2010-02-14

丸腰です

2010-02-14
オペラ「ドン・カルロ」が午前3時までの放送枠でしたが、オペラ事態は2時30分で終わったのでBS2で放送していた「ゴッド・ファーザー3」を途中から観ていました。

この三部作の著したかったことは、殺伐とした殺しのシーンが憂いも情もなく乾ききった非情なものであること。
そして銃撃戦の巻き添えで少女が絶命。少女は父親に話したかったことがあって、そばにいたばかりに可愛そうなことです。遠からず似たような事情があるわたしとしては、銃で撃たれることはありませんでしたけれども、別の形で銃弾を撃ち込まれた思いをしたこともあるのでわたし自身を重ねてしまいそうです。
それはともかくも、愛する妻たちとのダンスをしているシーンが回想されるのが「ゴッド・ファーザー」のテーマでしょう。

実際に生活している家族には、黙して語らずなのに、ネットではおしゃべりを求める人が居る。とても残念な思いです。


ダンスの回想シーンに流れる「カバレリア・ルスティカーナ」の間奏曲は、人気をこの映画で不動のものにしましたね。今ではDVDでクレジットを確認しやすいし、インターネットで検索して知ることも出来ますけれども再上演された時にレコード店のレジに経っていたらオペラの題名を尋ねられました。
でも、検索で同曲のCDを知って買ったけれども、映画と違うので確認に来たという方も去年ありました。

わたしなどが映画を観ると、オペラ作曲家の語法とゴッド・ファーザーの音楽を書いたニーノ・ロータの語法は違うので聞き分けることが出来るのですけれども、巧みにブレンドされています。オペラの幕切れよりも確かに印象的な音楽です。

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