2010-03-15

サイトウ・キネン・オーケストラ 2009 ・・・ 秋の夜に演奏されたラヴェルを、春の宵に聴くのも味わいのあるものです。

2010-03-15
昨年の秋に生中継された「小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ 2009」が今日(2010年3月15日、月曜日午前1時から3時まで)、NHK BS-2で放送されています。
曲は
  • ラヴェル:道化師の朝の歌 
  • ラヴェル:シェエラザード クリングゾル作詞 スーザン・グラハム(メゾ・ソプラノ)
  • ブラームス:交響曲第2番 ニ長調
フランス歌曲。中でもラヴェルのシェエラザードは、初夏の海の精と風の精との戯れを表現しているような管弦楽伴奏の歌曲。はじめてこの曲に感心したのはブーレーズ盤でCDがはじめて発売された時でした。CBSソニー盤で、3,800円だったと思います。1枚1枚が高いのも認めて貰ってた上であったのだけれども、ひと月のレコード代、CD代は上限10万円だったのを毎月12万、13万円にいつもなっていてひと月分の支払いをまとめてする時に注意されっぱなしでした。
10万円はお互いに貸し借りとして相殺できたのですけれども、それからはみ出ると現金の支払いが生じるので面倒をかけてばかりでした。
さて演奏の鑑賞感。
去年だったら3月にはさくらが満開だったのでとても似合った放送になったことでしょう。日中の天気も悪くなくて今日は暖房はいらないまでも、気温は低め。少々冷めて曲が過ぎ去ってしまいました。空気の感触が曲を聴く時に作用することがあります。ラヴェルの歌曲には、そういう影響は出てくるみたい。聴きたいなあとレコードを手にしても、ラヴェルの曲はレコードを選び直すことも良くあります。
欧米のブラームスは格段の違いがあるけれども、サイトウ・キネン・オーケストラの核は音色は様々なのに、弓が綺麗に揃っている弦楽器陣。サイトウ・キネン・オーケストラを印象づけたブラームスの交響曲に、小澤征爾さんと再び着手。全交響曲に、今回はヴァイオリン協奏曲と二重協奏曲の録音も望みたいところです。
現時点では新しいブラームスの交響曲にどう評価を与えて良いのか分からない。あなたもそうではありませんか?頑張れ!小澤征爾さん。


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