記事「オーケストラ・ビルダー、ポール・パレーの名盤 デュカス、ラヴェル、シャブリエ、リスト、ラフマニノフ」が総合記事ランキング33位になりました!
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品番 | 34-25527 |
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レコード番号 | 6500 017 |
演奏者 | ロベルト・ミケルッチ |
作曲家 | アントニオ・ヴィヴァルディ |
オーケストラ | イ・ムジチ合奏団 |
録音種別 | STEREO |
ジャケット状態 | M- |
レコード状態 | M- |
製盤国 | NL(オランダ)盤 |
グレード(協奏曲) | ミディアム |
RecordLabel | RED WITH WHITE LETTERING |
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Recording&Weight | STEREO (110g) |
Release&Stamper | 1970 |
ロベルト・ミケルッチ時代のイ・ムジチ3回目の「四季」セッション録音。アーヨ盤があまりに高名で陰に隠れた感がありますが、ミケルッチも華やかな音色で知られたイタリアの名手。こちらも間違いなく名盤です。 |
“魔法のピアニズム”と驚嘆されたイタリアの巨人、アルトゥーロ・ミケランジェリ(1920〜1995)が没した日である。彼にはいろいろなあだ名が付けられた。天才・鬼才・奇人・変人のほかに、完璧主義者、キャンセル魔、インタビュー嫌いというのもあった。とにかく、破天荒な天才であった。
ミケランジェリの両の手で紡がれる“万華鏡の響き”と歌心の素晴らしさに、曲がなんであれ、聴衆の全てが金縛りになったものだ。彼の神秘的な魅力が最も発揮されたのが、印象主義音楽のドビュッシーの代表作《前奏曲集第1巻》(1910年完成)にほかならない。その第1曲「デルフの舞姫たち」は、古代ギリシヤの神殿を飾る3人の舞姫の彫刻を観て書かれた厳かな音楽。詩の傑作を達人の朗読で味わうようなミケランジェリの演奏で聴くと、名曲も名演も人智を超えた魔境で生まれるのかもしれないと思えてくる。