2010-01-14

Gone with the Wind 1959

2010-01-14 0


デイヴ・ブルーベックと言えば、テイク・ファイヴ、イコール。
変拍子、5拍子というユニークな発想で、ジャズ・ファンだけでなく音楽好きの全てを魅了してしまった一曲。
1枚のLPレコードが、一斉を風靡したと言える以上に『ジャズ』を幾段も見直させる音楽にしてしまったのではないかしら。
ジャズと言えば、パーソナリティ。
アドリヴも大きい要素ですけれども、誰と誰と誰が演奏で顔合わせしているのかと楽しむことが重要で、取り上げる曲に関しては誰もが演奏しやすいことが大切。耳に親しみのあるスタンダードであったり、ちょうど流行っているヒット曲だったり。
顔を合わせたばかりで、リハーサル無しで一気にレコーディングしてしまうと言うひらめきと柔軟さがジャズプレーヤーの魅力。ジャズを聴く楽しみですね。
そのようなジャズの世界に一石を投じた、ブルーベックの『テイク・ファイヴ』。変拍子と言えばクラシックの作曲家では、ストラヴィンスキーが知られているところですけれども、ブルーベックはクラシックの作曲法と即興(アドリヴ)の特筆できるジャズメン。
5拍子を、3拍子と2拍子で組み立てることでクラシックのなじみのないプレーヤーにも分かりやすい物としてしまっています。

その『テイク・ファイヴ』を聴くことができるアルバム『タイムアウト』と同じ1959年に録音している、アルバム『ゴーン・ウィズ・ザ・ウィンド』はまた興味つきないレコードです。
トラッドな曲名がずらりと並んでいて、レコードジャケットの写真はアイヴィースタイルでとてもクール。
フォスターの草競馬や、スワニーリヴァーに始まって。ジョージア・オン・マイ・マインド、オールマン・リヴァーと、わたしの好きな曲、母との思い出の曲がおしゃれに品良くジャズに代わっていて『タイムアウト』よりも親しみを感じています。
リズム隊に、ワンホーンというところもジャズのスタンダードな四重奏団として味わうのには最適なレコードでした。このようなムードが『アメリカ南部』というものなのでしょうね。
CL 1347 のモノーラル盤と、 CS 8156 のステレオ盤が発売されています。ジャケットの写真は、「 2 Eye 360° STEREO 」ラベルで発売されたものです。

Artist: The Dave Brubeck Quartet
Title: Gone With the Wind
Date: 1959
Label: Columbia Records CL 1347 / CS 8156
Personal
Paul Desmond: alto sax
Joe Morello: drums
Gene Wright: bass
Dave Brubeck: piano

Track Listing
Side 1
Swanee River
The Lonesome Road
Georgia on My Mind
Camptown Races
Side 2
Camptown Races
Short'nin' Bread
Basin Street Blues
Ol' Man River
Gone With the Wind
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