2010-05-23

美しさは所詮皮一枚だ 朝放送された、NHK-FM名演奏ライブラリー -ホルスト・シュタインの名演-を聴きながら。

2010-05-23 0

雨が激しくなって衛星放送が時々、受信障害が出ている熊本です。農業地帯にあるわたしの家の周りは、雨が降っている間は舗道が冠水しちゃう。雨が降り止めば直ぐに染みこんでいくのは田畑があるからなんだなあと実感しています。足下が濡れても汚い水ではないのが幸いです。

通っていた小学校と並んであるミッション系の中学の周りは、大雨になると上下水が冠水してとても汚くて、側溝は渦を巻いていて危なかった。雨が止んでも数日はたまったまま。学校のグラウンドも湖のようになっていたのを良く憶えています。そんな時は制服のスカートが水で染まってしまうから、下着に挟んでいました。

牝鹿のように水たまりが浅いところを選んでぴょんぴょんと跳ね回っても、跳ね上げた泥汚れがあとで制服やらカバンから落とすのが大変だった。牛の歩みで軒先を借りながら帰宅した時には雨で腰が芯まで冷えてつらかった。

体調を壊すのはいけないし、側溝にはまってケガしたり、誰も人が通っていないと人さらいにあっても誰も気がついてくれないから、そう言う時はじっとしていなさい。と親に言われていました。それで高校の頃は、男子寮や学校の前の下宿に野球部の主将が暮らしていたので世話になっていました。

雨が降っている間、音楽を聴きながら身体を温めあっていたのですけど、ホルスト・シュタインのレコードが多かったのを今朝のFM放送を聞きながら思い出しています。商業的には日本では成功していた指揮者だったのか?

数日前に「ポスト・カラヤン」としてお薦めの指揮者はありませんか、とたずねられました。

カラヤンの若い時の姿は、俳優と言っても良いくらいにかっこいい。スマートという言葉がふさわしくて、指揮姿は極美。白手袋で半眼は、陶酔している指揮者のイメージと指定までは定着している様子ですね。

カルロ=マリア・ジュリーニもとてもハンサムで、カラヤンのライバル、あるいは後継者と言われていましたね。ホルスト・シュタインさんも同様で、音楽面はカラヤンを駿馬しているところもあります。カラヤンも劇場からのたたき上げの指揮者だから、純音楽さえドラマティック。録音に活動の場を主としていたカラヤンと対照的で、ホルスト・シュタインさんは劇場で活躍しました。

ホルスト・シュタインさんは親日家で、NHK交響楽団の常任指揮者でもあったのでミステリアスなものを感じられなかったのか日本のクラシック音楽ファンにはどういう受け取られ方なのでしょう。NHK-FMや教育テレビでは縁もあった指揮者だったからか、演奏が取り上げられる機会の多い指揮者だから、カラヤンに匹敵する音楽のプロポーションの美を今朝も楽しませてもらって嬉しかった。

雨も降っていたこともあって、高校の日々も思い出すことが出来ました。

NHK-FM名演奏ライブラリー -ホルスト・シュタインの名演-

「歌劇“オベロン”序曲」           ウェーバー作曲

(9分26秒)

(管弦楽)NHK交響楽団

(指揮)ホルスト・シュタイン

<東芝EMI TOCE-7114>

「交響曲 第7番 ロ短調 D.759 未完成」

シューベルト作曲

(25分59秒)

(管弦楽)バンベルク交響楽団

(指揮)ホルスト・シュタイン

<BMG ENTERTAINMENT

BVCC-38192/38195>

「ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品19」ベートーベン作曲

(28分34秒)

(ピアノ)フリードリヒ・グルダ

(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

(指揮)ホルスト・シュタイン

<ユニヴァーサル UCCD-9708~17>

「交響曲 第4番 ホ短調 作品98」     ブラームス作曲

(43分27秒)

(管弦楽)バンベルク交響楽団

(指揮)ホルスト・シュタイン

<エイベックス AVCL-25482~3>

Posted via web from littleconcert

低気圧の渦の中から、おはようございます。

激しく雨が降り続いている熊本から、おはようございます。今日までにはコラム「愛され組曲」の原稿をまとめなくてはいけません。でも、そんなきちんと書こうと思うとたくさんの言葉のイメージが出てくるもので一週間更新を怠っていたブログも昨日から連続更新となっています。
ちょっと仮眠してから・・・と、思ったのが6時間の睡眠を取っていました。午前8時に起床。窓を閉め切っていてたいしたことないと思ったけど、窓には雨粒。激しい音を立てています。
雨になる前だったからでしょう。昨日は頭がホットになり気味でぼーっと知っていたものの今日は落ち着いています。いったん低気圧に入ってしまえば、安定するわたしの身体。痛みさえあった右の耳も音をクリアにとらえるように復活しました。
お昼まで様子を伺うとして、午後になっても雨は治まらないかも知れません。その時には書き物に集中することにいたします。

Posted via email from littleconcert

 
アマデウスレコード☃ブログ組曲第4番. Design by Pocket