11/19 (Wed)Today's Topics
シューベルトが没した日(1828年)。31年という短い生涯の間に、実に多くの作品を書いた。”歌曲の王”の異名を持つシューベルトは、歌曲集《冬の旅》、《魔王》などドイツ歌曲(リート)がその創作の大半を占める。しかし、単に歌曲を多く書いただけではなく「美しい旋律」を生み出す名手でもあり、それは歌曲の枠を超えて、ピアノ作品、交響曲のジャンルでも十二分に発揮され、今でも世界中のファンを魅了し続けている。
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ウェーバーは、モーツァルトの妻コンスタンツェの父方のいとこ。モーツァルトからしたら、妻の甥っ子ってところだろうけど、モーツァルト夫婦の息子、クサヴァーからはおじさんと言えるんじゃないかな。対面はあったのかわかりませんが、モーツァルトのジングシュピールを真剣に受け継いて、ドイツ語のオペラの扉をしっかりと開いた、片足に障害があったようだがハンサムで、歌声も歌手になれるくらい良かったという。絵画も趣味としていて、素人はだしだった。ウェーバーのレコード表紙にも使われている。しかし、ワインと間違えてエッチング用の硝酸を口にしてしまい、声を失う。モーツァルトと同様、39歳の若さで夭折。指揮者として招かれていたロンドンでの客死だった。コヴェント・ガーデンの墓地に埋葬されたが、彼の音楽的な遺志をつぐこととなったワーグナーの力添えにより、息子マックスに見守られながらロンドンからドレスデンに帰還した。いがいにもドイツオペラの全曲レコードを精力的に残したベーム、カラヤン、ショルティの3人は、このオペラのスタジオ録音を残していない。