AMADEUSRECORD BLOG MAGAZINE --- So that you may enjoy the classical music more on the record --- アマデウスレコード、アマデウスクラシックスの総合ブログ。アナログレコードを中心としたエッセイ、コラム。CDレビュー、音楽事情を主体にニュースを熊本から発信。ドギャードなど注目の新進デザイナーズ・ブランドのアクセサリーもご紹介します。
濡れたTシャツを着た女性のアルバムデザインが印象的で、「ワイルド・イン・ザ・ストリーツ(Slippery When Wet)」のカバーデザインが差し替えられていたことは気がつきませんでした。曲目を確認しないならば間違っているでしょう。「夜明けのランナウェイ」から元気がよくてポップ、そしてメロディアスでシングル曲は殆ど逃さずに聴いているのがボン・ジョヴィ。
名作「明日に架ける橋( Bridge Over Troubled Water )」を録音している最中に、ポール・サイモンとアート・ガーファンクルの音楽に対する意見の食い違いが表面化して、、、と Wikipedia には記載(2010年9月10日現在)がありますけれども、アートの映画出演が盛んになって録音のスケジュールが思うように運ばなくなったことが解散(と一言の表現では当てはまらないとは、わたしなりには思っていますけれども)という形で活動に終止符を打つことになりました。
「明日に架ける橋」が解散を告げるアルバムとなると、日本独自編集のベスト盤(2枚組)が直ぐに発売になりました。そして毎年ギフトシーズンになると「グレイテスト・ヒッツ」と銘打って曲順を変えたぐらいの内容で発売。USオリジナルのベスト盤であるこの「Simon and Garfunnkel's Greatest Hits(1972)」は不運にも日本編集盤の「グレイテスト・ヒッツII」と選曲、曲順共にまるっきり同じ。アメリカ盤の曲目がアナウンスされると日本で勝手に発売の段取りをつけたという物です。確かに当時は今と違ってビートルズを例にとると、英国で発売されて一ヶ月後にアメリカ盤が発売。それから半年から一年経って日本盤が発売されるという流れ。現在はデジタルデータが一斉に各国のプレス工場に配信されますが、当時はアメリカのマスターテープは国外に持ち出せない決まりでしたから、コピーのテープが船便や航空便で届いたりプレス用の原盤が届けられていました。