2025-04-14

記事「§母との思い出を増やすコロナ禍 ― アナログレコードの文化を守る OYAG SOUND 店主のノート」が総合記事ランキング35位になりました!

2025-04-14 0
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記事「New Released ― 「Frame」〜大事な人と歩いている喜びを永遠に願おう」が総合記事ランキング36位になりました!
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時代背景も伝わってくる稀有な存在のレコード◆ゼルキン、小澤征爾指揮ボストン響 ベートーヴェン・ピアノ協奏曲5番「皇帝」

通販レコードのご案内デジタル録音専門のレーベル「テラーク」の中では例外、レコード芸術で称賛された皇帝。日本では評価芳しくないゼルキンが意地を聴かせたとでも言える名演。

《独ダーク・レッド・ラベル盤》DE TELARC DG 10065 ゼルキン&小澤 ベートーヴェン・ピアノ協奏曲5番「皇帝」

 晩年のルドルフ・ゼルキンが、若き小澤征爾との信頼関係に結ばれた名盤。小澤のバックアップは絶妙で、ドイツ的な、とても優しくて温かい演奏に仕上がっています。テラーク盤となると、オーケストラに重厚感もっとあっても、いいと欲求も感じますが、これがこの頃の小澤。ゼルキンも、晩年、流石に、タッチに心もとない処もありますが、いつものように、全霊、慈愛、気合いに満ちた良心と迫力の名演奏。デジタル録音への興味のほどはわからないが、記録されたピアノの音には心に響くものがあったのではないかと、デジタル録音の数々に聴こえるようです。  ゼルキンの伝え聞く生き様からの印象からは、もっと剛直な演奏をイメージしますが、そんなことはなく温和、柔弱な感じ。
DE TELARC DG-10065 ゼルキン&小澤 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲5番「皇帝」
ちからが入って欲しいところでもふわっと弾かれてしまうので、ゼルキン晩年の靜かな境地か。よくも悪くも指揮者の音楽づくりに合わせて会話し、その中で表現をする人なのでゼルキンの閃きのようなものを捕らえようとしても、小澤のベートーヴェン合わせて、ゼルキンが微笑みながら弾いている姿が見えるようです。
 ゼルキン79歳、小澤47歳。あの巨匠ゼルキンが自ら小澤を指名したという噂も聞こえてきたこともあり、録音が発売されるとレコード芸術誌でも、日頃小澤に対して厳しい評をくだす宇野功芳氏も、「小澤の伴奏指揮も素晴らしく、音楽性の高さが評価される」と応援を露わにした。
1981年1月ボストン、シンフォニー・ホール録音。
■デジタル・ステレオ録音、優秀録音、名演。
 フランスのオーケストラでカラヤンの秘蔵っ子、ムターとカラヤンがレパートリーにしていないスペイン音楽を録音したり、ベルリン・フィルでカラヤン薬籠中のチャイコフスキーの録音は今でも耳に鮮やかに蘇ってくる。1980年代に入ると、小澤征爾は次代を担う指揮者と評されて活動の国際化も進み、レコーディングもさらに増えることに。テラーク・レーベルからのお誘いもカラヤンのバックアップとして注目を受けていた時期でもあり、デジタル録音の発展に関心を注いだのだと思う。時にカラヤン風に見栄をきったりと、発展途上の若い指揮者に期待を寄せて、その成長を追っていくのは面白い。  ソリストに遠慮がちに寄り添う小澤の気質の一面が録音として出ている、第2楽章の静寂から一転喜びの爆発のような躍動的なロンド主題の提示では、ゼルキンの強い打鍵によるピアノの和音が素晴らしい。第3楽章などはオーケストもよく鳴ってはいるが、もう一つ力強さが欲しいのは、録音の所為なのかも知れない。テラークの録音は、ワンポイントマイクを基本としているということを聴いたことがあり、当時点のノウハウが、この《皇帝》には良さとして表れている。単純な音型の繰り返しでも音楽の喜びや意味が伝わってくる生命力と輝きに満ちたピアニズムで、このピアノの透明な音色を捉えたテラーク録音にも感心する。
 1978年にオハイオ州クリーヴランドで創立されたデジタル録音専門のレーベル「テラーク」の10周年記念企画。しかし、当時の地方レコード店内でも常連客の反応は二分した。「テラーク盤を聴くよ」という畏まったサンプル盤の試聴会のはじめ方にも問題はあったのだろうが、DECCAの「オルガン交響曲」はスピーカーの前にタオルを置くと重低音で揺れるだの、テラーク盤で針飛びしてスピーカーが壊れる恐れがあるなどと言った話題が、ハイエンドオーディオと混同されて論じ合っていたぐらいの時代です。

通販レコード詳細・コンディション、価格

プロダクト

  1. レコード番号
    DG 10065
  2. 作曲家
    ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
  3. 演奏者
    ルドルフ・ゼルキン
  4. オーケストラ
    ボストン交響楽団
  5. 指揮者
    小澤征爾
  6. 録音種別
    STEREO

販売レコードのカバー、レーベル写真

DE TELARC DG-10065 ゼルキン&小澤 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲5番「皇帝」

DE TELARC DG-10065 ゼルキン&小澤 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲5番「皇帝」

RED WITH BLACK LETTERING, STEREO DIGITAL 1枚組 ( 140g ), 見開きジャケット、優秀録音。

コンディション

  1. ジャケット状態
    M-
  2. レコード状態
    M-
  3. 製盤国
    DE(ドイツ)盤

オーダー・リンクと販売価格

詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。
 
オーダーは品番 / 27759
販売価格5,500円(税込)
「クレジットカード決済」「銀行振込」「代金引換」に対応しております。

通販レコードの購入にあたって・確認とお問い合わせは

プライバシーに配慮し、会員登録なしで商品をご購入いただけます。梱包には無地のダンボールを使用し、伝票に記載される内容はお客様でご指定可能です。郵便局留めや運送会社営業所留めの発送にも対応しております。
入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。

2025-04-13

ハレルヤ ― メサイヤが初演された日 イースターの名作クラシック音楽

2025-04-13 0
4/13 (Sun)
Today's Topics
ヘンデルのオラトリオ《メサイヤ》の初演がダブリンで行われた日(1742年)。オラトリオとは、宗教的な題材による音楽劇で、オペラのように衣装や舞台装置は用いない。初演時は復活祭前の「四旬節」にあたり、カトリックでは娯楽にあたるとして、オペラの上演も禁止されていたが、オラトリオは例外であった。そこで本作が作曲され、初演は大成功。今では年末に演奏されることも多く「ハレルやコーラス」も有名。



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2025-04-12

おてもやんブログのブログ「アナログレコードの魅力✪昭和の名盤レコードコンサートでご体験ください」が総合ブログランキング8位になりました!

2025-04-12 0
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記事「名曲名盤縁起 ベートーヴェンが人前で演奏した最後の作品 ベートーヴェン〜ピアノ三重奏曲第7番《大公》より第1楽章」が総合記事ランキング30位になりました!

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金と銀 「農民の踊り」であったワルツを洗練された宮廷音楽に昇華した第一人者ヨーゼフ・ランナーとランナー・ファミリー

4/12 (Sat)
Today's Topics
オーストリアの作曲家、ヨーゼフ・ランナーが生まれた日(1801年)「ウインナ・ワルツ」といえばヨハン・シュトラウス1世をはじめとするシュトラウス家の存在が大きいが、当時ランナーの作った楽団はウィーンで絶大な人気を誇っていた。それまでは「農民の踊り」であったワルツを洗練された芸術音楽の分野にも取り入れ昇華させた人物として、欠かすことができない存在である。

2025-04-11

アルゼンチンの才能が支える21世紀クラシック音楽界 ― 音楽教室の肖像画に並ぶ日も近い今一番のトレンド作曲家

2025-04-11 0
4/11 (Fri)
Today's Topics
アルゼンチンの作曲家、ヒナステラが生まれた日(1918年)。ブラジルのヴィラ=ロボスらと並び、20世紀ラテンアメリカを代表する作曲家のうちの一人。作品には祖国アルゼンチンに関連するものが多く、農村の生活を民謡を使いながら描いたバレエ音楽《エスタンシア》や、民謡を用いずアルゼンチンを想起させるチェロとピアノのための《パンペアーナ第2番》など、様々なジャンルの作品を残した。

記事「名曲、名演、名録音を満喫◉アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団 レスピーギ・ローマの噴水/ローマの松」が総合記事ランキング26位になりました!

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CDはアマゾンで購入できます。
レスピーギ:ローマの噴水
アンセルメ(エルネスト)
ユニバーサル ミュージック クラシック
2002-12-18

アンセルメならではのテンポ設定のうまさが光る明晰さ、
明るいカラフルな響きのなかにもくっきりとした陰影 ―
説得力のある演奏。
火事により失われしまう
ヴィクトリアホールの美しい響き
見事にとらえた優秀録音。

録音空間を堪能するヴィンテージレコードレスピーギの華麗なオーケストレーションを忠実に再現した、アンセルメの模範的演奏。

GB DECCA SPA227 アンセルメ レスピーギ・ローマの松/ローマの噴水
GB DECCA SPA227 (指揮)エルネスト・アンセルメ (管弦楽)スイス・ロマンド管弦楽団 (曲目)レスピーギ・ローマの松/ローマの噴水

「アッピア街道の松」に古代ローマの楽器をイメージして指定されているバンダのブッチーナ(Buccina)はサクソルン族を使用しています。


レスピーギの代表作、ローマの松とローマの噴水は、カラフルでダイナミックなオーケストレーションで有名だが、本盤は、アンセルメ&スイス・ロマンド管弦楽団の名コンビの演奏で、デッカの鮮明な録音も手伝い、レスピーギのオーケストレーションがくっきりと浮かんでくる。演奏のほうも説得力がある。 オーケストラは音程が不正確だったり、縦の線がずれていたりといった乱れもありますが、アンセルメならではのテンポ設定のうまさが光る明晰さ、明るいカラフルな響きのなかにも陰影をくっきりとつけていて、フレンチスタイルの鄙びたバソンの響きも古典的な雰囲気にうまく合っていました。 なお「アッピア街道の松」に古代ローマの楽器をイメージして指定されているバンダのブッチーナ(Buccina)はサクソルン族を使用しています。水牛の角のような形状の金管楽器でバルブやピストンもなく自然倍音を奏でるしか無い、この楽器は1930年代にドイツのアレキサンダー社によって復元されナチスドイツの親衛隊が吹いている写真も存在しますが、レスピーギがこの楽器の音を実際に聞いたのかという事実はわかりません。現実のスコアには自然倍音以外の音も記譜がされており、レスピーギ自身は、ソプラノとテナーについてはフリューゲルホルン、バスについてはユーフォニウム若しくはバリトンを想定していたようです。

1963年1月スイス、ジュネーブのヴィクトリア・ホールでの録音。火事により失われてしまったヴィクトリアホールの響きを見事に捕らえた録音も良く、オルガンの重低音にうまく乗ったオーケストラの響きが空間に豊麗に拡散していく様子がはっきりとわかります。

伝説のホールで幾多の名録音が生み出された ― ジュネーヴのヴィクトリア・ホールは優れた音響を誇るうえに、レコーディング・スタジオとしても最適でした。指揮台の頭上に吊るしたデッカツリーといわれる3本のマイクロフォンのみで収録されたにもかかわらず、圧倒的な色彩感と空間性が再現されています。

レコード・クレジット・アンド・ノート

プロダクト

レコード番号
SPA227
作曲家
オットリーノ・レスピーギ
オーケストラ
スイス・ロマンド管弦楽団
指揮者
エルネスト・アンセルメ
録音種別
STEREO
製盤国
GB(イギリス)盤
BLUE WITH SILVER LETTERING, STEREO 1枚組 (120g), Stamper 1W/2W

レコードのカバー、レーベル写真

  • GB DECCA SPA227 アンセルメ レスピーギ・ローマの松/ローマの噴水
  • GB DEC SPA227 アンセルメ レスピーギ・ローマの松/ロー…

レーベル・ガイド

SPAシリーズ》英DECCA社の廉価版シリーズは、1960年前後に第1の廉価盤シリーズ「Ace of Clubs/Ace of Diamond」を発売します。その後、1970年代に入ると第2の廉価盤シリーズ「Eclipse」を発売します。そして、第3の廉価盤シリーズとして「The World of Great Classics」として「SPAシリーズ」を発売します。本盤は、その第3の「SPAシリーズ」なのですが、クラシック入門編といった趣で演奏者の全然違う録音を組み合わせた編集も多く、コレクション的には価値が低いものの、音質的にもSXLシリーズより僅かスッキリした感はありますが、DECCA社らしい高音質(Hi-Fi)となっています。同じソースでも、SXLオリジナルの1/5~1/10程度の費用で入手できるので、コストパフォーマンスの高い盤としてオススメできます。

名曲名盤縁起 上皇陛下の結婚記念日 世界中が傑作と讃える日本の名マーチ 團伊玖磨〜《祝典行進曲》

名曲名盤縁起 上皇陛下の結婚記念日 世界中が傑作と讃える日本の名マーチ 團伊玖磨〜《祝典行進曲》



平成天皇ご成婚パレード ― 1959年4月10日

平成天皇ご成婚パレード 團伊玖磨 祝典行進曲 1959(昭和34)年のこの日、上皇天皇のご成婚があった。当時皇太子の妃になったのは、テニスが縁で結ばれた正田美智子さん。初の民間からの皇室入りだった。婚儀の後にお披露目パレードがあり、それを日本テレビが初めてカラーで生放送するというので、当時「現代の三種の神器」と呼ばれていたテレビが爆発的に売れた。  パレードを迎える歓声のなかで流れたのが、團伊玖磨の《祝典行進曲》である。28歳の時に作曲した歌劇《夕鶴》でクラシック作曲界の寵児になっていた團は、心をこめて祝賀のために晴れやかで素晴らしくノーブルな、このマーチを贈った。  その後《祝典行進曲》は1964年の東京オリンピックの入場式で演奏されて、世界中で演奏される2番目に有名な日本のマーチになった。では、1番は?  今もパチンコ店の定番曲、瀬戸口藤吉の行進曲《軍艦》。外国の軍楽隊なども演奏する、この2曲が日本が誇る〝クラシカル・マーチ〟なのだ。

新祝典行進曲
團伊玖磨
EMIミュージック・ジャパン
1993-04-14


CDはアマゾンで

フル・オーケストラが高らかに奏でる日本の行進曲。 書き下ろし作品を含む、まさに「日本人作曲家によるマーチ傑作選」! 世界の名門オーケストラ、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団と武藤英明指揮による日本の代表的な行進曲集です。特に注目は、作曲者高井達雄が当アルバムのために書き下ろした「鉄腕アトム」。半世紀を経て、新たな魅力を持って蘇るサウンドをお楽しみください。また、20世紀後半日本の作曲家井の中心を担った團伊玖磨(「祝典行進曲」)と黛敏郎(「スポーツ行進曲」)のオリジナル編曲は初のCD化です。その他にも「軍艦行進曲」や「オリンピック・マーチ」など、まさに「世界に冠たる日本のマーチ」集が出来上がりました。 東京オリンピックやスポーツ・シーン、祝典式など、日本の重要な場面を彩ってきた行進曲がオーケストラの輝かしく重厚なサウンドで蘇ります。
https://amadeusrecord.ti-da.net/e12920956.html
4月10日は黛敏郎の命日と、掲載している音楽ブログも少なくないですが、そのブログやホームページオーナーがどの派閥なのか、感じられるな。

初夏に生まれたお友達に贈るプレイリスト

初夏に生まれたお友達に贈るプレイリスト


https://ongaku.yoka-yoka.jp/e2359123.html

2025-04-10

「題名のない音楽会」が発足した意義。それがある故、長寿番組の力となっている。

2025-04-10 0
4/10 (Thu)
Today's Topics
20世紀を代表する邦人作曲家の一人、黛敏郎が没した日(1997年)。10歳代で第二次世界大戦を経験しながらも、モーツァルトに憧れていたという。電子音楽など当時の前衛音楽を吸収することも厭わず、それどころかジャズをはじめあらゆるジャンルの音楽への関心を持つ。独特の配置と仏教の声明を取り入れた《涅槃交響曲》のような芸術音楽の追求と、一方で200近い映画音楽も作曲した。初代「題名のない音楽会」の司会者でもある。



アクセス数トータル10万直前。〝キリ番〟10万アクセスを踏むのは誰だ。

初夏に生まれたお友達に贈るプレイリスト


https://amadeusrecord.ti-da.net/e12674499.html

平成版名曲新百選◉思い出がある流行歌、令和に受け継ぐ歌謡曲。あなたが薦める昭和の名曲を投票して下さい。

https://amadeusrecord.ti-da.net/e12615595.html

2025-04-09

万物照応 ― Correspondances

2025-04-09 0
4/09 (Wed)
Today's Topics
フランスの詩人、ボードレールが生まれた日(1821年)。「巴里の憂鬱」、「人工楽園」などが知られ、とりわけ「悪の花」で語られる「照応」の概念はのちの象徴派を牽引するヴェルレーヌ、マラルメ、ランボーらへ大きな影響を与えた。音楽家でも、ドビュッシーやフォーレらがボードレールの詩に曲を付けている。


2025-04-08

記事「個性は普段着から*イダ・ヘンデル、ベルグルンド、ボーンマス響 シベリウス&ウォルトン・ヴァイオリン協奏曲」が総合記事ランキング18位になりました!

2025-04-08 0
記事「個性は普段着から*イダ・ヘンデル、ベルグルンド、ボーンマス響 シベリウス&ウォルトン・ヴァイオリン協奏曲」が総合記事ランキング18位になりました!
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記事「名曲新百選◉歌のヒットで柳並木が復活 東京行進曲〜佐藤千夜子・朝ドラにもなった流行歌手第1号の金字塔、昭和の歌謡曲第1号」が総合記事ランキング28位になりました!
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記事「【500円均一】細菌、飛沫ウイルスなど空気中の微細物質を防ぐ ― 抗菌や防塵に効果的な三層構造の不織布サージカルマスク」が総合記事ランキング29位になりました!
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歴史的解釈と現代的解釈を見事に融合 ムーティ ブルスカンティーニ フレーニ ドニゼッティ 歌劇「ドン・パスクワーレ」

歴史的解釈と現代的解釈を見事に融合 ムーティ ブルスカンティーニ フレーニ ドニゼッティ 歌劇「ドン・パスクワーレ」 https://amadeusrecord.ti-da.net/e12673077.html 腹抱えて笑えるオペラ。結婚式での大騒動。リズムとダイナミクスの魔術師、ムーティがなせた名盤。


4/08 (Tue)
Today's Topics
イタリアの作曲家ドニゼッティが没した日(1848年)。ドニゼッティといえば、偽の惚れ薬をめぐって繰り広げられる恋愛物語「愛の妙薬」の作曲家として知られる。ヴェルディが活躍する前の19世紀初頭、ロッシーニやベッリーニらと共にイタリア・オペラを牽引した。生涯で70にのぼるオペラを作り、他にも「ルチア」「連隊の娘」など、今もなお世界中で上演されている。


抱腹絶倒のギャグ・オペラが歴史を超えて現代に顕現!

CDはアマゾンで購入できます。

声楽というもののテクニックの世界のひとつの頂点が、
ベルカント・オペラだ。
その中でも抱腹絶倒のギャグ・オペラ
が「ドン・パスクワーレ」。
オペラで腹を抱えて笑いたい人は、
ぜひとも楽しんでほしい!

デジタル録音の恩恵で、
キングズウェイ・ホールの美しい響きが、
空気感までも正確に再現されます。

ドン・パスクアーレの茶番に鋭いウィットと穏やかな感情をもたらした名演。

  ロッシーニ、ベッリーニとドニゼッティの3人は、19世紀前半のイタリアオペラを代表する作曲家としてベルカントオペラの全盛期をリードしました。その中でガエターノ・ドニゼッティ(Gaetano Donizetti/1797年-1848年)は『愛の妙薬』『連隊の娘』『ドンパスクワーレ』などの喜劇的なオペラを書く一方で、『アンナ・ボレーナ』『ルクレツィア・ボルジア』『ランメルモールのルチア』などの悲劇的なオペラも遺しました。  19世紀初頭のオペラ・ブッファ(喜劇的オペラ)は、『セビリアの理髪師』もそうですが、年配の金持ち男が若い娘に手を出し、彼女とその恋人、彼らの恋の成就を助ける知恵者の三人にコテンパにやられるという物語が結構存在します。70歳の資産家が若い娘と結婚しようとして痛い目に会う、ドニゼッティが晩年に作曲した傑作『ドン・パスクワーレ(Don Paspuale)』も同じ系統といえるでしょう。台本はジョヴァンニ・ルッフィーニが急いで書いたものを、ドニゼッティ自身が手を加えて完成したとされています。

抱腹絶倒の結婚大作戦!綺羅星のごとき歌手が繰り広げるオペラ・ブッファ

 ドン・パスクワーレは資産家ですが、頑固な70歳。日頃から、医師のマラテスタは彼を訝しく思っていました。そんな二人の間で若い恋人同士が翻弄させられるドタバタ劇。彼は、甥のエルネストに「遺産を譲るから、縁談を受けてくれ」を勧めています。しかし、エルネストは「恋人(ノリーナ)がいるから縁談は受けられない」と断ります。  甥エルネストとノリーナの結婚をマラテスタがお膳立てしようとしていることを知ったパスクワーレが、一行に一泡ふかさようとして逆に策略にはまり、「エルネストとノリーナの結婚が認められた」ところでハッピーエンドで幕となる、誰かが悪役という立場でもない物語。  主人公と母親との思い出をぶち壊しにするノリーナと、主人公の主治医マラテスタとの関係も何か怪しいし、彼女の恋人でドン・パスクワーレの甥エルネストは「甥っ子は役立たず、ご老人の悩みの種」と合唱で歌われるようにボーっと生きている。そして主人公のドン・パスクワーレが彼らにもまして、70歳なのに子供のまま。過去の思い出にしがみつく、こんな人たち、現実にいるよね。と呟きたくなる。リアルな登場人物たちの『ドン・パスクワーレ』は現代につながる身近な要素も満載で、1843年にパリで初演されて以来、エイジハラスメント的なところが内容から伺われても、ドニゼッティ作曲の美しい音楽と共に、今なお世界中で愛されています。

《仏ニュー・ニッパー盤》FR VSM 1434363 ムーティ ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクワーレ」

FR VSM 1434363 ムーティ ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクワーレ」
 新型コロナウイルス感染拡大防止でウィーン・フィルも演奏会の実行に頭を悩ましていました。バイロイト音楽祭は、2020年の開催を中止すると決定。2021年のウィーンから新年を祝う、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートは、史上初めて、無観客でのコンサートとなりました。指揮台に立ったのはリッカルド・ムーティ。  ウィーンでは、1973年に「アイーダ」を指揮して以来、国立歌劇場の演奏を担当しているウィーン・フィルと良好な関係を維持しています。国立歌劇場総支配人マイヤーも、2008年の「コシ・ファン・トゥッテ」後、疎遠になっているムーティに対して、諸手を挙げて歓迎すると語っています。  長年ウィーン・フィルがホスト役を担っている夏のザルツブルク音楽祭に、カラヤンの招きに応じて、1971年に「ドン・パスクワーレ」でデビューして以来、親密な関係を築いています。  2014年9月にローマ歌劇場の終身名誉指揮者を辞任した後、一説にはイタリア大統領に?などというスケールの大きな噂も流れ、何かと話題を提供しているムーティですが、イタリアでは、自らが創始したルイジ・ケルビーニ・ジョバニーレ管弦楽団での後進の育成に専念し、イタリア歌劇場のいかなるポストにも就かないと断言しました。すでにフィレンツェで12年間、ミラノで19年間、歌劇場で重要なポストに就いていたことを考えると、〝帝王〟とファンが呼び崇めるのも納得がいきます。

オペラで腹を抱えて笑いたい人は、ぜひとも楽しんでほしい。

 声楽というもののテクニックの世界のひとつの頂点が、ベルカント・オペラだ。ベルカント・オペラというのは、音楽がワーグナーなどのようには凝っていないので、キャストが良くないとなんにも面白くないが、その中でも抱腹絶倒のギャグ・オペラが「ドン・パスクワーレ」。  ムーティ自身、私のザルツブルク音楽祭でのオペラデビューは、1971年のドニゼッティ《ドン・パスクワーレ》の成功ででした。と、35年経った2006年に振り返り語っていたほどの自信作だけに、本盤のキャスティングは文句ない。  歴史的解釈と現代的解釈を見事に融合させるために、それぞれに適した歌手らを起用。特にマラテスタ役のバリトン、レオ・ヌッチの美声には当時から魅せられているし、タイトルロールのドン・パスクワーレ役には、1947年にイタリア放送協会主催の声楽コンクールで優勝し、ミラノ・スカラ座をはじめとするイタリア各地の歌劇場に登場し、1951年にはグラインドボーン音楽祭、1952年にはザルツブルク音楽祭に出演して話題を呼んだ大ベテランのバス歌手、セスト・ブルスカンティーニが貫禄を見せている。  1979~1980年のシーズンに合衆国でツアーをしていた直後のインタビューで指揮者はしばしば演出家と衝突します。モーツァルトやヴェルディ、ワーグナーのような作曲家の作品に「内在する」、「音楽にのっとった演出」からあまりに遠くかけ離れているからです。と話していたムーティ。舞台に煩わされないレコードだからムーティも思う存分、彼の音楽美学を発揮。精度、輝きと整合性のために、ドン・パスクアーレの茶番に鋭いウィットと穏やかな感情をもたらした名演です。オペラで腹を抱えて笑いたい人は、ぜひとも楽しんでほしい。
1982年7月ロンドン、キングズウェイ・ホール、ブックレット付属。
自家薬籠中の名作
ムーティがEMIに録音した、一連のイタリア・オペラ名作シリーズ。ミレッラ・フレーニ、セスト・ブルスカンティーニ、レオ・ヌッチと当時最高のイタリア歌手をロンドンに招聘してセッション録音されました。デジタル録音の恩恵で、キングズウェイ・ホールの美しい響きが空気感までも正確に再現されます。

ヴィンテージレコード詳細

プロダクト

Mirella Freni, Sesto Bruscantini, Leo Nucci ∙ Gösta Winbergh, Riccardo Muti ‎– Donizetti, Don Pasquale
レコード番号
1434363
作曲家
ガエターノ・ドニゼッティ
演奏者
ミレッラ・フレーニ セスト・ブルスカンティーニ レオ・ヌッチ イェスタ・ヴィンベルイ
オーケストラ
フィルハーモニア管弦楽団 アンブロジアン・シンガーズ
指揮者
リッカルド・ムーティ
録音種別
STEREO
製盤国
FR(フランス)盤
NEW NIPPER, STEREO DIGITAL 2枚組 (110g/105g)。

レコードのカバー、レーベル写真

  1. FR VSM 1434363 ムーティ ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクワーレ」
  2. FR VSM 1434363 ムーティ ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクワーレ」
  3. FR VSM 1434363 ムーティ ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクワーレ」
NEW NIPPER)は1980年代中ごろからの、主にデジタル録音主体の時代のレーベルは、ステレオ初期の「セミサークル」に似たデザインのものになります。これが、EMIの最後期のレーベルデザインとなります。


2025-04-07

記事「【歴史的音盤】反復を敢行した最初の録音◉メンゲルベルク指揮ニューヨーク・フィル◯ベートーヴェン・交響曲3番《英雄》」が総合記事ランキング33位になりました!

2025-04-07 0
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おてもやんブログのブログ「アナログレコードの魅力✪昭和の名盤レコードコンサートでご体験ください」が総合ブログランキング5位になりました!

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