2011-12-11

《蓄音器の音》自然がわたしの歌を歌っているのか、わたしが自然の歌を歌っているのか - エドワード・エルガー

2011-12-11 0

愛の挨拶は、音符で綴られた恋文だった。ビートルズ世代だったらキャンプで白いギターを弾いて、好きな娘さんに気持ちを歌い聴かせたことがあるだろう。インターネット・ネイティヴの今だったら、YOUTUBEやUSTREAMで恋を打ち明け、ベッドインの世界配信も夢じゃ無い。

Elgar-1962-written-and-directed-by-ken-russell

エドワード・エルガーは、1枚の楽譜を求愛のメッセージにした。それが《愛の挨拶》で、贈られた女性は“キャリス”。キャサリン=アリスの愛称で、エルガーの音楽の教え子だった。

2011-04-13

【蓄音機の音】78回転のワーグナー 指揮者不明の《マイスタージンガー前奏曲》

2011-04-13 0

時代背景も関わっているのでしょうか、指揮者の記載がありません。演奏している管弦楽団がベルリン・シュターツ・オパーと記載されているだけで、それ以上は不明。1926年から28年頃の間の電気録音。12インチ盤両面盤で、盤面の変わる直前でテンポが下がっているのが特徴かも知れませんが指揮者を推測して聴き込むのも面白いことです。演奏はしっかりとした骨格のワグナー。

S131481

 

2011-04-12

【蓄音機の音】78回転の響き - 80年前のポピュラー・ソング In A Boxcar Around The World

2011-04-12 0

ボックスカーというのは、貨車のことのようだけれども1930年代には貨車を家替わりにしてアメリカの西部を行ったり来たりして生活していた人たちが居たようです。西暦で書くとピンと来ないのだけれども、1930年は昭和5年。ちょうど4月からNHKの連続テレビ小説「おひさま」で、主人公一家が安曇野に移り住んできたのが昭和7年ですから同時代。

Media_httpwwwlibunced_fazyc

In_a_Boxcar_Around_The_World.mp3 Listen on Posterous

Montgomery Ward 1936: Handsome Blues / In A Box Car Around The World

2011-02-19

名盤カレンダー☁2月18日 ホルスト作曲 組曲《惑星》 SP録音で《天王星、魔術師》を聴く http://ow.ly/3YWXd

2011-02-19 0

熊本は夕方、5時前ぐらいに雨が降りました。空は雲に覆われてしまったので月は見えないだろうと思ったのですけれども、薄い雲越しに涼やかに光り輝いていました。雲があったからか、暗いからか写真では斜がかかってしまっていますが裸眼では輪郭はくっきりと見えました。今日(2011年2月18日)は満月だったようです。と、枕もよろしく「名盤カレンダー》は天体の音楽です。

1930年2月18日、元惑星《冥王星》が発見された日。

Sir Adrian Boult Conducts Planets

2011-01-29

名盤カレンダー𝄆1月29日𝄇ブラーガ:天使のセレナーデ [1914]

2011-01-29 0

既に卓越した名人芸で半世紀の人気を誇ったフリッツ・クライスラー。機械式録音から、電気録音まで、自分の演奏をレコード盤として残せて、それを永遠に後世の人が愛して聴くことを思えば、楽譜が出版されて忘れないで演奏されることに望みを託したそれまでの音楽家よりも恵まれていると感じていたのでしょう。クライスラーの作曲の腕は、「愛の喜び」や「美しきロスマリン」が結婚式やお祝いパーティでは良く耳にしますから作曲者の名前や曲目は知らなくても誰もが認めるところでしょう。

今日のレコード(CD)は 愛の喜び&愛の悲しみ~クライスラー自作自演集

2010-12-15

冬が来たら… If Winter Comes [1922]

2010-12-15 0

冬本番を思わせる阿蘇方面の朝焼けです。撮影は午前7時半。昨日は11月の陽気だったという熊本市内。今日から本格的に冬に向かって寒くなる予報が出ていました。曇り気味の空ではありますが、朝のうちはまだそう厳しくなりそうにないのですけれども、窓の外の木の枝は軽くスィング。北風小僧を手招きしているようですし、台所仕事の水は冬の気配を感じました。

2010-11-19

11月19日、歌曲王シューベルトが亡くなった日。SP盤で"未完成交響曲"を聴いてみましょう ①

2010-11-19 0

歌曲の王、フランツ・シューベルトが亡くなった日が今日。1828年の事です。前年がベートーヴェンが亡くなった年で、シューベルトの有名な「未完成交響曲」は1824年の作曲。中学の頃に見た楽聖映画・・・ベートーヴェンやショパンといった作曲家の伝記映画を、戦争前には"楽聖映画"と銘打っていました。わたしが観たのは、図書館での上映だったか、NHKテレビだったか、ローカルの熊本の深夜の映画放送でも観たと思います。熊本の有名な映画評論家さんが前説明をされて、CM無しか、途中で1回か、2回短く1分以内のCMがながれる程度でした。

シューベルトはベートーヴェンを手本にして、交響曲の作曲家を目指していました。指揮者であるとか、諸侯の宮廷音楽家になりたかったようです。しかし時代は、宮廷の音楽からブルジョワジーへと変わっていった時代で父親が運営していた学校の教師を甘んじて従わなければ食事に事欠く次第。ハイドンと同じく、現在のウィーン少年合唱団の前進になる合唱団に在籍していたほどのシューベルトですから、かなりの美声であったと思います。若い頃の肖像は美男子ですね。学校の音楽室で見慣れたシューベルトの肖像は、度の厚いメガネをかけていて美男子とは言えない風体ですけどね。

顔だけではなくて、身体中に吹き出物があったそうです。どうしても音楽家になりたくて、教師の仕事はそっちのけでピアノに向かっていたし、友達づきあいだけは良かったので大人が通うところにも良く通っていたそうです。ウィーンは娼婦宿の有名な地でもあります。川魚とか食べ物も美味しいそうだし、そういった土地は女性の仕事も様々。

 

SYMPHONIE INACHEVEE
(FRANZ SCHUBERT)
GRAND ORCHSTRE SYMPHONIQUE
sous la direction de SELMAR MEYROWITZ
Paris, 1934

PAT 98 matrix CPTX 342-2 / M6-90764
Ⅰ Allegro moderato

写真 via bsrlive.com

Posted via email from Classical Concert

 
アマデウスレコード☃ブログ組曲第4番. Design by Pocket