2010-03-30

ピアノが明るすぎ、うるさすぎてチェロを邪魔している、と悪評高い1枚★ペレーニ、コチシュ/ブラームス:チェロ・ソナタNo.1,No.2

2010-03-30
フランス文化芸術勲章の持ち主。今では指揮者として活躍中のゾルタン・コチシュは、1975年に初来日。デジュ・ラーンキやアンドラーシュ・シフと同年代で“ハンガリー三羽がらす”と呼ばれていた頃もありました。1980年は28歳ですから、ブラームスのチェロ・ソナタの録音当時、チェロのペレーニからは5つ年下。ピアニストが優位に立とうとする意欲は行きすぎではないですね。曲もブラームスですから、少々ピアノが表に出ようとした方が“チェロとピアノの為のソナタ”というものにかなっていると思います。
PHILIPS録音のコチシュのバルトークやドビュッシーは、ぜひとも聴き込んで欲しい録音です。三羽がらすといつでもシフや、ラーンキと比較されるからでしょうかショパンをヘンレ版で録音するとかといった風に風変わりといった立ち位置を確立しつつあるようです。
Recording Producer: Jenő Simon
Balance Engineer: István Berényi

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【室内楽曲】

レーベル:ハンガリー HUNGAROTON

レコード番号:SLPX 12123

オリジナリティ:オリジナル

曲目: ブラームス:チェロ・ソナタ No.1、No.2


チェロ: ミクロシュ・ペレーニ
ピアノ: ゾルタン・コチシュ

試聴感とレコード盤、ジャケットのコンディション:
1980年1月10〜15日録音。レコード界では近年富みに評価が高まっているペレーニ32歳の時の録音。その演奏は若々しく音には張りがあり、チェロという楽器を鳴らし切っている感じです。コチシュのピアノもチェロと対等、時によってはチェロを上回る表現を持つ意欲的なもの。と言うか、自分がチェロを食ってやろうかという面白いものです。
フンガロトンは当時の共産圏の中では最も録音の優れたレーベルの1つですが、ここでもエネルギー感があり線の太い音を聴かせます。バランス的にはピアノが少し奥でも良かったのでは、とは思いますが。これもコチシュの意欲の表れか...。


盤、ジャケット共に何の問題も無く、ほぼ完品です。


ⓇNM ⒿNM

価格 ¥7,000(¥7,350 税込み、送料無料)


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