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森山加代子さんのデビューとなったのがこの「月影のナポリ」で、「(ザ・ピーナッツと同じではなくて)オリジナルと同じテンポに落として下さい」とはじめてスタジオで顔合わせした時に言われてて、バンドマンはこちらがヒットするぞと直感で感じたそうです。
昭和35年は、SPレコードで同時発売されていたのが終わりになる頃。SPレコードの時代は同じ曲を何人もの歌手やレコード会社が競うように発売していました。どれがオリジナルかと言うことではなくて、良い曲は多くの国民の耳に届けたいという想いが強かったからですね。
1980年代後半になって、ユーロビートがブームになる頃になって再び複数のカバーが登場するようになるんですけれども、これってヨーロッパの曲だから許されていたことなのでしょうか。
でも、1970年代に強くオリジナル1番という考え方が理由もなく今でも尾を引いているように感じます。
それも、「月影のナポリ」をデビュー曲に決めたのは森山加代子さん自身で、1970年代、80年代になっての事務所がイメージを作り上げて歌う曲もまかせていたのでは歌手と言っても良いのかなあとも思います。
ザ・ピーナッツと同じ曲で勝負するという姿勢は、素敵なことですね。
バンクーバー・オリンピックが開催中だから思ったわけではないと思うんだけれども、日本の選手はどこかしたお膳立てされてこなしているように感じます。
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