立つ前の作品で、後年の抒情性はまだ感じられません。ポロネーズ的とも、スケルツォ的とも聴く事が出来ますね。
でもホ長調の中間部は、短いながらも左手が先導していて右手が追うように滑らかな音階をなぞるというショパンの特長が垣間見えています。出版は1868年のことで、作曲されてから38年。ショパンの死語19年が経っています。ヘンレ社原典版では「第16番」となっていますから古いレコードやCDとしての発売の時には間違っているものが多いです。
5月5日には、少年野球教室が今年も行われたんですね。小学生の時に1度参加したことがあります。両親が余りかまうことが出来ない家庭だったから、大人の人とのキャッチボールは楽しかったなあ。もっともソフトボールではあったのですけども。

❃この曲のお薦めCD❃

 
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