史上初のバロック・ヴァイオリンをセルジュ・ルカが演奏して録音された全曲録音盤だと、おそらく思われる。そして確か、日本では抜粋盤が発売されただけだった。この後、クイケンなどが録音し今や古楽器による演奏は珍しいともなんとも無くなっている。
正直レイチェル・ポッジャー盤を聞いてからは、このヴァイオリンの聖典・・・《無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ》の楽しみ方が変わりました。ユニークな演奏もコレクションに増え、このセットはもはや過去のものとしてしまいがちですが、わたしはこのルカ盤を忘れられない。演奏に品があり、聴いていて自然と笑みが浮かんでくる心地よさは"ひとり遊び"として楽しみながら弾く"練習帳"だと考えている人がいることも分からせてくれる。
楽器は、1669年製ニコロ・アマティを使用。弦の1本1本が見える様な優秀な録音で、何故にこのような解釈をしたのか、けっこう詳細な解説が付されています。
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- レーベル 米 NONESUTCH
- レコード番号 HC-73030
- オリジナリティ:1stラベル
曲目
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲
演奏
セルジュ・ルカ(ヴァイオリン)