2011-03-15

震災に沈痛な思いの人に聴いて欲しい1枚 SCOのモーツァルト:セレナード ニ長調 - 東日本関東震災に心痛めているあなたを励ます音楽選集 Disc.1

2011-03-15 0

東北地方太平洋沖地震、津波で被害にあわれた皆様に心からお見舞いを申し上げます。 また、被害にあわれた地方にご縁のある方、ご親戚等と連絡が取れていない方も大勢いらっしゃることと思います。 皆様のご心中を察すると、大変胸が苦しくなります。 いろいろとご心配もあると思いますが、安全確保に努め、ご無理をされないようにと願っています。

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Mozart: Serenades Alexander Janiczek with SCO [SACD]

テレビや報道だけを追っていると、気持ちを同調させてしまいがちな性格故に気持ちも沈んでおりました。横浜には伯父や、縁者がおりますから緊急の連絡が届くんじゃないかと心配もありました。無事の連絡が届いたわけではありませんが、親戚も騒いでる様子がありません。

2011-03-07

Release News≫ビリー・ジョエル、ソロ・デビュー40周年 ポール・マッカートニー共演の奇跡の夜が遂にDVD化!

2011-03-07 0

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今年2011年はビリー・ジョエル(Billy Joel)ソロ・デビュー40周年という記念すべき年。2月9日には自身の選曲による初のバラード集『ビリー・ザ・バラード』を発売し絶好調のビリー・ジョエルですが、4月には40周年記念の大本命であり、自身のライヴDVDとしてはなんと20年ぶりとなる作品がリリースとなります。 ライヴ・アット・シェイ・スタジアム デラックス・エディション(DVD付)

2011-02-08

[Review]グラモフォン誌2011年3月号本日発売:サー・トーマス・ビーチャムの没後50年特集号

2011-02-08 0

クラシック音楽界の当時は怪物。でも大財閥の御曹司のお遊び的アイデア満載の録音は、ユニークな存在として聴き継がれていって欲しいのがサー・トーマス・ビーチャムのレコード。特定の録音ぐらいだけが日本盤CDになっているくらいなのが日本での「大金持ちが作曲家のスコアをビーチャムの全くの個人的好みで切り刻んでいる」といった評価で片付けられていることを語っているようなものでしょう。

2011年2月7日でシリーズ同時発売。

2011-01-19

名盤カレンダー☁1月19日 チャイコフスキー:交響曲第5番

2011-01-19 0

畏怖を漂わせる音楽家は少ない。「鬼面人を驚かす」と評されたエフゲニー・ムラヴィンスキーが、指揮者では頂点に置いて良い存在でしょう。トスカニーニや、カラヤンが発散している輝きのようなものとは別の強じんなエネルギーを感じさせていました。カラヤンが残したレコードからも、トスカニーニの録音からも聴けば指揮者の姿が浮かび上がってきます。ムラヴィンスキーの指揮姿は、カラヤンやトスカニーニほどにも観ていないし記憶も薄いものです。それなのにレコードからムラヴィンスキーが感じられるのです。

今日のレコード エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮、レニングラード・フィル チャイコフスキー:交響曲第5番 海外盤CDは Symphonies 4 5 & 6 、SHM-CDは チャイコフスキー:交響曲第4-6番

2010-12-04

ノンストップ・ボン・ジョヴィ

2010-12-04 0

濡れたTシャツを着た女性のアルバムデザインが印象的で、「ワイルド・イン・ザ・ストリーツSlippery When Wet)」のカバーデザインが差し替えられていたことは気がつきませんでした。曲目を確認しないならば間違っているでしょう。「夜明けのランナウェイ」から元気がよくてポップ、そしてメロディアスでシングル曲は殆ど逃さずに聴いているのがボン・ジョヴィ。

2010-10-04

マーラー生誕150年記念コンサート

2010-10-04 0

のぺーっとした終わらせ方の難しさ、最後で失速して1時間半の良いムードが台無しになるのが怖いマーラーの夏の交響曲
2010年10月4日、月曜日。午前0時40分から、NHK-BS2でマーラー生誕150年を記念するコンサート2つが放送。

前半はマーラーの生家があるチェコで行われた生誕記念コンサート・イン・カリシュト。ガラコンサートと言えるものでムードは和やか。屋外での演奏会であることも爽快感を感じさせたのかも知れません。古い建物をバックに行われた演奏会で、緑が手の届くところにあるのは屋外コンサートと言っても他とは違う感じ方が出来ました。選曲は交響曲の楽章と管弦楽伴奏の歌曲のミックス。《子どもの不思議な角笛》は景観にしっくりした味わいでした。トーマス・ハンプソンが安定した良い貫禄を聴かせていました。演奏会の締めくくりは交響曲第2番《復活》の終楽章。コンサートでは放送された演奏以外もあったのではないかしら、演奏会の始まりから終わりの間にずいぶん暗くなっていました。

後半は、マリス・ヤンソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団でマーラーの交響曲第3番。メゾ・ソプラノのベルナルダ・フィンクさんは第1楽章が終わったところで入場。この演奏会を鑑賞された感想がいくつかのブログに見つけましたけれども、会場では少年合唱が加わってくるとフィンクさんの歌声が聞こえにくかったという事でした。放送ではサブ・マイクで上手く収録されていたのかも知れませんが、確かに合唱に紛れてしまっていました。でも、合唱に負ける歌唱だったと言うより、融け込んで一体になった感じで良かったです。合唱が終わってから全曲がとじるまでをヤンソンスは演奏効果を上げるようなところ無く、第1楽章から終わりまでを大きな1つのシュプールのような感じを目指したんじゃないでしょうか。

疲れていたり、気に掛かるものがあって聴いていたら『のぺー』っとした退屈な感想を持つかも知れませんね。確かに《復活》は合唱が加わって派手に追われるので演奏効果も抜群。対する第3番は焦らずに終わりまで一定の緊張を指揮者に強いるものでしょう。《復活》がベートーヴェンの《第九》を想起させる音楽だとするならば、第3番は色彩感に富んだブラームスという感じかしら。張り上げる歌唱でなかったフィンクはぴったりでした。わたしはこの《第3番》をBGM替わりに流しているのが好きなので、今回のヤンソンス/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、フィンクの演奏は今一度楽しみたい演奏になりました。

    参考:
  • ベルナルダ・フィンク http://www.bso.org/bso/mods/bios_detail.jsp?id=39900013

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2010-09-10

【CD REVIEW】サイモン&ガーファンクル、不運のオリジナル「グレイテスト・ヒッツ」。

2010-09-10 0

名作「明日に架ける橋( Bridge Over Troubled Water )」を録音している最中に、ポール・サイモンとアート・ガーファンクルの音楽に対する意見の食い違いが表面化して、、、と Wikipedia には記載(2010年9月10日現在)がありますけれども、アートの映画出演が盛んになって録音のスケジュールが思うように運ばなくなったことが解散(と一言の表現では当てはまらないとは、わたしなりには思っていますけれども)という形で活動に終止符を打つことになりました。

小学生の時からの親友同士が音楽遊びをはじめることは至極普通なことで、生活レベルも悪くなかったと思います。トムとジェリーというバンド名で、ヘイ・スクール・ガールをレコーディング。サイモン&ガーファンクルとして活動しているときには学生時代の録音はLP化されてそれなりに評価を受けています。2年ほど前に扱ったことがありましたね。大学時代には音楽活動などしないでお互いの学校生活を楽しんでいたようだし、デビューアルバム「水曜の朝、午前3時」が不評でも気にかけないでポールは旅に出てるし、アートは大学院に戻っているしでレコード会社のプロデューサーがアコースティックギターだけで録音していたレコードにエレキ・ギター、ベース、ドラムスをオーヴァーダビングしてラジオ局にプロモーションしなかったならばふたりはミュージシャン生活を長年続けることになったのか・・・イタズラが招いたこととしか思えません。

オリジナルアルバムはわずかに5枚。1964年から70年にかけての活動としては当時としては少なすぎます。これではCBSとしても契約更新をしていたことかどうか分かりません。オリジナルアルバムに比べてコンパクト盤も含めればベストアルバムの数は倍以上。レコード発売契約のノルマを埋めていたのでしょうか。ライヴテイクがスタジオテイクの間に入っているのは、当時は目新しかったかも知れませんが曲数を埋める苦肉の策だったのかも知れません。

当時のLPレコードと言えば、13曲から14曲を収録するのはお約束でした。でも、5枚のアルバムで聴けるふたりのハーモニーはわたしたちにこの上のない楽しみとなったのですから嬉しい恵みです。

サイモン&ガーファンクル・グレイテスト・ヒッツ [Blu-spec CD]

「明日に架ける橋」が解散を告げるアルバムとなると、日本独自編集のベスト盤(2枚組)が直ぐに発売になりました。そして毎年ギフトシーズンになると「グレイテスト・ヒッツ」と銘打って曲順を変えたぐらいの内容で発売。USオリジナルのベスト盤であるこの「Simon and Garfunnkel's Greatest Hits(1972)」は不運にも日本編集盤の「グレイテスト・ヒッツII」と選曲、曲順共にまるっきり同じ。アメリカ盤の曲目がアナウンスされると日本で勝手に発売の段取りをつけたという物です。確かに当時は今と違ってビートルズを例にとると、英国で発売されて一ヶ月後にアメリカ盤が発売。それから半年から一年経って日本盤が発売されるという流れ。現在はデジタルデータが一斉に各国のプレス工場に配信されますが、当時はアメリカのマスターテープは国外に持ち出せない決まりでしたから、コピーのテープが船便や航空便で届いたりプレス用の原盤が届けられていました。

グループは解散してるし、同じ曲の音源はあるからサイモン&ガーファンクルがブームにあるうちに発売しちゃおうと言うことだったのでしょう。

★オリコン1位となったS&Gのアルバム★

日 付
期 間
タイトル
期間売上
71/01/18
1週
S&G ギフトパック (70年版)
7.3万枚
71/02/01
7週
明日に架ける橋
44.0万枚
71/07/12
18週
S&G グレーテストヒットII
35.6万枚
71/11/22
10週
S&G ギフトパック (71年版)
19.0万枚
(72/04/04)
(5週)
(ポール・サイモン)
(12.0万枚)
72/12/11
3週
S&G ギフトパック (72年版)
17.9万枚

MS-DATABASE「日本で1位に輝いた洋楽アルバム」より抜粋)

曲目:

  1. ミセス・ロビンソン
  2. エミリー・エミリー (ライブ)
  3. ボクサー
  4. 59番街橋の歌 (フィーリン・グルーヴィー) (ライブ)
  5. サウンド・オブ・サイレンス
  6. アイ・アム・ア・ロック
  7. スカボロー・フェア/詠唱
  8. 早く家へ帰りたい (ライブ)
  9. 明日に懸ける橋
  10. アメリカ
  11. キャシーの歌 (ライブ)
  12. コンドルは飛んで行く
  13. ブックエンド
  14. いとしのセシリア

アルバム1枚の流れはスムーズで一切のよどみが無くて素敵です。ライヴの拍手がスムーズに前後の曲に繋がっていますし音質のバランスは整っています。エミリー、キャシー、セシリアと女性の名前の曲目が目立っていますね。きっと、同じ名前の女性は熱狂したことでしょうしレコードは宝物になっていたのじゃないかしら。

レコード会社のプロデューサーが無断でエレキバージョンを作ったのはビートルズ人気にあやかろうと思ったのでしょうし、ビートルズとサイモン&ガーファンクルの似ている点はハーモニー(コーラス)・バンドであるところ、そして学生時代の友達同士であったり活動時期が1963年から70年で終焉を迎えているところなど良く似ています。取り立ててこの2つのグループだけのことではなかったとも考えています。

お友達同士で結成されてずっと不動のメンバーのグループ名という存在は、1970年を境にブランド名的な在り方に変わっていきました。ジェファーソン・エアプレインは飛行機からジェット機になったり、結成時のメンバーと現役のメンバーとで同じバンド名を名乗っていたりとか。バンド名だけが残って音楽性も異なっていったグループもありましたね。1970年という年は、ロック音楽にとっての大きなキーワードです。

Posted via email from Amadeus Record Guide

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2010-03-08

ワイルドで行こう!ワイルドに行こう!

2010-03-08 0
お昼前、青空で出ていてとても清々しい熊本のお天気も、午後になって下り坂になって来ました。風も出てきて、雨も降り出しそう。
この季節の空気は特別なものに感じます。勢いよくかけまわって、風を感じたい季節です。
モノクロームの街に勢いよく飛び出していく、スズキ自動車の新型ワゴン「パレットSW」。スタイリッシュなヴィジュアルも印象的なこのCMに使われているのは、ハードロックを代表する一曲「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド(ワイルドで行こう)」です。CMでは、イギリスの若手パンクバンド、Parkaによるカバーバージョンが使われています。

ステッペンウルフは1967年、リーダーのジョン・ケイを中心に、カナダのトロントで結成、すぐにサンフランシスコに移住。ブルースロックをベースにしながら、当時、アメリカ西海岸を席巻していたフラワームーブメントの影響を受け、独自のサウンドを確立。ディープ・パープルらとともに、ハードロックを代表するバンドのひとつへと成長していきます。
彼らが注目を集めたのは、アメリカンニューシネマを代表する映画『イージー・ライダー』。この映画のサウンドトラックに「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」が抜擢され、大きな話題を呼びます。荒涼とした平原をバイクで駆け抜ける主人公たちの姿と、そのバックに流れるヘヴィなギターと重厚なビート。
自由の国アメリカの良き時代という言葉を聞くと、わたしはこの曲と広い大地をひたすら走るバイクの若者たちをイメージします。
サウンドトラックの他、コンピレーションアルバムに入っている音にはオリジナルのLPとは空気感が違うように感じるのはわたしだけでしょうか。

初発はダンヒルレコード。「ワイルドで行こう」はサウンドトラック「イージー・ライダー」で、EPICレコード、MCAレコードでも発売。
ダンヒルレコードからリリースされた初発盤は、シルバー・メタリックにピカピカのジャケットです。ホイル・ジャケットという言い方もしています。リングウェアも目立つし、明るいと写り込みがあるし暗いと真っ黒になってしまうのでアルバムジャケットの素敵なことが伝えにくいレコードのひとつだったりします。このレコードが発売された、1968年から1973年頃までに発売されるロックのレコードはジャケットのアートワークに工夫が凝らされています。フラワームーヴメントでデザイン的なのかなあと思っていた時期もありましたけれども、アルバムとして持つ事への誘い水ではなかったのかしら。

クラシックやジャズはLPレコードで聴くことは至極当たり前のこと、でもポピュラーミュージックやロックはジュークボックスなどでドーナツ盤を楽しむことが本来の姿だったのですから。
ドアーズのレコードをピックアップした時も書いたけれども、シングル盤に入りきれないアルバムでしか聴くことのできない長い演奏時間の曲も次第に増えていきます。
ギター、ベース、キーボードにドラムと言ったシンプルな編成のバンド。もともとはフォーク系のサウンドのグループだったそうです。クラブやレストランで演奏していた彼らをダンヒルレコードの社長さんがスカウト。ビートを強調したサウンドも、4トラックの録音だと思うけど厚味があるのは何故だろう。いじりすぎないことが一番良いんだろうね。ドラムスとハモンドオルガンとベースが右側のチャンネル。ギターとそれにヴォーカルが左側のチャンネルから聞こえます。ヴォーカルとドラムスを中央位置にミキシングし直そうとしていた時期もあるようですけれども、そのままが一番良い。

当時とてもヒットしたのでしょう。状態をうるさく問わなければ、リイシュー盤とオリジナル盤の中古価格は同じくらいです。ステッペンウルフが気に入ったなら、録音された当時の空気も一緒にカッティングしている、オリジナル盤を探してみませんか。ナチュラルで行こう!!



Artist: Steppenwolf
Title: Steppenwolf
Date: 1968
Label: Dunhill Records 50029
Art Direction: Gary Burden
Photography: Tom Gundelfinger

John Kay: Lead vocals, Guitars
Michael Monarch: Guitars
Rushton Moreve: Bass
Goldy McJohn: Keyboards
Jerry Edmonton: Drums

Side 1

  1. Sookie Sookie
  2. Everybody's Next One
  3. Berry Rides Again
  4. Hootchie Kootchie Man
  5. Born to Be Wild
  6. Your Walls Too High

Side 2

  1. Desperation
  2. The Pusher
  3. A Girl I Knew
  4. Take What You Need
  5. The Ostrich


 
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