2012年1月18日水曜日

名曲《新世界交響曲》誕生には、ドヴォルザークがホームシックで家路を夢見ていたからこそ。

2012年1月18日水曜日

けして大雨ではなかったのだけれども、シトシトと一日中降った月曜日。家の脇の自然な流れの川は水かさが増して速い流れとなっていました。そのような中若しやと思えばつがいの白鷺がえさを捕りに来ていました。

新年会の帰路

いつも目にする大きなツバサの白い白鷺の他にも、羽根の先がグレーの鷺も。カメラをあいにく所持していなかったし、傘を離せるようでも無かったので、もしもカメラを持ち合わせていても思うようには出来なかったでしょう。

鷺はそれを知ってかお構いなくか、犬を連れて散歩している人が川縁に足を止めているのでも気にかけない様子。
今日は仕方が無いなとあきらめて川縁を過ぎようとしたら、前方から飛んでくる白い鳥。大きさは鳩ぐらいでしたでしょう。
カモメ?
って、どきどきしたほど。
ジャンプすれば届くような高さを子供・・・だと思うのだけど、小さい鷺が頭をかすめて飛んでいきました。
これは撮りたかったな、と思った。川の水かさが増してえさが捕りやすくなっていたのかしら。

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火曜日は天気も良く、一日寒さも和らぎました。寒くなったり、雨が降ったり、日中が少しずつ長くなっていって春になるのもやがてでしょう。
でも、ノロウイルスやらインフルエンザで新学期が始まって早々だけど、学級閉鎖も出ているようで心配です。
かくゆうわたしも、日曜日は体調が悪かった。

そのような時は音楽が癒やしてくれる。仕事に関わらない音楽を聴いて気晴らしするのが良い物ですね。直接関わらないような音楽でも、作品に生きてくる。ドヴォルザークの有名な《新世界交響曲》は、まさにそうした背景の有る音楽です。時は1892年。イギリスで初演して大評判を得た《交響曲第8番》で名前が世界的に知られる存在となったドヴォルザークに、新世界アメリカから音楽学校を創設するので校長になって欲しいと打診が来ます。
一度は断るのですが、港から蒸気機関車で行くことに魅力を覚えたドヴォルザークは渡米をします。
しかし、引き留められ引き留められ機関車に乗ったら頃合いを観て帰っちゃえ、って思っていたのに3年間もアメリカにひとり。祖国に残してきている妻や子供たちへの思慕は募るばかり。完全なるホームシック。
ホームシックになった作曲家って、ドヴォルザークぐらいでは無いでしょうか。
しかし学校を放置して帰ることも出来ず、気晴らしに通い出したのが近郊にあるインディアンの居留地。そこでネイティヴ・アメリカンのメロディーを採譜します。
そうしてアメリカへの置き土産としたのが、《新世界交響曲》でした。

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指揮棒を使わないで両手10本の指で、オーケストラを自在に操ったストコフスキー。指揮者をそれぞれ何かに例えたらたったひとりの帝王カラヤン、ストコフスキーはまたとない魔術師と言ったところでしょうか。シューリヒトはオルガン製作者の倅( http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e579386.html )でしたが、オルガン奏者だったストコフスキーはオーケストラを様々な音色を作り出すストップのように楽譜に書かれていない音色を加えたり増強したり。

レコード会社と100歳までの録音契約を延長した矢先に亡くなるのですが、それでも95歳という最高齢の音楽家です。最初の録音は1917年。SPレコードの時代も、時代。電気式録音ではなくマイクロフォンを使わないアコースティック録音時代から、デジタル録音まで60年間をレコーディングスタジオで生活していたとも言っていいようです。

長いレコーディング・ライフで、ドヴォルザークの《新世界交響曲》の録音は10回に及ぶだろうと思われます。最初は1925年のSPレコードのセットで5枚組で、セットM-1のカタログ番号で発売。その番号からも分かるとおり、電気録音になって早々のセッション。マイクロフォンの精度は帯域が狭かったために、アコースティック録音時代同様にチェロ、コントラバスの代わりにチューバなどで演奏しています。

二度目、1934年10月22日にニュージャージー州カムデン教会の第2スタジオで録音された音楽はSPレコード時代の《新世界交響曲》を代表する優れた演奏です。カムデンでの録音だけに響きも良くて、アメリカではVICTOR。英国ではHMVから発売。5枚組のセットでM-273のカタログ番号がついています。

この2つの録音は、楽器の編成はマイクロフォンの制約でずいぶんと違った音色ではあるのですけれども第2楽章が、25年録音盤が約1分長く、第4楽章は30秒ほど短い。怪演と一般的には誇大に表現されているものの、それは確かにオーケストラの編成が楽譜指定よりは多いこと楽器を違うものと差し替えている箇所があり、第1楽章で良くわかるのは終盤でホルンがトリルで派手な立ち回りを見せています。

でも、全体を聴いてと盤の最終面に付与されている曲の解説から黒人霊歌、ネイティヴ・アメリカンの音楽を取り込んでいることを良くわかる演奏です。音色や音型のデフォルメで良くわかりました。バーンスタインの録音が薄味に思えるほど、アメリカの音楽になっています。

独 ETERNA/827103/スウィトナー指揮ドレスデン・シュターツカペレ/ドヴォルザーク:交響曲No.9「新世界より」/ブラック・ラベル、1stラベル

 

 

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