何かがわたしを導いてくれる。・・・そう常々言っている指揮者のズービン・メータ。昨年の東関東大震災のあと、いち早くチャリティーコンサートを開いたのもご縁でしょう。
インド生まれで、初めて西洋クラシックの世界で成功した音楽家。彼が30歳代に続々とリリースしたアナログ・レコードには、そのことが絶えず纏ついていました。
それだけでもエキゾティックな印象を受けたのに、その頃聞いた曲が《春の祭典》であり、おそらくこの曲を最初に聞いた時の指揮者だったのではないかと今朝、改めて気がついたところです。
2012-06-03
《指揮者の肖像》歌手の上半身裸はよく見るけれども指揮者の裸は彼が唯一かも... Recomended Recordings
2012-02-13
カラヤンのミステリー むしゃん良か男なぁ - 荒波に揉まれて人間は成長する。でも、それは生き様で、才覚は持って生まれた天分。
帝王ヘルベルト・フォン・カラヤンの最初のレコードが発売されたのは1939年。最初の記念すべきレコード録音セッションは前年の12月9日、モーツァルトの歌劇『魔笛』序曲でスタートしました。欧米ではこれが最初のレコードとして発売されたわけだけど、日本では翌年のベルディの歌劇『運命の力』序曲が先の発売となりました。
華々しさを感じるので日本のレコード販売戦略としては、『運命の力』序曲を選んだのでしょう。今だと軽やかにモーツァルトでデビューというのがおしゃれなのかもしれませんが、戦前の日本でのモーツァルトの認識度は宜しくなく。写真の様な優男のカラヤンなので、軽んじられていたのかも。
しかしまぁ、よか男ばい。むしゃんよかなぁ~♪
2012-02-05
タイトルには THIS IS JAZZ とあるけれど... Columbia/Legacy 64971 - John McLaughlin This Is Jazz, Vol. 17 - http://amzn.to/xFMnPc
マクラーレンではなくて、マクラフリン。言い違えやすい名前のミュージシャン。故に、気の毒。本人曰く、マクローリンという発音の方が正しいと言うことだ。そう言われれば確かに、マクローリンの方が読みやすいのだけど、日本で誰が『ラフ』と呼んだのだろう。演奏は確かにラフ・スタイルで、多くの演奏家との共演が多いのでスマイリーなつきあいの出来るギタリストなのでしょう。
John McLaughlin This Is Jazz, Vol. 17 Columbia/Legacy 64971 - Sep 24, 1996 ★★★
2012-01-02
2曲目で感じた!!今年の《ニューイヤーコンサート》のCDは買いだ!! http://amzn.to/uiXKSl
マリス・ヤンソンス、二度目の指揮台登場となった2012年のウィーン・フィル・ニューイヤーコンサート。聞き所は第1部、最初の3曲で、これらはヨハン・シュトラウスの新曲披露となる。それにウィーン少年合唱団を交えての2曲。《鍛冶屋のポルカ》ではヤンソンスが指揮棒の代わりに金床でリードをとった。
1曲目は《祖国行進曲》。ヨハンとヨゼフの兄弟による合作で、父親の《ラデツキー行進曲》の合間に国歌など親しみのあるメロディーが織り込まれています。ハンガリーの旋律も出てきたりと、長いこと演奏される機会が無かったのは"戦気高揚"を意識させるところもあったからかもしれない。
2011-12-07
違いの分かる大人のクラシック - 酸いも甘いも味わってこそ魅了されるバックハウスのベートーヴェン:ピアノ協奏曲No.2
例会(蓄音器でレコードを楽しむコンサート)では第1部のクラシックと第2部のポピュラーの合間の休憩時間にインスタントではあるけど、コーヒーをサービスしている。運営委員では無いけど、女性会員がしっかり心がけてくれていて副委員として感謝しています。
タイミングがまさに絶妙なのだ。手慣れているとも言える。前半のクラシックのSP盤がちょうど最後の一面をかけるかかけないかと言うぐらいで良い香りが漂ってくる。

2011-11-22
[CD Review] 手嶌葵 Collection Blue - 9.Nov. 2011 Release http://amzn.to/rOx3kl
2011-11-17
ガンバレ!東北 水森かおり - 歌謡紀行X〜庄内平野 風の中〜 CDレビュー
東北大震災で歌うのを自粛しようと考えていたところ、ぜひ歌ってください、東北の皆さんからの要望があって歌うようにしました。
水森かおりさんがNHK『歌謡コンサート』に出演されて、松島から「松島紀行」を中継で歌われる時におっしゃっていたことです。遠慮されていたように歌の内容は男女の恋歌で、わびしさを歌っている叙情歌ですが東北に感じるイメージを持っている良い曲です。震災の復興を応援する一つに奇しくも成っていますけれども、時流に乗って被災地応援歌にとりあえずしておけ、なんて曲は・・・無いとは思いますが・・・東北への慕情満載のアルバム。歌謡紀行も第10弾となりました。
歌謡紀行X~庄内平野 風の中~ 試聴できます
2011-11-12
新妻聖子 – 時の翼 - アニメ“とある飛行士への追憶”主題歌 http://amzn.to/rCS1pG
期待している女性シンガー。と言うには、評価は定まっているからCDのリリースを楽しみにしている、お気に入りの女性シンガーのひとり。とはいえ彼女のCDのコレクションは持っていない。声良し、姿良し、歌唱力良しで、殆どの“歌”のスタイルをこなしています。
新妻聖子さんのお薦めのCDは?と問われれば窮する。とりあえずは新しいCDを楽しんでください。そう返事するしか出来ない。
ずっと昔、ポップスから歌謡曲までこなせる歌手、そして彼女たちはポップスを嗜好していたけれども演歌歌手としてデビュー期間を延ばして時代を作った歌手達は居ました。神野美伽さん、五代夏子さん、長山洋子(彼女の場合は、逆パターン)さん、香西かおりさん。彼女たちがデビューしようとしていた時代、ヒットチャートには岩崎宏美さん、荻野目洋子さんなどが大きな存在だった。レコード会社が同じであったり、ライバル会社で会ったりして、PR戦略のためにジャンル、何の歌手であるのかが重要でした。
テレビでどんな歌も上手に歌う新妻聖子さんは楽しそうで、観ていて幸せな気持ちになります。でも、彼女が本当に歌いたい歌は何なのでしょう。歌唱力があるだけに、便利重宝に呼ばれているだけではないだろうけどヒットチャートを君臨する歌手がはっきりしない今のヒットチャートでは何をどう売れば良いのやら、と言うところなのだろう。
と、書き終えて2年ほど前にも同じ結論を書いていたようなデジャヴ。
- 時の翼 ~「とある飛空士への追憶」主題歌
- 時の翼(Instrumental)
- 時の翼(カラオケ)
2011-11-03
KOBATORADIO - HAPPY BIRTHDAY FOR FRIENDS 3.NOV.2011
文化の日。熊本は、夏日となりました。冷房はいらない位ですが、窓は開けたかった。三寒四温の季節です。ついつい油断をして風邪を引いても困る。インフルエンザはどうかは知らないけれども、他のウイルスは活動をしそうだ。
今日の最高気温は、25度。現在、午後10時。気温は20度あります。
2011-10-25
しょうわ - http://amzn.to/uMPnbq
- 夜明けのサンバ
- しょうわ
- 夏より熱い冬
- ですぱれーしょん☆です!
- Night Park☆
- ヒ・ミ・ツ
- 祭だ!BOY MEETS GIRL
- スカート丈の長いメイドさんには絶対にかなわない
- ライブのあとはさみしいな
- がんばれ…それは、I Love You
2011-10-06
10月5日発売 MIYAVI vs KREVA『STRONG』 - CD新譜のおすすめ!
竹内光司さんがジャケットをデザインしたCDが発売されました。あっさりそつが無いようなデザインが多いのだけれども、シンプルなグラフィックアートのカバーデザインの中でもバランス感覚は秀逸。写真等では感じにくいのですけれども、実際に手にしてみると質感が大切だなと感じさせてくれます。
- STRONG
- STRONG(MYV “Exclusive” ver.)
- STRONG(Instrumental)
LPだとプリント・エンジニア泣かせかもしれませんね。『STRONG』はmp3がリンク先にあります。そこで試聴して、気に入ったらCDでも楽しみませんか。初回限定盤はDVD付きですよ。 http://amzn.to/pcnQDd
本日10月5日、MIYAVI VS KREVA 「STRONG」発売日です。
二人のサムライとサムライドラマーBOBOの超絶サウンドを、
サムライプロデューサーの亀田誠治先生がビシッと仕上げてくれました!
サムライデザイナー竹内はジャケ担当ス!
みなさんよろしく〜!買ってね〜!
http://www.emimusic.jp/miyavi/
http://lockerz.com/s/144525666
2011-08-25
音は堅くて雑味が出てきた - iTunesのアップデート 10.4.1 にしての感想 起動も速くなりました。
曲は「チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 」、演奏はアンネ・ゾフィー・ムターのヴァイオリン。カラヤンの伴奏ではなく元夫婦だったアンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィル。全体のトーンは堅く、ウィーン・フィルの艶やかさは後退する。ロンドン・フィルだったかしらとCDのフロントを確認してしまったほど。ウィーン楽友協会での録音だとは思うけれども、ライヴ録音がソースだったのかアンネ・ゾフィー・ムターのヴァイオリンの音色には芯のある腰の強さは感じられないのはやむを得ないところだけれども、色っぽさが抜けていて女性のくびれを思わせるエロティックなしなりの要素となっていたと思われる隣り合わせの弦のきしみが、何か長袖のドレスを着ていてその袖崎が触れてでも発したような雑味に聴こえました。
夜にiTunesのアップデートがあった。その時ちょうど聴いていた音楽がmp3化されたムターのチャイコフスキーでしたから、アップデートを済ませた後にも同じ音源を聴いて比べてみました。
2011-08-23
光と影のオブジェ、それはつまりはメーテルの姿。青春の幻影、夏の終わりに似合う音楽 http://amzn.to/qeaJi8
午後の音楽は“銀河鉄道999”のシンセサイザー盤。昨年2月にHQCD盤で再発売。1981年クリスマスのLP(CX-7042)発売以来、幻となっていた一枚ですが2001年に初CD化、その際はジャケットは再現されませんでしたが2009年に限定発売。それに続くHQCD化による発売。と、書いたところで、わたしはこのジャケットデザインは初めて。日本コロムビアのデジタル・トリップ・シリーズの存在は知っていましたけれども興味は持てなかった。
だって電子音は音に厚みが無くて、交響組曲と言った形でヒットしたアニメ音楽をオーケストラのスコアをシンセサイザーに置き換えた程度の手間だけをご苦労様と言いたいような、クリエイティブなお仕事ではないように感じられたから。当時サンプルでいくつか聴いた楽曲の出来が悪かっただけなのかもしれません。
それよりもジャズアレンジのものが当時のわたしの耳には新鮮でした。もとより映像効果、アニメーションに使われることの多かった電子音より、ジャズの音楽の仕組みがわかりやすいものでしたから。
2011-08-22
戦いは...相手次第。 生き様は...自分次第。DNAと絡み合ってる銀河鉄道軌道網 わたしはメーテル http://amzn.to/oAKjIb
熊本の気温は25度、湿度94%。昨日のような激しい雨になると天気予報で入っていたけれども、昼前に降ることはありませんでした。天気はどんよりとうっとうしい。蝉の鳴き声が電気のノイズのような持続音に聞こえます。気温的には過ごしやすいはずなのにむぅとする。
午後の音楽は「999」のソング集。気分転換のコレクション。やはりわたしのDNAに流れているものを目覚めさせてくれる音楽が詰まっています。“僕のメーテル”と連呼されるとぞくぞくする。
優しくならなきゃなぁっておもっちゃう。
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送信者 萠照のCD棚 |
2011-08-18
谷山浩子はロック。亜流、傍流の無いワンウェイのニューミュージック。《タマで弾き語り》を聞いて思う音楽エッセイ - http://amzn.to/pxjo7p
谷山浩子さんの初期のアルバムがYAMAHAからリ・イシュー。元々ポプコンなので販売レーベルが行ったり来たり。そのために在庫把握が出来なくて廃盤ではなくても店頭にそろわないアルバムが多かったので、それが解消されそうです。
ただ、時間はずいぶんと経ってしまったから、谷山浩子?誰、状態になりそう。
ファンはもとより、昔の音楽好きは心配なくても、今のCDショップで切り盛りしている若いスタッフにとっては存在の謎なアーティストでしょう。
イルカみたいな人と思われるか、コスモポリタン美術館の人って思われちゃうかも。手嶌葵、つじあやののご先祖と思ってもらえれば、まあ、それはそれで嬉しい。谷山浩子さんの歌はピアノの弾き語りでライヴ録音された「タマで弾き語り」はそれはそれはピュアですが、過去のカテゴリーに照らし合わせるとプログレッシブ・ロックを感じさせる側面もありますが、これこそフォークソングの延長にあるものとは違うニューミュージックかと思います。
思えばキャロル・キングと同じ時代に音楽ファンを魅了したのでしたね。
2011-08-07
私の音楽感を聞いてください:名曲名盤案内「人間の証明のテーマ」 - ロック歌手のジョー山中さん死去 - Today's iPhoto and Music Review
ロック歌手のジョー山中さんが死去。映画「人間の証明」の主題歌、「人間の証明のテーマ」で知られるジョー山中さんが7日午前6時56分、肺がんのため神奈川県内の病院で死去した。64歳。横浜市出身。本名、山中明。1968年結成のロックバンド、フラワー・トラベリン・バンドのボーカルを務めた後、ソロで幅広く活躍。昨年3月、肺がんと診断された事を公表し、闘病中だった。
早い死というと先日27歳で逝ったシンガーが居るものだから、60歳半ばまでは癌の進行は早いのでやるせない。
2011-05-28
熊本は雨。『地球が制止する日』なんてSF映画を見たあとには静かなピアノ曲が聴きたくなる。- 『ショパンへのオマージュ、誇り高き魂へ』評価★★★★☆ http://amzn.to/jPgNPk
ショパンのピアノ曲集ではなくて、『ショパンに捧げられた』ピアノ曲集。ニューエイジ・ミュージックやリラクゼーションとしてではなくて、ショパン以降のピアニストで作曲家でもあった有名音楽家たちが演奏会で弾くために書いた珠玉の銘品たち。本当に『銘品』という言葉がしっくりします。アルバムの標題になっているグリーグの2分に満たない可愛い曲は、ショパン風と言うよりもフランス・バロック時代に肖像画のように、貴族を音楽で表現した“肖像音楽”・・・そうした、呼び方が打倒かはわからないけれども。劇音楽にショパンがなった時のテーマ曲のような印象の曲から、スペインのショパンと言われたフェデリコ・モンポウの20分を超える《ショパンの主題による変奏曲》まで大小の宝石のようなピアノ曲集。 http://amzn.to/jPgNPk
2011-03-27
《バロックの森》最終回は番組の歴史のエッセンス。エアチェックしておけば素敵な想い出になる。バロック音楽CD購入の手引きと言える名録音盤揃い。
朝のすがすがしい一時を、バロック音楽と共にお過ごし下さい・・・と、NHK-FMで毎朝午前6時から放送してきた『バロックの森』が4年間を持って役目を終えます。今朝の日曜日の『リクエスト・ア・ラ・カルト』が最終回の放送になります。前任された男性アナウンサーは土曜日と日曜日を担当されていて、季節折々の話題も盛り込まれた番組運びが、わたしは大好きでした。リクエスト曲はそこそこに、お話だけは聞き逃さないようにしていたじきも2年間続いていました。後任された松川梨香さんの朝の番組らしい声は気持ち良いのですが、リクエスト曲の紹介程度のお話しで残念。リクエストもはがきではなくメールになったり、ホームページからできるようになって紹介できるほど無かったのかも知れませんね。
2011-03-11
CD REVIEW☼ Erica Mou - E' 評価は★★。でも、未知数で注目され方ではビョーク並みに化けるでしょう。 http://ow.ly/4bSe4
第一印象はカーラ・ブルーニ・タイプ。それをパンチ良く若々しくした歌声で、曲によっては一時期ブームになったフィリッパ・ジョルダーノを思い出しました。但し、フィリッパ・ジョルダーノの変な歌い回しのこぶしをあく抜きした好感度の良い音楽です。ジャンルとしてはイタリアン・ポップ/ロック。 http://ow.ly/4bSe4
わたしとしての評価は★★。まだ2回か3回は聴き込んでみたいからです。一般的にとしては「★★★〜★★★☆」をつけられる聞き応えのある気持ちよさ?
2011-03-07
Rock Review✺これが鬱になった理由・・・ Cold Spring Harbor [1971]
聴いたことがあるファンなら、別人が歌っていると分かるでしょう。もし可能なら初発時のアナログLPレコードを聴いて貰いたい1枚。ビリー・ジョエルがデビューした1971年という時代のレコード、放送業界(メディア)事情が分かる1つのオーパーツ。CD時代になってビリー・ジョエルを揃えて聴くようになった音楽リスナーは、思ってもいないことでしょう。