養老孟司氏の言葉のように『すでにやってしまった以上は、その結果が良い方に向かう様に後の人生を動かすしかない。』
NHK-FMの《バイロイト音楽祭2011》4日目は舞台神聖祭典劇《パルジファル》。結婚し損ねた白鳥の騎士《ローエングリン》のお父さん、《パルジファル》も子供の時に飛んだドジをしでかしている。でも、ローエングリンが『聖杯グラールの物語』で朗々と父を賛美し、ここぞとばかり自分の出自を誇示して自分を馬の骨呼ばわりした民衆にいひゅ返しをしている。
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養老孟司氏の言葉のように『すでにやってしまった以上は、その結果が良い方に向かう様に後の人生を動かすしかない。』
NHK-FMの《バイロイト音楽祭2011》4日目は舞台神聖祭典劇《パルジファル》。結婚し損ねた白鳥の騎士《ローエングリン》のお父さん、《パルジファル》も子供の時に飛んだドジをしでかしている。でも、ローエングリンが『聖杯グラールの物語』で朗々と父を賛美し、ここぞとばかり自分の出自を誇示して自分を馬の骨呼ばわりした民衆にいひゅ返しをしている。
楽器にも名前を残したワーグナー。金管楽器の中で最も大きいワーグナー・チューバがそれで、ワーグナーよりも前の時代の作曲家であるベルリオーズの管弦楽曲でも、現在では使われているという不思議に出会う。
重低音と言えばパイプオルガンだけど、オルガンを備えたオペラ劇場はあるのか無いのか。重低音が出ていることでオーディオファイルが好きな録音に指折る、ショルティが録音した《ラインの黄金》は冒頭の重低音は実際は楽器の音ではなかったりします。
夏はバイロイト音楽祭。今夜、10時10分からBSプレミアムで「バイロイト音楽祭2011 ローエングリン」が生中継。インターネット配信も行われているけれども、今夜は日本からのネットからのアクセスはチケットがなかなか売れ行き悪いんじゃないかな。それともインターネットどっぷりの人はテレビを所有していない?
ロマンティック・オペラの幕開きとなった歌劇《ローエングリン》は中世の白鳥の騎士と暗黒の魔法使いのお話。ワーグナーが38歳の時の作品で、とある統計にある名曲は30歳代に創造される(山下達郎さんも何かのインタビューで引用されていました)。と云われるように後年の《指環》のような練り上げられたところは無いけれども気持ちの良いオペラで大好きです。