それほど演奏自体が良い。そして盤質がとにかく良い。極上の保存状態と太鼓判が押せる。1937年録音の《ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調》と言えばパブロ・カザルスのチェロ独奏、ジョージ・セル指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団のSP録音盤。昭和13年頃の発売になる日本ヴィクター盤。盤に傷は無く、シェラック盤固有のノイズも極めて良好。市政便りの告知を観て、これは聴かなければと予定をやりくっての来場者もありました。研修室という音響環境が悪い中でも、ダイナミックレンジの広い奥行きのある良い録音です。SPレコード時代の最上の録音に屈指出来るでしょう。
2011-07-16
【蓄音機の音】聴きませんか - 第276回 蓄音機でレコードを楽しむコンサートから《ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ニ短調 第1楽章》
それほど演奏自体が良い。そして盤質がとにかく良い。極上の保存状態と太鼓判が押せる。1937年録音の《ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調》と言えばパブロ・カザルスのチェロ独奏、ジョージ・セル指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団のSP録音盤。昭和13年頃の発売になる日本ヴィクター盤。盤に傷は無く、シェラック盤固有のノイズも極めて良好。市政便りの告知を観て、これは聴かなければと予定をやりくっての来場者もありました。研修室という音響環境が悪い中でも、ダイナミックレンジの広い奥行きのある良い録音です。SPレコード時代の最上の録音に屈指出来るでしょう。
2011-06-06
【蓄音機の音】聴きませんか - 第276回 蓄音機でレコードを楽しむコンサートから《ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ニ短調 第1楽章》- まとめ http://ow.ly/4IIrh
ドヴォルザークのお父さんはプラハのちょっと離れた、ほんと小さい村で宿屋と肉屋さんを営んでおられた。非常に陽気な人で歌を歌うのが好き、それからヴァイオリンとチターをかなり上手に弾いておられたということで、そう言う環境の中で育ったものだから5歳の頃にはドヴォルザークは、ヴァイオリンを習って6,7歳の頃にはお父さんと一緒に宿屋に来るお客さんの前で弾いて見せて、みんなが『あぁ、上手ねぇ』って言うとそれを非常に喜んでですね、お父さんは見とったと云う事です。 http://ow.ly/4IIrh
音楽ファンの永遠の名盤 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
チェロ:パブロ・カザルス
指揮:ジョージ・セル
管弦楽:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 1937年4月28日、プラハ録音
日本ビクター盤 JAS-675 JD-1187,1188
2011-05-16
【蓄音機の音】聴きませんか - 第276回 蓄音機でレコードを楽しむコンサートから《ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ニ短調 第1楽章から第4面》 http://ow.ly/4IIrh
ドヴォルザークはアルバイトでピアノの先生をしていたわけですが、(楽譜も買えないという状況でしたから)ピアノを借りる・・・買うではなくて、借りるお金さえなかったという事です。しかし、それでもピアノの先生をしていたわけです。そして転機が訪れたのが、34歳の時。この時にオーストリアの奨学金を得るために毎年作品を出していたのですが、何回目かに出した『交響曲第3番、変ホ長調』が当時の審査員のヨハネス・ブラームスの目にとまって、『あ、これは』と言う事で推薦されることになります。そして奨学金で、アルバイトしていた頃の倍以上の400グルデンを貰うことになって作曲に専念することができるようになりました。それからはブラームスの支援もあって出版社を紹介されたり、作曲家としての運が向いてくるのです。・・・(第276回 蓄音機でレコードを楽しむコンサートでの解説よりテープ起こし) http://ow.ly/4IIrh
音楽ファンの永遠の名盤 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
2011-05-10
【蓄音機の音】聴きませんか - 第276回 蓄音機でレコードを楽しむコンサートから《ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ニ短調 第1楽章から第3面》 http://ow.ly/4IIrh
ドヴォルザークが8歳の時に学んでいた音楽の先生から、「この子(ドヴォルザーク)は音楽の才能があるから、あなたは(宿屋の)跡継ぎにさせたいと思っているかも知れないけれども音楽では必ず成功する」って(ドヴォルザークの)父親を説き伏せて音楽学校にやりなさいと薦めたわけです。それで12歳の頃、後にプラハ音楽院になるブラームスとも所縁有る学校に進学。そして、18歳で10人中2番の成績で卒業します。しかし、やはり、それからは大変で音楽で身を立てようとは難しいことなので父親もなかなか承知しなかったのですが、先生がしゃむり薦めるものだから渋々様子を見ては居たのですが、14〜15年は苦労して楽譜も買えないという状況でした。・・・(第276回 蓄音機でレコードを楽しむコンサートでの解説よりテープ起こし) http://ow.ly/4IIrh
音楽ファンの永遠の名盤 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
2011-05-02
【蓄音機の音】聴きませんか - 第276回 蓄音機でレコードを楽しむコンサートから《ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ニ短調 第1楽章から第2面》 http://ow.ly/4IIrh
ドヴォルザークの母親の方は、ロプコヴィッツ候(プラハ、北ボヘミアの貴族でベートーヴェンの後援者の一人でもあった)の家政というか従業員として務めて居た人で、だからか厳格で非常に教育にも熱心であったということです。その二人の間に子供は男5人と女3人。そしてドヴォルザークはその長男。将来は親父さんは自分の後を継がせて宿屋をやらせようと思っておったんですけどね、ドヴォルザークの生まれはチェコスロバキアで、商売をするには当時はドイツ語が出来ないといけなかったものだからドイツ語の先生に習うことになったんですが、この先生が音楽が好きで言葉の勉強と共に音楽の素養も学び貰ったという環境で育ちました。(第276回 蓄音機でレコードを楽しむコンサートでの解説よりテープ起こし) http://ow.ly/4IIrh
音楽ファンの永遠の名盤 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
2011-04-30
SPレコードのうた《哀愁列車》 - 熊本弁訳
惚れて、惚れて、惚れておるとに行くオルに、旅ば急かすっベルん音。辛かホームに来はしたが、未練心に躓じぃて落とす涙の哀愁列車。
燃えち、燃えち、燃えち過ごした湯の宿に、後ろ髪引く灯りが一つ。今宵逢瀬を待ちわびっ。君の幸せ祈りつつ、旅に逃るる哀愁列車。
泣ゃあち、泣ゃあち、泣ゃあちおっとば知らんぷり、窓は二人を遠くする。堪えきれずに見返れっと、すがるせつない瞳のような、星が飛ぶ飛ぶ哀愁列車。
哀愁列車 試聴する
2011-04-28
【蓄音機の音】聴きませんか - 第276回 蓄音機でレコードを楽しむコンサートから《ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ニ短調 第1楽章から第1面》 http://ow.ly/4IIrh
ドヴォルザークのお父さんはプラハのちょっと離れた、ほんと小さい村で宿屋と肉屋さんを営んでおられた。非常に陽気な人で歌を歌うのが好き、それからヴァイオリンとチターをかなり上手に弾いておられたということで、そう言う環境の中で育ったものだから5歳の頃にはドヴォルザークは、ヴァイオリンを習って6,7歳の頃にはお父さんと一緒に宿屋に来るお客さんの前で弾いて見せて、みんなが『あぁ、上手ねぇ』って言うとそれを非常に喜んでですね、お父さんは見とったと云う事です。(第276回 蓄音機でレコードを楽しむコンサートでの解説よりテープ起こし) http://ow.ly/4IIrh
音楽ファンの永遠の名盤 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
2011-04-24
膝ぼんさんが寒か
雨の日曜日。膝ぼんさんが少し寒くて、もそもそしています。スキッと目が覚めたけれども、肌は潤っていたから不思議な寝起きで何時だろうと思ったほど、夕方と言われても信じてしまう空模様でした。雨が降ったのかしら、振るかしらと思っていたら午前10時に激しい雨になりました。熊本は少し肌寒い寒い日曜日の朝になりました。
バシャバシャ、バシャバシャ、窓に打ち付けるように降るので部屋の窓から撮りました。
2011-04-20
【蓄音機の音】実際に聴きませんか - 第276回 蓄音機でレコードを楽しむコンサートのご案内
毎月第4日曜日を原則(12月と1月は第3日曜日)に継続してきた「蓄音機でレコードを楽しむコンサート」は、今週末の新年度最初の会で23年目を迎えました。かといって特別なことをするわけではなく、これまでのレコードコンサートでも良く聴いて貰っている『カザルスのドヴォコン』を聴きます。
場所は熊本城裏手の三の丸駐車場前の熊本市立博物館。博物館には駐車スペースがありませんので、熊本城周遊バスを利用して細川刑部邸前で下車して下さい。博物館に自家用車で来られますと、会の進行に迷惑がかかりますので心得て下さい。