それは誰にも変えられぬ。
AMADEUSRECORD BLOG MAGAZINE --- So that you may enjoy the classical music more on the record --- アマデウスレコード、アマデウスクラシックスの総合ブログ。アナログレコードを中心としたエッセイ、コラム。CDレビュー、音楽事情を主体にニュースを熊本から発信。ドギャードなど注目の新進デザイナーズ・ブランドのアクセサリーもご紹介します。
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2012-12-29
お前一人の考えでしでかしたことじゃないはずだ
それは誰にも変えられぬ。
変身マント、きき耳ずきん、不死身の身体。そして魔法の指環を手に入れた。
音楽の出来としては、第二幕の半ばでワーグナーが作曲を五年間、放置したままにしていたこともあって統一感はない。
登場人物も、男ばかりで華やかさがない。
大蛇退治とか、その後、小鳥の囁きで旅にでるとか、眠り姫を目覚めさせるという筋立ては子供っぽい。
指環全体の本筋が見えていないと確かに『苦痛』だろう。
2012-12-28
おっさん!そこどけよぅ ぶっとばされてぇんかぁ
とかく『リング』の中でも
”よほどの「指環マニア」でもない限り、かなりの苦痛を伴うものと察する。”
と言われる。しかし、わたしの一番好きなオペラ。ワーグナーの中でと言うでなし、オペラ全体の中で好きな作品を指折れと言われたら、まず最初にこれを上げる。
どうして、と尋ねられたら、それを説明するだけで数夜要することになるかもしれない。
ワーグナーのオペラ全曲盤で、最初に買った。あるいは買えたといえるのかもしれないが、レコード店の片隅に売れ残っていたボックス。これくださいと指さした時、店長さんが『へぇ』という顔をしながらホコリを落とした。
地味かもしれないし、問答のようなシーンがパズルのようになっている。その幾何学的な構造が面白くもあった。
何より、父親の槍を自分が鍛えた剣で打ち破る第3幕は、多くのオペラに内包している家族、親子、男女の絆の核心ではないかと思います。
おっさん!そこどけよぅ ぶっとばされてぇんかぁ
とかく『リング』の中でも
”よほどの「指環マニア」でもない限り、かなりの苦痛を伴うものと察する。”
と言われる。しかし、わたしの一番好きなオペラ。ワーグナーの中でと言うでなし、オペラ全体の中で好きな作品を指折れと言われたら、まず最初にこれを上げる。
どうして、と尋ねられたら、それを説明するだけで数夜要することになるかもしれない。
ワーグナーのオペラ全曲盤で、最初に買った。あるいは買えたといえるのかもしれないが、レコード店の片隅に売れ残っていたボックス。これくださいと指さした時、店長さんが『へぇ』という顔をしながらホコリを落とした。
地味かもしれないし、問答のようなシーンがパズルのようになっている。その幾何学的な構造が面白くもあった。
何より、父親の槍を自分が鍛えた剣で打ち破る第3幕は、多くのオペラに内包している家族、親子、男女の絆の核心ではないかと思います。
2012-12-25
メリー・クリスマス。
2012-12-23
2012-12-21
2012-12-18
2012-12-17
2012-12-13
2012-12-05
2012-12-01
浦壁信二ピアノ・リサイタル オール・ラヴェル・プログラム in 熊本市健軍文化ホール
生誕150年のドビュッシー・イヤーに、どうしてオール・ラヴェルのプログラムで挑むのか。世間的にも個人的にも、昨年はいろいろな出来事があって・・・ずっと長年、ラヴェルに取り組みたいと思っていた。それがもしかしたら、願望のままで出来ず仕舞いになってしまうかもしれない。気がつけば風貌も随分と変わってしまって、今のうちにやっておこう。ということでドビュッシー・イヤーだというのに、4月にコンサートをすること決心となった。
リサイタルの一曲目『グロテスクなセレナード』を弾き終えてから、今夜のリサイタルのプログラムについて浦壁信二さんがマイクを手に説明された。そう、『熊本での初のソロ・リサイタルにあたり、今年4月に東京でご好評を頂いたラヴェル・プログラムをお届けいたします。』とプログラムのヘッドラインに浦壁信二と署名付きで挨拶が書かれてある。今回のリサイタルのプログラムの『曲目解説』、CDの解説も浦壁信二さん自身の手によるもので、親しみの感じられる文章となっています。
たしかにドビュッシーとラヴェルは同時代のフランス作曲家。お互い影響し合い、駆け出しの頃は大の仲良しだった。・・・いずれそれは、ドビュッシーの曲をラヴェルが盗作した。ラヴェルの曲をドビュッシーが盗作した。二人の曲にはそうした騒動が多い。ドビュッシーの曲をラヴェルがピアノ版にしたり、ラヴェルの曲をドビュッシーが管弦楽曲にしたりという互いの得意な技術で支えあった時代もあったので、致し方ない騒動ではないか。想定外の出来事ではない。
ドビュッシーとラヴェルのピアノ曲は、聴かれ方をされている場面が多いと思う。ドビュッシー・イヤーで新しいCDも色々聞いた一年。ラヴェル尽くしで締めくくるのも二人の音楽をより理解する機会になった。
浦壁信二さんのラヴェルへの試み、第2集も期待する。
男、43歳 時流に乗る
スクリャービン、ストラヴィンスキーときて、ラヴェルで臨む。浦壁信二さんのキャリアは長い。ストラヴィンスキーは2003年。スクリャービンは1996年2月というのだから、実績で築きあげてきたキャリアといえる。そんなことは知らないから、写真を見て若いと感じた。1969年10月生まれ、42歳になったばかりだ。それは遅咲きとかというものではない。フルトヴェングラーの最も偉大な『バイロイトの第九』の裏で画策された主役の時代が移りゆく時のカラヤンが、その時43歳だった。
健軍文化ホール
昨夕、11月30日。熊本市健軍文化ホールでピアノ・リサイタルが行われました。ここには熊本市内でも益城文化会館と並ぶ、自慢のピアノ(何千人も収容する大きなコンサートホール用の大型スタインウェイではありませんが、音色の明るく芯のある音です。)があります。ただし、商店街のアーケードを抜けた先にあるコンサートホールであることもあってか、日頃はピアノの発表会に使われているぐらいの残念さがある。ホールとしてのキャパシティも、300人から400人といったピアノの演奏に耳を傾けるのに程よし。ホールに音が響きと言うよりも、サロンで耳を傾けるような距離感で音がある。演奏者の呼吸も感じられるほどだし、客席の呼吸もステージで感じられるんじゃないかと思っている。超贅沢なオーディオ装置で聞いているように錯覚するほどです。
プログラム
- グロテスクなセレナード
- 亡き王女の為のパヴァーヌ
- 水の戯れ
- シャブリエ風に
- ボロディン風に
- ソナチネ
- 鏡
- 蛾
- 悲しい鳥たち
- 海原の小舟
- 道化師の朝の歌
- 鐘の谷
- ラ・ヴァルス
アンコール曲
- クープラン作曲 神秘のバリケード
- ラモー作曲 鳥のさえずり
- シャブリエ作曲 アルバムの一ページ
《おすすめCD》
2012-11-30
浦壁信二ピアノ・リサイタル 直前レビュー
戦後復活された最初のバイロイト音楽祭の開幕を飾った「バイロイトの第九」は誰もが知っている名演盤だけど、もしかしたらレコードにクレジットされる指揮者の名前はフルトヴェングラーではなくて、カラヤンである可能性がある。この記念すべき戦後第一回のバイロイト音楽祭の主役は、紛れもなく43歳のカラヤンだった。フルトヴェングラーは『栄光』という花道を譲られた・・・と、この話は別項で続けるとして、浦壁信二さんのストラヴィンスキーは耳にしているかもしれない。名前の文字面だけはどこか記憶の端に映像がある。水の戯れで鏡に裏文字が海原の小舟のように揺れただけかもしれない。確かなことだとは言えません。
でも、可能性はあるもののちょうどその自分にストラヴィンスキーの室内楽曲に夢中だったこともあった。
プログラム
- グロテスクなセレナード
- 亡き王女の為のパヴァーヌ
- 水の戯れ
- シャブリエ風に
- ボロディン風に
- ソナチネ
- 鏡
- 蛾
- 悲しい鳥たち
- 海原の小舟
- 道化師の朝の歌
- 鐘の谷
- ラ・ヴァルス
演奏会のレビュー、CDの感想は次のサイトで引き継ぎます。
ピアノ玉手箱 http://chopin.amadeusrecord.net
Unspeakable http://chopin.maetel.info/
更新情報は「武者がえし」で http://amadeusrecord.net/
2012-11-08
2012-11-04
2012-10-30
2012-10-23
2012-10-21
第294回蓄音器でレコードを楽しむコンサートのご案内
日曜日に、第294回蓄音器でレコードを楽しむコンサートを行います。参加は無料ですが、熊本博物館の入館料は必要です。
午後1時30分からの第1部は、クラシック。交響曲第4番は、ブラームス 52 才で円熟期の作品です。深い内省的な思索と一貫した哀愁を持っており、「秋」の交響曲とか「悲嘆」の音楽とか言われたりしますが、彼の交響曲を通じてもっとも主観的な意想を持ち、透徹した心境からにじみ出る音楽は、人生の挽歌のような静寂を感じさせる後期のブラームスを代表する名曲です。
そして、数多い歌の題名(曲名)の中には、帽子・服・履き物など私たちが身に付ける物がその中に歌われているのがあります。第2部の歌謡曲では今回はそんな歌を集めてみました。詳細を読む →
2012-10-16
2012-10-08
2012-09-28
《OSXアップデート》Remote Desktop クライアントのアップデート
いざという時の心強い味方になってくれる。Appleらしい、MacOSXでも欠かせないテクノロジー。もとよりネットワークに才たけていたのがMacintosh。Windowsはどちらかと言うとスタンドアローン端末として始まっているようなところがあります。
(3.5MB)
2012-09-22
「恐竜展2012 in 熊本」 いよいよ明日まで 入場者数13万人を記録
今日は雨模様ですが、恐竜展にはたくさんの方においでいただいており、さきほど八代から来られたご家族が13万人目の入場者になりました。
大好評の恐竜展ですがいよいよ明日の23日までになりました。世界最大のティラノサウルス・レックス頭骨化石の日本公開は熊本で最後です。また、恐竜のロボットたちも迫力満点です。是非ご覧いただきたいと思います。お待ちしています。→ わくわく都市 くまもと 広報より
来場者13万人大恐竜展は明日まで。その帰りに特別展示室ものぞいてください。レコードコンサートを開催しています。参加は無料です。
第293回蓄音器でレコードを楽しむコンサートのご案内
日曜日に、第293回蓄音器でレコードを楽しむコンサートを行います。参加は無料ですが、熊本博物館の入館料は必要です。17日の敬老の日には入場者総数が12万人を超える盛況ぶりだった『大恐竜展』の最終日、早めに展示を楽しんでからコンサートへおいでください。この日は特別展示室(一階ホール)での利用となっているようです。近頃は研修室で小型の蓄音器で聴いて貰うことが多かったので「ピアノ協奏曲」を大きな音響で聴いて頂けます。 詳細を読む →
2012-09-21
《OSXアップデート》iPhoto 9.4 へのアップデート。
浸透してきたSNS。NHKのニュース(系)番組では常識の存在となっている Twitterがミニブログの覇権を決定づけた感じがしています。インターネットにアクセスして利用していたことが何時しか、手間臭い存在になってメニューからFacebookの返信が届くようにもなりました。デジタルカメラから取り込んだ写真を、iPhotoからFacebookへ直接投稿するのが日常化してきて期待していたのがコメントを管理できるように成る事でした。
《OSXアップデート》SAFARI 6.0.1 へのアップデート。
浸食が開始されたMacOSXとFacebookの統合。未明にOSXのアップデートを知って、数時間前に実行したところ。そこにひっそりとソフトウェア・アップデートが起動していることをアプリケーションを切り替えている時に気がつきました。寝食時間が乱れていて、今夜は普通に就寝しようかと思っていたところですが寝食にも関わる大事ごとなので早速対処することにしました。
2012-09-20
《OSXアップデート》MacOSX 10.7.5 アップデート
秋分の日。今年は22日の土曜日です。お彼岸に供える菊の匂いが花を擽ります。秋の夜長は過ごしやすくて、ついついいろいろ思いつきます。何時しか早朝近くなっていて肌寒さを感じて布団にくるまれるのですが、日が短くなって朝日の昇るのが遅くなっているからかもしれません。
2012-09-16
XLD アップデート(2012年9月8日)
夏前頃からハイレゾで音楽を聴く機会が増えました。4分半ほどのロックが、通常のCD1枚分のファイルサイズであったりと負担が大きいのか、音がで無いアプリケーションもありますがXLDは大丈夫。MacOSXの簡易音楽再生ツール、XLDが二月ぶりにアップデート。毎月アップデートを重ねていた時期もあり、間隔がゆっくりしてきたという事は完成の域に達してきているという事でもあるでしょうか。
2012-09-13
《OSXアップデート》 iTunes 10.7 へのアップデート。
深夜はアップルの新製品の発表。iPhone5の発表でした。誰もが何を発表されるのか、新しいiMacかMBAにRetinaが搭載されて新モデルが投入される、その中にiPhoneがあるだろうとの見方だった。さて、深夜だというのにアップルの発表が終わったあとのそれぞれの発言の活溌なこと。
2012-09-09
メンテナンスのお知らせ
セキュリティ向上のため、PHP5.3のメンテナンスを行わせていただきます。
メンテナンスの日程は以下の通りとなります。
【実施日時】
2012年09月10日(月) 11時 〜18時の間で瞬断
【メンテナンス内容】
PHP5.3のバージョンアップ
- 変更前:PHP 5.3.13
- 変更後:PHP 5.3.16
※HTMLファイルや、CGIファイル等、PHP以外の機能には影響はございません。
《OSXアップデート》Java for OSX 2012-005 でATOKを憂う #atok
アップデートに再起動は必要ありませんが、WebブラウザとJavaを使用しているアプリケーションは終了することをもとめられる。アプレットというものはバックグラウンドで地道に動いている物で本来のソフトウェアが長い事使われていないでも何時でも大丈夫なように働いている頑張り屋さん。
OSXアップデート iMovie 9.0.8 へのアップデート
朝方システム終了しようとしてデスクトップに何時しかソフトウェア・アップデートが来ていたことに気がつきました。久し振りのアップデートです。修正されるのは iMovie と java の2つ。修正される内容では iMovie はバグフィックスにとどまるようだけどファイルサイズが 1.08GB とDVDソフトをそっくり入れ替えるようなもの。