2011-02-18
2011-02-07
[訃報]名ロック・ギタリスト、ゲイリー・ムーア 休暇先のスペインにて急逝 http://www.gary-moore.com/
ゲイリー・ムーアは昨晩、休暇先のスペインにて急逝いたしました。
Our thoughts are with his children, family and friends at this sad time.
via gary-moore.com
2011-02-03
誰かわたしに愛を囁いてくれないかなぁ・・・ ♬デイヴ・ベリーのセレナーデ・トゥ・アリス ビートルズと同世代の歌手たち①
涙のゲームはもう嫌だ。甘い口づけではじまり、次に溜息。そして、ふと気がつくと「サヨナラ」を言うあなたの姿。どうして、こんなに胸が痛むのか。どうして、こんなに涙が出るのか。愛が消えてしまった時に、どうすればいいのか。どうやったら、悲しみを止められるのかを今度お月さまに話してみようかな?もしかしたら、お月さまが教えてくれるかも知れない。
歌は上手くない。音程は怪しいし、ヴォーカルだけがお風呂の中で録音したようにエコーたっぷりで「何だこの、湯の屁みたいなの!?」。アメリカではヒットしなかったデイブ・ベリーだけれども英国発のブリティッシュ・ビートのコンピレーション・アルバムでは必ず聴かされます。そして更に驚くべきはバックアップ・ミュージシャン。ジミー・ペイジ、ジョン・ポール・ジョーンズ、ビッグ・ジム・サリヴァンといった面々が・・・ まだ聴いたことがないけど興味有ったら、ベスト盤から聴いてみませんか?このベスト盤だって何枚も出ています。とりあえずは違うミュージシャンが歌っていて聴いたことがある曲を集めた「Very Best of」をPick!!
2010-12-04
ノンストップ・ボン・ジョヴィ
濡れたTシャツを着た女性のアルバムデザインが印象的で、「ワイルド・イン・ザ・ストリーツ(Slippery When Wet)」のカバーデザインが差し替えられていたことは気がつきませんでした。曲目を確認しないならば間違っているでしょう。「夜明けのランナウェイ」から元気がよくてポップ、そしてメロディアスでシングル曲は殆ど逃さずに聴いているのがボン・ジョヴィ。
2010-11-13
Rock Legend : Kansas - Leftoverture 永遠の序曲
幸せの旅という映画にアルバムの1曲目が使用された事で、ヒットチャートに記録(全米アルバムチャート5位)を残したカンサスの出世作。カンサスのアルバムはこの『永遠の序曲 / Leftoverture 』が4作目になりますが、それまでの評価はどうだったのでしょう。アルバムのタイトルと、いかにもプログレっぽいジャケットのデザインは印象に残っています。カンサスという名前とイコールになっていたのかは分かりませんけれども、わたしのロックアルバムの印象深いジャケットの記憶にある1枚です。
ただ、今回アルバムを通して聞き直してシングル曲『伝承』は憶えていましたけれども、アルバムと結びついていたのかは疑わしいところです。出も、『永遠の序曲』という邦題は印象深いものでした。プログレッシブ・ロックの名盤として、わたしの深層心理に根強く刻まれていた事だけは確かです。
2010-10-12
[CD REVIEW] Status Quo – In The Army Now (2010) - 風邪の総合感冒薬として効果有り①
早速聴き始めたらコーヒーを飲みたくなりました。薬で風邪気味が和らいでは居たものの、これで随分気持ちがほぐれることが出来ました。
2010-10-05
CD REVIEW✎SAMANDRIEL - AWAKENING (2010)
目覚めたら午後2時をまわっていました。とても素敵な夢心地だった・・・様な、気がします。時々10年前の悪夢をみることがあるけど、10年後の未来を模索しているような夢だったかも知れません。10時過ぎにお昼までのつもりで寝たのでした。
起きて最初に聴いたのが「SAMANDRIEL」という新しいバンド。マイスペース( www.myspace.com/samandriel )でカナダでのライヴ活動が活溌だと知りました。バンドは5人編成、ギター、ベース、キーボード、ドラムスの男性4人に女性ヴォーカル。パワー・メタルというのでどんな歌い方になるかと思いましたけれども、歌唱スタイルはサラ・ブライトマン。でも、声質はオノ・ヨーコさんタイプ。ジョン・アンダーソンには引けをとるのは当然だけど、イメージ的には近いかな。言い替えればオノ・ヨーコさんがイエスに加わって歌ってでもいるという音楽です。
まだ未知数。でも聴きやすくて気負い無く楽しめます。レートはまだつけられるほど聴き込んでみてからが良いでしょう。
Samandriel – Awakening (2010)
2010-09-12
【CD REVIEW】BOSTON - 幻想飛行 リファレンス・ロック100選 その1 宇宙の彼方へ
レコード会社の中で真っ先にアナログ盤よりも、CDが優れていることをアピールしたのがCBSソニーでした。今思えば、PR文句はオーバーと言えるものではなかったでしょうか。80年前のSPレコードは現在でも聴けます。シェラックは崩壊の時期を迎えているとは言っても、CD盤の20年〜30年の寿命とは比べようもないですね。アナログLPは傷がついてもノイズがするぐらいで再生は可能だし、音飛びの箇所を復元するサービスもあります。こちらも買ったばかりのCDの音が飛ぶってケースも増えていますね。2枚買って1枚は封を切らないという事のないことを、今一度希望しておきます。
1970年代半ば、オーディオ装置は円熟の時期にありましたし、メーカーとしては飽和状態を予測していたのかしら。まだ未熟なCD再生機を売り込みたかったのではなくて、材質の確保が課題になっていたのかも知れませんね。
1977年頃にレコード100年を迎えた頃から、日本のレコード会社はオイルショックのあおりを受けて盤の薄いレコードを発売するようになりました。ファミリー事業部という感じの会員制の定期的な販促もしていた関係でしょうか、CBSソニーの盤質は粗悪だったことは多くの同意を得られるでしょう。直前の名盤を連投していたことが嘘のようでした。
ボストンの「幻想飛行」、「ドント・ルック・バック」はその時代をシンボルする優秀録音盤。カッティングから製盤までパーフェクトだったと言って過言ではないでしょう。原盤はEPICレコードでしたが、CBS原盤のリリース盤よりも優秀だったのではないかしら。
わたしが初めてボストンのアナログ盤を買ったのは2作目の「ドント・ルック・バック」。デビュー作の「幻想飛行」をFMで聴いたのがきっかけでした。乾いたギターの響きはクラシック・ギターのレコード聴くようでした。確かCBSソニーがCDを初リリースした頃のタイトルにも入っていたと記憶しています。両盤は日本プレス盤も優れているので、リファレンスレコードに向いています。エピックは45回転の12インチ盤も、超がつくほどの優秀録音盤をリリースしていました。中古盤店で目にしたらぜひ獲得して、試して下さい。
ロック・ファンはもちろん、クラシック音楽の愛好家も満足できるサウンドです。
トラック・リスト
- More Than A Feeling 4:44 宇宙の彼方へ
- Peace Of Mind 5:03
- Foreplay / Long Time 7:45
- Rock 'n' Roll Band 3:01
- Smokin' 4:22
- Hitch A Ride 4:12
- Something About You 3:48
- Let Me Take You Home Tonight 4:42
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2010-03-08
ワイルドで行こう!ワイルドに行こう!
この季節の空気は特別なものに感じます。勢いよくかけまわって、風を感じたい季節です。
モノクロームの街に勢いよく飛び出していく、スズキ自動車の新型ワゴン「パレットSW」。スタイリッシュなヴィジュアルも印象的なこのCMに使われているのは、ハードロックを代表する一曲「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド(ワイルドで行こう)」です。CMでは、イギリスの若手パンクバンド、Parkaによるカバーバージョンが使われています。
ステッペンウルフは1967年、リーダーのジョン・ケイを中心に、カナダのトロントで結成、すぐにサンフランシスコに移住。ブルースロックをベースにしながら、当時、アメリカ西海岸を席巻していたフラワームーブメントの影響を受け、独自のサウンドを確立。ディープ・パープルらとともに、ハードロックを代表するバンドのひとつへと成長していきます。
彼らが注目を集めたのは、アメリカンニューシネマを代表する映画『イージー・ライダー』。この映画のサウンドトラックに「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」が抜擢され、大きな話題を呼びます。荒涼とした平原をバイクで駆け抜ける主人公たちの姿と、そのバックに流れるヘヴィなギターと重厚なビート。
自由の国アメリカの良き時代という言葉を聞くと、わたしはこの曲と広い大地をひたすら走るバイクの若者たちをイメージします。
サウンドトラックの他、コンピレーションアルバムに入っている音にはオリジナルのLPとは空気感が違うように感じるのはわたしだけでしょうか。
初発はダンヒルレコード。「ワイルドで行こう」はサウンドトラック「イージー・ライダー」で、EPICレコード、MCAレコードでも発売。
ダンヒルレコードからリリースされた初発盤は、シルバー・メタリックにピカピカのジャケットです。ホイル・ジャケットという言い方もしています。リングウェアも目立つし、明るいと写り込みがあるし暗いと真っ黒になってしまうのでアルバムジャケットの素敵なことが伝えにくいレコードのひとつだったりします。このレコードが発売された、1968年から1973年頃までに発売されるロックのレコードはジャケットのアートワークに工夫が凝らされています。フラワームーヴメントでデザイン的なのかなあと思っていた時期もありましたけれども、アルバムとして持つ事への誘い水ではなかったのかしら。
クラシックやジャズはLPレコードで聴くことは至極当たり前のこと、でもポピュラーミュージックやロックはジュークボックスなどでドーナツ盤を楽しむことが本来の姿だったのですから。
ドアーズのレコードをピックアップした時も書いたけれども、シングル盤に入りきれないアルバムでしか聴くことのできない長い演奏時間の曲も次第に増えていきます。
ギター、ベース、キーボードにドラムと言ったシンプルな編成のバンド。もともとはフォーク系のサウンドのグループだったそうです。クラブやレストランで演奏していた彼らをダンヒルレコードの社長さんがスカウト。ビートを強調したサウンドも、4トラックの録音だと思うけど厚味があるのは何故だろう。いじりすぎないことが一番良いんだろうね。ドラムスとハモンドオルガンとベースが右側のチャンネル。ギターとそれにヴォーカルが左側のチャンネルから聞こえます。ヴォーカルとドラムスを中央位置にミキシングし直そうとしていた時期もあるようですけれども、そのままが一番良い。
当時とてもヒットしたのでしょう。状態をうるさく問わなければ、リイシュー盤とオリジナル盤の中古価格は同じくらいです。ステッペンウルフが気に入ったなら、録音された当時の空気も一緒にカッティングしている、オリジナル盤を探してみませんか。ナチュラルで行こう!!
Artist: Steppenwolf
Title: Steppenwolf
Date: 1968
Label: Dunhill Records 50029
Art Direction: Gary Burden
Photography: Tom Gundelfinger
John Kay: Lead vocals, Guitars
Michael Monarch: Guitars
Rushton Moreve: Bass
Goldy McJohn: Keyboards
Jerry Edmonton: Drums
Side 1
- Sookie Sookie
- Everybody's Next One
- Berry Rides Again
- Hootchie Kootchie Man
- Born to Be Wild
- Your Walls Too High
Side 2
- Desperation
- The Pusher
- A Girl I Knew
- Take What You Need
- The Ostrich