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2018-05-21
Chopin Nocturne in mi bemol majeur, Op 9 No 2
2018-05-21
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演奏家にとって最も幸せなことは、現役のまま生涯を終えられることだ。演奏家寿命が最も短いのは、意外なことに管楽器奏者だという。50歳位になると歯と唇が衰え、肺活量が減るからだ。肉体そのものが楽器の歌手は60歳、手が思うように動かなくなる弦楽器奏者は70歳位が限界とされる。その点、棒を振るだけの指揮者と楽器の完成度がとても高いピアニストは、頭脳がはっきりしていれば、80歳でも演奏できるので演奏家としての長寿の人はかなりいる。
長寿のチャンピオンは、101歳を前に他界したピアニストのミエチスラフ・ホルショフスキ(1892〜1993)だ。10歳そこそこで活動を始め、99歳で最後のリサイタルを開いた。実働89年。先生がリストと同門だったので技巧的な作品を得意にしたが、ショパンの優雅な《ノクターン第2番》がお勧めだ。緩やかに歌い語られるが、早いパッセージでの正確な指さばきに目が覚まされる。1989年のパリにおけるリサイタルのライヴ録音盤で、渋味溢れる演奏が聴ける。
アニメ「ピアノの森」では、海外に出た主人公のひとりがピアノの技術が優れていて正確に演奏出来るだけではダメだと教師に注意され、「聴く人を感動させる」とはと悩んでいる。クラシック音楽はスコアに書いてあることを無視して、勝手に崩した演奏は許されない。リストとショパンは親友同士だが、お互いに対照的な道を歩んでいく。優美なショパン演奏ですが、聴衆を熱狂させたというリストの精神も共存している。ホルショフスキのショパンの演奏は、その正答である。
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Eugene Onegin – Lensky's aria 'Kuda, kuda, vi udalilis' (Pavol Breslik, ...
ロシア近代文学の祖アレクサンドル・プーシキン(1799〜1837)の誕生日(ただし、ロシアの旧暦)。ロシア音楽への彼の貢献度は高く、グリンカの《ルスランとリュドミラ》、ムソルグスキーの《ボリス・ゴドノフ》、チャイコフスキーの《エフゲニー・オネーギン》など、ロシア・オペラの名作の多くが、プーシキンの原作から生まれた。
今日聴く音楽は、ロシア・オペラのテノール・アリアの最高傑作、《エフゲニー・オネーギン》のなかの「わが青春は遠く過ぎ去り」。レンスキーとオネーギンは親友だったが、オネーギンがレンスキーのフィアンセに横恋慕したために、ふたりは決闘する破目に。その前にレンスキーが美しく愛おしい日々を振り返って歌う情感溢れるアリアだ。
銃弾に倒れるのはレンスキー。プーシキンがこの物語を書いた時、彼自身が後に妻に言い寄ったフランス人と決闘し、その時の傷がもとで死ぬことを予感していたであろうか。
決闘のアリア。悲痛な歌なのですが、チャイコフスキーの旋律は甘くロマンティック。
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Menuhin - Paganini Concerto No 1 - 3rd Mvt - 1963 to 1934!
日本だと小学2年生ぐらいで大指揮者たちと共演した神童、メニューイン。彼が生まれた頃にレコードが商業化され、そのレコードづくりにひっぱりだこ。同じく、鍵盤の獅子王と呼ばれたピアニストのバックハウスは、演奏会や録音、そして社交界のパーティに引っ張りだされて練習する時間さえなかった、と後年に言っていた。しかし、メニューイン少年が神童を発揮してヴァイオリン音楽のレコードを作ったことが、わたし達が今クラシック音楽とふれあう原点となったのだから。
ヴァイオリンは演奏する姿でも分かるように、肉体 ― 特に左手に不自然なほど無理を強いる楽器だ。そこに様々な難技巧を加えて多彩な音楽を弾けるようにしたことで近代ヴァイオリン奏法の開拓者と呼ばれるのが、イタリアのニコロ・パガニーニ。
「悪魔に魂を売って超絶的な技巧を身に付けた」と言われる彼の魔神を思わせる演奏は、全ヨーロッパの聴衆を熱狂させたという。ピアノのリストといい勝負である。
若い頃、名声を得ると恋と賭博に耽る生活を送ったパガニーニだが、19世紀の初めに、それまでにはなかった高度で多彩な奏法や技巧を開発して、それを自分の作品に生かした演奏で人気を博した。代表作とされる2曲のヴァイオリン協奏曲のうち、20歳代の終わりに書かれた第1番を聴こう。「ロンド」という舞曲の形式を用いた最終楽章にも、目くるめくような技巧がふんだんに盛り込まれ、サーカスで繰り広げられる曲芸を見ているようなスリリングな感動を与えてくれる。
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2018-05-18
Brahms - Symphony n°4 - Philharmonia / Karajan
2018-05-18
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熊本は突然の豪雨。霧の都ロンドンでは、刑事コロンボでもシンボルのように傘が小道具となっていた。トルコでは雨が降り出しても傘をさして帰宅を急ぐ人はいないようだ。日本ではコンビニで傘が買えるから、お国柄の違いも感じる。カラヤンはブラームスをレパートリーとしていたが、ドイツ音楽を支えているというシンボリックなことでもあったようだ。自身がたくさんレコードを出すことが、フルトヴェングラーなどの古い録音は消えていくと考えていた。その希望が無理だと悟って世を去ったみたいなものだが、そのフルトヴェングラーの亡霊が立ち去らなかった、ベルリン・フィルでの録音は慎重だった。それ以外では単発的にブラームスのレコードが多い。SPレコードで最初の全曲録音でもあったし、フィルハーモニア時代の4番は素晴らしい。のちのベルリン・フィルとの録音には貫禄が刻まれたが、ステレオ録音初期のモノラルとの互換もあった奥行き感が今日の天気に似合う。
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2017-09-16
DE DGG 2709 093 ハーガー モーツァルト・羊飼いの王様
2017-09-16
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- Record Label
- BLUE LINE
- Recording&Weight
- STEREO 3枚組 (110g/110g/110g)
- Release&Stamper
- 1974
Detail URL: DE DGG 2709 093 ハーガー モーツァルト・羊飼いの王様
2014-03-29
へそ出しはダメ - ジャッキー・チェンのダブル・ミッション Spy Next Door
2014-03-29
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へそ出しはダメ
2010年の映画だから、すっかり定着した言い回し。本編3分11秒のセリフ。『へそ出し』という表現は日本だけだろうから、本来のニュアンスは違うのだろうけど。おへそはインサイドと言っているので、シャツはパンツの中にという意味合いだろうか。
2014-01-21
行政が悪い。だから世の中変なことばかり起こるんだ。そうは言っても周りを観てご覧よ。夜が終われば朝には陽が昇る。
2014-01-21
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ウジ虫ってのはドブのような汚えところに沸くもんだ。
どうでぇ、この世の中は。こんなきたねぇ世間にしたのは、お上じゃないのかい。
そううそぶいて捕らわれた。“鬼平犯科帳 第1シリーズ第3話 蛇の目”のクライマックス。
ストーリーは、ある盗賊団の頭が死んだ。これまでまっとうな(?)盗人団だったので鬼平も厳しくは観ていなかった。残された子分は、頭がこれまで溜め込んでいたはずの大金を探すが見つからない。
とうとう、新しい頭を立てて押し込み働きをするようになった。そうなると鬼平も黙って見過ごせない。事前に押し込む家を知った鬼平は、女籠に乗せて配下を潜入させる。帰り籠には大金を載せ、付き添いの装いで家の主を逃した。
それを知らずに盗賊団は押し入った。そこに、鬼の平蔵が待っていた。
後日、同心酒井が浮かぬ顔をしている。
「あの言葉が耳に残って仕方がありません。」鬼平はそれに答える、「盗人にも三部の道理というもんだ。あの女を観てみろ。蛇の平十郎に捨てられても、もう立派に生きている。」
その後で、名言として「俺のやり方は行き過ぎだと、上から避難されるだろう。どうお裁きを受けることになるかわからないけど、今の江戸じゃ。俺がしないで誰がやれる仕事だ」に注目が行きがち。でも、わたしはその前の女を眺めながら軽い口調で言った言葉に真の返事があると感じる。
ドブのような世間でも、弱い女は汚れてでも生きているんだ。
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どうでぇ、この世の中は。こんなきたねぇ世間にしたのは、お上じゃないのかい。
そううそぶいて捕らわれた。“鬼平犯科帳 第1シリーズ第3話 蛇の目”のクライマックス。
ストーリーは、ある盗賊団の頭が死んだ。これまでまっとうな(?)盗人団だったので鬼平も厳しくは観ていなかった。残された子分は、頭がこれまで溜め込んでいたはずの大金を探すが見つからない。
とうとう、新しい頭を立てて押し込み働きをするようになった。そうなると鬼平も黙って見過ごせない。事前に押し込む家を知った鬼平は、女籠に乗せて配下を潜入させる。帰り籠には大金を載せ、付き添いの装いで家の主を逃した。
それを知らずに盗賊団は押し入った。そこに、鬼の平蔵が待っていた。
後日、同心酒井が浮かぬ顔をしている。
「あの言葉が耳に残って仕方がありません。」鬼平はそれに答える、「盗人にも三部の道理というもんだ。あの女を観てみろ。蛇の平十郎に捨てられても、もう立派に生きている。」
その後で、名言として「俺のやり方は行き過ぎだと、上から避難されるだろう。どうお裁きを受けることになるかわからないけど、今の江戸じゃ。俺がしないで誰がやれる仕事だ」に注目が行きがち。でも、わたしはその前の女を眺めながら軽い口調で言った言葉に真の返事があると感じる。
ドブのような世間でも、弱い女は汚れてでも生きているんだ。
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2014-01-14
アナログレコード通販★カラヤン、ベルリン・フィル シューベルト:交響曲第9番《グレート》ブルーリング・ラベル
2014-01-14
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☆通販レコード☆
【交響曲】
Herbert von Karajan , Berlin Philharmonic Orchestra – Schubert : Symphony No.9 – Deutsche Grammophon 139 043
フルトヴェングラーがベルリン・フィルと録音した1951年の録音 — このレコードでは交響曲第7番と表記されていた — でも第3楽章は長すぎる。カラヤンはここで、筋肉質な豪快さと中間部を優雅な対比で聞かせる。ただ第2楽章がこちらは平面すぎる。全体にダイナミックで押し切る構成感は小気味良い。
さらりとした各楽章の入りと、後切れの良い終止はカラヤンならではの個性が出ています。初発は1969年。
エンジニア:ギュンター・ヘルマンス
録音:1968.9.24,26,30 ベルリン イエスキリスト教会
溝あり、ブルーリング・ラベル
商品番号 34-14286
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【交響曲】
Herbert von Karajan , Berlin Philharmonic Orchestra – Schubert : Symphony No.9 – Deutsche Grammophon 139 043
品番 | 34-14286 |
---|---|
レコード番号 | 139 043 |
作曲家 | フランツ・シューベルト |
指揮者 | ヘルベルト・フォン・カラヤン |
オーケストラ | ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |
録音種別 | STEREO |
ジャケット状態 | EX |
レコード状態 | M- |
製盤国 | DE(ドイツ)盤 |
グレード(交響曲) | レギュラー |
弦楽の唸るアンサンブルが豪快
シューベルトの《ザ・グレート》は今でも、第何番になるのか明確ではないまま。一般には第9番と認識されるようになるのがカラヤンがベルリン・フィルと録音した当番がリリースされた時分から。フルトヴェングラーがベルリン・フィルと録音した1951年の録音 — このレコードでは交響曲第7番と表記されていた — でも第3楽章は長すぎる。カラヤンはここで、筋肉質な豪快さと中間部を優雅な対比で聞かせる。ただ第2楽章がこちらは平面すぎる。全体にダイナミックで押し切る構成感は小気味良い。
さらりとした各楽章の入りと、後切れの良い終止はカラヤンならではの個性が出ています。初発は1969年。
エンジニア:ギュンター・ヘルマンス
録音:1968.9.24,26,30 ベルリン イエスキリスト教会
溝あり、ブルーリング・ラベル
商品番号 34-14286
価格 | 通販価格 |
今回価格 | 2,500円 |
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2013-09-29
長いこと使っているバックグラウンドパターン
2013-09-29
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Webサイトを定期的に更新を始めた頃に使い始めた、バックグラウンド・パターン。ファイル製作日は2,007年11月18日となっている。
微妙にスクエアではないので、何かから切り出して使ったのが始まりだったろう。
さしあたってのパターンが必要だったからだったろう。
今から6年ほど前を長いか、短いか。
でも、その頃はブログにアップできる画像容量は少なかった。カスタマイズも不自由で、自前のサーバーからリンクを貼っていました。ロゴや、このパターンがそう言うファイルでした。
一時的なつもりだったけど、これを元にバリエーションを作ってきたこともあって今では愛着ぶかいパターンです。
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