2012-02-16

【必聴盤】マルチチャンネル対応!ルイサダのショパンSACD超特価 - 舟歌&幻想ポロネーズ~ショパン名演集

2012-02-16 0

濃密ロマン系のショパン解釈者として揺るぎない人気を誇るフランスのピアニスト、ジャン=マルク・ルイサダ。

彼が2007年に来日した時に録音されたSACD盤が、今日限りのお買い得。来日公演のライヴ録音ではなくて録音セッションを組んでの万全の音。フィリップ・トラウゴットのプロデュースですから、ピアノ・ソロの録音は最高。いったい彼はどのような魔法を使うのでしょう。レッド・シールで彼の名前がクレジットされていたら、ピアノの録音だったら必聴です。

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マルチバイ特価(税込) : ¥690 

一般価格(税込) : ¥4,190

2012年2月16日(木)までHMVで超特価

 

2012-01-27

《Classical》ボサノバが好きなら - ペルルミューテルのショパン、南の海の舟歌 - http://amzn.to/wm4AMp

2012-01-27 0

クラシック音楽のとりわけピアノ曲、ピアニストが発する音楽が恋しいものにとってペルルミューテルは神々しい存在です。ショパンとモーツァルト、それにラヴェルは中でも極上。彼の音に接している時間はとっても幸せ。
モーツァルトはショパンを弾くように、ショパンを弾く時はモーツァルトを感じながら。と言われています。ペルルミューテルを聴いていると、その先にあるラヴェル、ドビュッシーが感じられます。

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ヴラド・ペルルミューテル(ピアノ)

ショパン:ピアノ・ソナタ第2番、第3番、舟歌

2012-01-22

ショパンのミステリー それはルトヴィカのスカートの中に隠され持ち出された。

2012-01-22 0

おはようございます。午後のレコードコンサートの支度をしながら、BSプレミアムで放送のジルベスターコンサートと《コウモリ》を見終わったところです。とは言っても午後11時、12時台は映画『ハッピーフライと』やアニメの時間でしたから、切り替えたのは喜歌劇《コウモリ》の後半から。歌はほとんど無い部分で台詞やりとりでのドタバタぶりを楽しむところ。

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しかし本当の楽しみにしているのは、毎週最後におまけにつく音楽ドキュメンタリー『クラシック名曲への道』です。今夜はショパンでした。洗礼日は番組の中でもはっきり説明されていましたけれども、ショパンの誕生日ははっきりしません。想像を交えて良い番組だとたくさんにエピソードがあるのですが、はっきり伝わっていることだけとなると番組作りが大変だったことでしょう。

2011-05-28

熊本は雨。『地球が制止する日』なんてSF映画を見たあとには静かなピアノ曲が聴きたくなる。- 『ショパンへのオマージュ、誇り高き魂へ』評価★★★★☆ http://amzn.to/jPgNPk

2011-05-28 0

ショパンのピアノ曲集ではなくて、『ショパンに捧げられた』ピアノ曲集。ニューエイジ・ミュージックやリラクゼーションとしてではなくて、ショパン以降のピアニストで作曲家でもあった有名音楽家たちが演奏会で弾くために書いた珠玉の銘品たち。本当に『銘品』という言葉がしっくりします。アルバムの標題になっているグリーグの2分に満たない可愛い曲は、ショパン風と言うよりもフランス・バロック時代に肖像画のように、貴族を音楽で表現した“肖像音楽”・・・そうした、呼び方が打倒かはわからないけれども。劇音楽にショパンがなった時のテーマ曲のような印象の曲から、スペインのショパンと言われたフェデリコ・モンポウの20分を超える《ショパンの主題による変奏曲》まで大小の宝石のようなピアノ曲集。 http://amzn.to/jPgNPk

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Hommage a Chopin

Album Details : Among the many recordings celebrating the 300th anniversary of Chopin's birth, this disc will stand out as an historic record of the composer's extraordinary influence and legacy. Chopin's unique style of piano writing transformed the way in which composers wrote for and thought about the piano. Many composers and pianist-composers have felt moved to pay their respects to Chopin by writing their own works in homage of Chopin. This collection includes works by Mompou, Grieg, Tchaikovsky, Godowsky, and others. via amazon.co.jp

2011-05-03

おひさまの音楽 - ファンタジア 15分間名曲アルバム

2011-05-03 0

聴く者にこの世のことを忘れさせてくれない音楽は、それが出来る音楽より本質的に劣っていると僕は思う --- グレン・グールド
The Glenn Gould Edition - Chopin/Mendelssohn/Scriabin/Prokofiev

幻想曲

2011-03-07

新たな楽聖映画★生誕200年記念『ショパン 愛と哀しみの旋律』、3月5日(土)よりシネスイッチ銀座ほかで公開。

2011-03-07 0

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“ピアノの詩人”と称される作曲家フレデリック・ショパンの人生を描いた『ショパン 愛と哀しみの旋律』は、祖国ポーランドとの別れ、長期の肺病との闘い、作曲家としての挫折など、数々の苦悩に満ちた生涯のなかで、最も愛した女性ジョルジュ・サンドとの波乱に満ちた愛の物語にスポットを当てている。劇中で使用される音楽には、世界的チェリストのヨーヨー・マ、『戦場のピアニスト』の演奏で世界を涙させたポーランド人ピアニストのヤーヌシュ・オレイニチャク、そして日本からはショパンの名手であるピアニストの横山幸雄など、世界最高峰の才能が楽曲を提供。世界で最も愛される作曲家ショパンの映画に相応しい豪華共演が実現した。

ショパンの人生を描いた映画『ショパン 愛と哀しみの旋律』は、3月5日(土)よりシネスイッチ銀座ほかで公開。

via ticket-news.pia.jp

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2011-02-23

戦場のピアニスト NHK BS2で放送 2011/2/23 21:00 http://ow.ly/41IKd

2011-02-23 0

3月はショパンの"誕生日"。誕生月?・・・では、ありません。ショパンの誕生日には2つの説に割れています。割れていると言っても、持論が正しいと1つにしようという動きはなくて2回もショパンの誕生日を祝えるのなら嬉しいじゃない。と言うポーランド人の穏やかな心。いっそ2つの説を挟んで、一ヶ月まるごとショパンの誕生日にしましょうと、言う事になりました。ちなみに命日は10月17日で、こちらの方は厳粛に受け止められています。

2月23日、午後9時から映画「戦場のピアニスト」がNHK-BS2で放送。 http://ow.ly/41IKd

2011-01-20

[今夜のお薦めクラシック]ヴィオラで演奏したピアノ三重奏曲の演奏会 NHK-FM 2011/1/20 19:30 放送。お薦め度 ★★★★

2011-01-20 0

ヴァイオリンよりもヴィオラの方が、チェロに対抗して強さが出るかも知れない・・・ショパンが、18歳の時に作曲した『ピアノ三重奏曲』について親友ティトゥスに書いた手紙にあった言葉です。ピアノ・ソロ曲のほかには2つのピアノの為のコンチェルトというジャンルだけを書いたような言われ方が良くされるので、非常に気の毒な存在になっていますけれども室内楽は地味とは言え独特の味わいを持っています。普段はヴァイオリン、チェロ、ピアノのトリオで演奏されている『ピアノ三重奏曲』を、今夜放送される「ベートーヴェン復活祭音楽祭2010」からの演奏会ではヴィオラを使っています。ショパンが言っていた『ヴァイオリンよりも』という言葉を実践するものです。興味津々。

2010-12-05

12月7日の名言:諸君!脱帽したまえ天才だ・・・Yulianna Avdeeva さんの日本デビュー演奏が本格的冬を迎えた日本の寒い夜を熱くした!!

2010-12-05 0

諸君、脱帽したまえ天才が現れた!・・・ショパンを以て、シューマンに言わしめた称賛の言葉です。このシューマンの一文でポーランドから大都会ウィーン、音楽の都パリに出てきたばかりの青年ショパンは華々しく紹介されました。シューマンは続けます。「ショパンは大編成のオーケストラを率いてはいないが、居並ぶ楽器を駆使し、あるときはベートーヴェンのような豪胆さを、そしてシューベルトのような優しさを、またフィールドのような曲想をも聴かせ、そこにポーランドという独特の国民性を加え、それによって、そのコンチェルトは独自性をとりわけ強くしている」と。ショパンの「ピアノ協奏曲」のオーケストラが演奏する音楽は、ベートーヴェンがピアノ協奏曲に求めたシンフォニックなハーモニーからすれば聴き応えとしては物足りないかも知れません。確かに演奏をしている楽団員も、同じ音を伸ばすばかりで練習も面白みがないだろうし目立った活躍も出来ないので気合いが入らないかも知れません。でも、ピアノ独奏者の音楽が立派な主役であるならば共演者としての喜びは素敵な想い出になる事でしょう。

シューマンのこの有名な”諸君、脱帽したまえ、天才だ!”と表現した論説が発表されたのが「一般音楽新聞」(allgemeine musikalische Zeitung)の1831年12月7日号でした。

2010-12-04

ショパンコンクール優勝者ユリアンナ・アヴディエヴァさんが初来日。NHK交響楽団との初顔合わせが NHK-FM で生放送。

2010-12-04 0

今年一年間のクラシック音楽界を締めくくるのにふさわしい演奏会が、2010年12月4日土曜日、午後6時からNHK-FMで中継放送されます。4年に一度開催される国際ショパンコンクールで、女性演奏家が45年ぶりの優勝を飾りました。その1985年生まれのロシア出身のユリアンナ・アヴディエヴァ( Yulianna Avdeeva )さんが、ショパンコンクールで聴かせてくれてたショパンのピアノ協奏曲第1番を、NHK交響楽団の定期演奏会で魅せてくれます。楽しみです!!

 

- 第1688回NHK交響楽団定期公演 -        

「ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11」   ショパン作曲
(ピアノ)ユリアンナ・アヴデーエワ

「交響詩“うぐいすの歌”」      ストラヴィンスキー作曲
「交響詩“海”」              ドビュッシー作曲

(管弦楽)NHK交響楽団
(指揮)シャルル・デュトワ
~NHKホールから中継~

 

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2010-10-31

Yulianna Avdeeva

2010-10-31 0

生誕200年の年に行われた記念すべきショパン・コンクール。優勝したのは女性演奏家としては45年ぶりとなったロシアの、ユリアンナ・アヴディーエヴァさん。NHKではいつもながらの特殊な表記法があって、ユリアンナ・アヴデーエワとなっています。Wikipediaなどでは「ユリアナ・アヴディエヴァ」と表記されています。45年前の優勝者、アルゲリチさんも、デビュー当時はアルヘリチとなっていましたね。

12月4日と5日の、NHK交響楽団とのコンサートは早々にチケットは完売間近です。

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ショパンの別れの曲は、出逢いを待ち焦がれている思いを込めて

日本でだけ、“別れの曲”の題名で親しまれている練習曲 作品10第3。1934年のフランス映画「 Le Chanson de L'adieu 」が日本で後悔された時に“別れの曲”の邦題が付いて、映画の中で繰り返し登場した曲をさして「映画“別れの曲”で聴いた音楽」が折々に紹介されていく途中で『別れの曲』とあたかもついていたかのようになってしまいました。

2010-10-18

戦場のピアニスト NHK Bs-hiで放送

2010-10-18 0

昨日(10月17日)は今年生誕200年のショパンの命日でした。
今週のNHKはショパンの映画が特集されます。
まず今夜22時からは「戦場のピアニスト」。
この映画は事実に基づいています。でもね、音楽には疑問を感じています。この映画第二次世界大戦中だけど、遺作のノクターンはまだ個人所有で未公開だったはずです。ポーランド国内では親しまれて演奏されていたのでしょうかね。 - from Brightkite

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2010-10-10

SPレコードを聴く ホロヴィッツのショパン① 英アビーロードスタジオ録音盤

2010-10-10 0

壊れかけのラジオ、ならぬ、壊れかけの大ピアニストと言われたホロヴィッツ。バブルの上り坂だったでしょうか、ピアニストの演奏会としてチケット料金は高すぎたかも知れません。ホロヴィッツのマネージメントがどういう要求だったのかは分かりませんけれども、ホロヴィッツ自身のピアノを演奏会場で使用する条件をクリアするために日本招聘側のコストも大きかったことは確かでしょう。

演奏会までの段取りがどうだったのか。老ピアニストの体調がどうだったのか。物珍しい日本の風がどうだったのか。演奏前にインタビューやらプレスやらと、煩わせるものも多かったでしょうね。例え演奏会が夢のごとし上首尾だっても、チケット料金の話題は小さくなかったんじゃないかしら。

今日は1日“浜松アーカイブス”三昧〜クラシック編② SP録音を聴いてみよう

今日は1日浜松アーカイブス三昧では、放送スタジオに蓄音機を持ち込んで実際に針を落とした音源で放送されました。生放送ですからアナウンスで説明できるところも助けとはなっています。CDだけや、LPでも一面で区切りがつけられるようにマスタリングされていますので忘れがちではあるのですが、クラシック音楽はレコードでは盤一面には曲が収まりません。それで曲の間が空き空きゝされているのも今回の趣向です。


2010-10-03

噂を聞いたんです。誰も居ない旧校舎でショパンの“別れの曲”が聴こえてきたって... 12の練習曲 Op.10 第3番 『別れの曲』ホ長調 1829年~1832年作曲、1833年出版

2010-10-03 0
心霊探偵八雲のアニメーションが、NHK BS-2で放送スタート。2010年10月3日日曜日、午後11時から。第1回のお話しは、誰も居ない旧校舎でショパンの“別れの曲”が聴こえたって噂を聞いて、訪れた少女に起こる霊現象。彼女は自分の不注意で死なせてしまった姉にされている災いだと思っていたようです。「人の魂の本質は闇だ」と締めくくられているけれども、少女がずっと心に抱えてきた負い目、苦悩に霊現象を呼び寄せる要因があったのでしょう。
ショパンの“別れの曲”は、練習曲第3番ホ長調。『別れの曲』という標題はショパンを題材にしたフランス映画の邦題に由来し、このように称されるのは日本だけのようです。海外での愛称は「Tristesse」で、この曲から「悲しみ(哀しみ)」や「憂鬱」を海外の聴き手にはイメージさせているようですね。12曲をまとめて1833年に初版出版、生涯の友情のはじまりにフランツ・リストへ贈られた曲集です。
少女の心の中にある「憂鬱」を宥めるための、お姉さんからのピアノの旋律だったのでしょう。

2010-09-06

夜想曲 第5番嬰ヘ長調 作品15第2 1831年作曲、1834年出版。

2010-09-06 0

前奏曲作品28第8に中間部がよく似ていることで、親しまれている有名曲。演奏が始まって直ぐには良い曲かなあと思うところもありますけれども、聴き終わって、「あぁ!ショパン」って感嘆がこぼれます。ノクターンだけに王子様の横顔を眺めているようです。1831年、ショパンが21歳の時の作品。同年の第4番ヘ長調と、翌年(1832年)に作曲された第6番ト短調とセットにして1833年にまずパリで出版。ライプチヒとロンドンから1834年に出版された、「3つのノクターン 作品15」の2番目に収められています。

 

ノクターンは夜想曲と日本で早くされていますが、音楽様式としてしっかりと根拠のあるものではありません。ショパンは同郷のピアノ音楽の先達であるフィールドが創始した「ノクターン」を引き継ぎました。この作品15に収められている3曲は、フィールドの影響がしっかり現れている第4番と、ショパンらしいノクターンとなった第6番。そして、この第5番と並べて聴く事でそれぞれを単独で聴くときと、3曲をセットとして聴くときには発見が違ったりするのが面白いところです。

他の作品同様にご多分に漏れず、ポーランドの民衆音楽に根っこがあって三拍子が基本となっている踊りの音楽。「夜想曲」という邦訳は妙薬だと思いますが、日本でのこの曲を楽しむときの印象にはずれがあるようです。眠りにつきながら聴く音楽ではなくて、寝ている間に聴いていたい音楽。夢の中で楽しく聴こえ流れているような音楽ではないでしょうか。

イグナツィ・パデレフスキ ピアノ演奏 1911年(明治44年)7月、スイス・モルゲスで録音。( His Earliest Recordings 1911-1912

ショパン生誕100年は公に祝われたのか、密やかだったのかは分かりませんけれどもSPレコードの録音は多い時期です。パデレフスキは1913年にアメリカに移住しますので、SPレコードとしてはヨーロッパでの最後のレコーディング・セッションの1曲ではないでしょうか。パデレフスキは第一次世界大戦が起こるとポーランドの首相兼外務大臣に就いたり、後には国連のポーランド大使を務めています。

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2010-06-26

CHOPIN HITS IN STEREO HI-FI - WESTMINSTER WST-14055

2010-06-26 0

後ろ姿の女性のドレスの柄だと思って良く観ると、裸のお尻。チェックの柄は照明が当たっているのですね。1950年にアメリカで発売されたクラシックのLPレコード・ジャケットです。米ウェストミンスターのまじめな録音で、内容は正当なピアノ独奏です。最初はわたしもオーケストラ編曲されたステレオ録音のデモンストレーションのための録音だと勘違いしましたけれども、けしてポピュラーアレンジされたものではなくて、演奏者もデビューする新人を目立たせるような色物ではありません。

1950年から60年頃までにかけてアメリカで発売された、クラシックのLPレコードにはユニークなジャケットデザインが思いの外多くあります。

 

Chopin hits in stereo hi-fi

  1. Polonaise no. 6 in A flat major, op. 53 : "Heroic":ポロネーズ第6番、作品53「英雄」
  2. Waltz no. 6 in D flat major, op. 64, no. 1 : "Minute waltz":ワルツ第6番、作品64第1「仔犬のワルツ」
  3. Nocturne no. 2 in E flat major, op. 9, no. 2:夜想曲第2番、作品9第2(愛情物語)
  4. Polonaise no. 3 in A major, op. 40, no. 1 : "Military":ポロネーズ第3番、作品40第1「軍隊」
  5. Fantaisie-impromptu, op. 66:幻想即興曲、作品66
  6. Waltz no. 7 in c sharp minor, op. 64, no. 2:ワルツ第7番、作品64第2
  7. Waltz no. 2 in A flat major, op. 34, no. 1:ワルツ第2番、作品34第1
  8. Nocturne no. 8 in D flat major, op. 27, no. 2:夜想曲第8番、作品27第2
  9. Mazurka no. 5 in B flat major, op. 7, no. 1:マズルカ第5番、作品7第1
  10. Barcarolle in F sharp major, op. 60:舟唄、作品60

ピアノ演奏:Yuri Boukoff (1, 4)、Paul Badura-Skoda (2, 7, 8)、Raymond Lewenthal (3, 5, 6)、ja Nadia Reisenberg (9, 10)

1950年発売、ステレオ、12インチ盤。

中古盤相場は、1,500円ほど。

 

 

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ワルツ第14番 ホ短調 遺作 1830年作曲、1868年出版

作品番号のあるショパンのワルツは13曲。14番以降の曲は総て「遺作」となります。第14番から第17番まではナンバリングが付いていることもありますが、この「ホ短調のワルツ」よりもワルツ第15番ともされる「ホ長調のワルツ」は7年先駆けて1861年に出版されていますから、しばしば入れ替わることがあります。

ピアニスティックな曲で遺作の中でも人気があるワルツです。曲の冒頭に速度表記はなく、ホ長調の中間部に「ドルチェ=優しく」と表記があります。1830年の作曲、ホ短調で書かれているのでピアノ協奏曲の代替え曲として書く留められたのではないでしょうか。3部形式で主部は8小節の序奏の後にホ短調で示される躍動感あるフレーズで、跳躍が多くショパンのワルツの中では演奏技術の難しい作品になっています。対してホ長調で始まる中間部は甘美かつ優美であり、束の間の心地良い夢といった趣です。それが終わると主部が短く再現された後、華やかなコーダに入り華麗に終わります。第1番、第2番、第5番と並び、演奏技巧の難しい華麗な舞踏用の円舞曲の典型といえます。

  
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ワルツ第13番 作品70第3 1829年作曲、1855年出版

楽譜に献呈の名前はない。でも、ある女性のために作曲されたワルツです。作曲当時19歳のショパンはワルシャワ音楽院で一緒に学んでいたコンスタンツィア・グヴァドコフスカに恋していました。その想いは親友ティトゥスに手紙で打ち明けています。

「僕は悲しいかな、僕の理想を発見してしまったのだ。もうこの半年間というもの、毎晩のように彼女の夢を見ているが、まだ一度も口をきいていない。僕は心の中で彼女に忠実に仕えてきた。彼女のことを夢に見、彼女のことを想いながら僕はコンチェルトのアダージョを書いた。そして今朝、このワルツを書いた。君に送ろうと思う。この ワルツの中間部の左手の最高音に託した僕の思い、きっと君なら分かってくれると思う。」

これがコンスタンツィア本人に渡した手紙ではなくて、唯一の胸の内を打ち明けられる親友への手紙であることがショパンの純情を感じられていじらしい。このティトゥスはショパンより2歳年上、兄のような存在だったのでしょう。

曲はモデラートの速度表記。ゆっくりと散歩をしているような叙情詩的なワルツです。右手が2声になっているので弾きわけることが求められます。わたしたち聴き手としてはショパンとコンスタンツィアを聞き分けるようにしましょう。変ト長調の中間部の左手の音型は特徴的で左手の最高音の変ホ音には彼女を思う熱い思い、やるせない情熱が込められており静かな魂の叫びに聞こえてきて聴く人の胸を打ちます。女性を思う気持ちが最高の形で昇華された傑作だと思います。

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