2010-02-12

The Piper At The Gates Of Dawn , Not Stereo

2010-02-12 0

Dear other early Pink Floyd fans,
I present to you Piper in mono (if you don’t already have it). The band mixed it in mono, It’s how the band intended it to sound. You can hear things you can’t hear in stereo. Check it out. The link should be good for a few days.

ステレオの方が優れていると思うのは間違いです。先入観を捨ててまず聴いてみましょう。ピンク・フロイドやビートルズの時代って、録音自体がモノーラルなんだもの。左右に楽器の音が振り分けられているだけの、おもちゃに過ぎません。
1967年というこの年、デヴィッド・ボウイがデビュー。ザ・ドアーズの2枚のロック名盤、「幻の世界」と「ハートに火をつけて」がリリースされたのもこの年です。ローリング・ストーンズの「フラワーズ」が発売されたのも、67年でした。
ローリング・ストーンズの「フラワーズ」はオリジナルアルバムのカタログに載っていないことがある。それは米LONDON(LONDON PS509)が独自編集で発売したレコードだったから、英DECCAからも発売される予定で SK4888 とカタログ番号は存在しています。輸入盤としての英国発売も考えられていたと言いますから正式なプレスはされなかったと思いますからよもやとは思いますけれども、英国プレスのプロモーション盤でもあれば稀少盤でしょう。
わたしにとっては「フラワーズ」のジャケットは印象深いレコードです。「フラワーズ」も女の歓びを教えてくれた、中学のクラスメートのお兄さんのレコードキャビネットにあったと思います。
「フラワーズ」は米国で未発売になっていた曲を中心に独自編集されて発売されました。アルバムの内容は、全12曲でトータル演奏時間が37分ほど。ザ・ドアーズのアルバムも曲数が異なる盤が存在します。
「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」も「スマイリー・スマイル」もアルバムとしてリリースされても、シングル盤で「グッド・ヴァイブレーション」がヒットしています。
「ハートに火をつけて」はシングル曲もアルバムからとしてヒットしますけれども、3分もカットされたりテレビショーで歌う時には歌詞を変えて歌うように指示されていたりと、もしかしたらアルバムの時代はこのあたりに始まるのではないかしら。
「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」は、英国、米国、日本盤共に曲数も曲順も同じ。それって当然じゃない、と言われそう。しかし、ピンク・フロイドの「The Piper At The Gates Of Dawn」は発売国によって違っていたことが良く分かります。
「夜明けの口笛吹き」という日本盤のタイトルは良く知られていますけれども、日本で最初に発売された時のタイトルは「サイケデリックの新鋭」というもの。キャッチ・コピーのようなタイトルですね。プログレッシブ・ロックと言う言葉は一般的では無かったのでしょう、レコード店の人が尋ねられても困らないように「サイケデリック」という表現になったのではないかしらね。
ピンク・フロイドと言えばEMI、HARVEST盤と言いたいところですけれども、英初発は「英COLUMBIA SX6157」でモノーラル盤でした。曲目は次の通り。
UK Version
Album title "Piper at the Gates of Dawn"
1. Astronomy Domine (4:12)
2. Lucifer Sam (3:07)
3. Matilda Mother (3:08)
4. Flaming (2:46)
5. Pow R. Toc H. (4:26)
6. Take Up Thy Stethoscope And Walk (3:05)
7. Interstellar Overdrive (9:41)
8. The Gnome (2:13)
9. Chapter 24 (3:42)
10. Scarecrow (2:11)
11. Bike (3:21)
Total Time: 41:52
これが「米TOWER RECORDS ST 5093」から同年に発売される時には、アメリカの好みに合わせてステレオ化されてリミックスし直されました。勝手にそんなことして良いの〜と声が聞こえてきそうだけれども、サイモン・アンド・ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」が二人の知らない所でレコード会社がエレクトリックギターとドラムスをオーヴァーダビングさせてヒットとなったことはロックに詳しいリスナーは御存知でしょう。
US Version
Album title "Pink Floyd"
Side One:
1. See Emily Play (2:53)
2. Pow.R Toc.H (4:26)
3. Take Up Thy Stethoscope and Walk (3:05)
4. Lucifer Sam (3:07)
5. Matilda Mother (3:08)
Side Two:
6. The Scarecrow (2:11)
7. The Gnome (2:13)
8. Chapter 24 (3:42)
9. Intersteller Overdrive (9:41)
Total Time: 33:06
米国盤の曲順どころか、曲までこれほど違いのあるレコードは珍しいでしょう。アルバムのタイトルはシンプルに「PINK FLOYD」となっています。アルバム全体の時間を35分前後にとどめるのは、当時のアメリカのレコード発売の時の常々行われていたことです。シングルでヒットしていた曲に、アルバム独自の曲がたくさん入れ替えられています。
この「Piper at the Gates of Dawn」は1990年にCD ( CD Capitol/EMI Records 46384 ) で発売される時になって、ステレオ化されて本来の曲順になりました。
レコード会社の主導権が強かった時代、売れなければ仕方がないという関心事でミュージシャンもレコード会社も同じ思いだったのでしょう。最近の音楽はビジネス化しているという人がいるけれども、音楽が生まれた時からビジネス効果を得るために音楽はあるのではないでしょうか。
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