夏、仕事に不満を持つ青年が奉公先から「さすらい」の旅にでてしまう。しかし「どこへ?」、やりたい事に当てがあったわけじゃない。清水のせせらぎに導かれて小川に来ると美しい少女が水遊びをしていた。良いものが観られたありがとうと「小川への感謝」。少女の事を知りたい、でも彼女は既に誰かのものかも知れない。勝手な「疑い」が浮かんでくる。
「朝の挨拶」をしてみた。少女が挨拶を返してくれた。あぁ、とても嬉しい。月が美しいからと誘い出したものの何をどう話して良いやら、おろおろ。ポツポツと会話(の様なもの)をしているとポツポツと雨が降ってきて「雨が降ってきたわね。さよなら、わたし家に帰るわ」