2009-09-23

ミオ・アモーレ

2009-09-23 0

平原綾香さんの最新ヒット『ミオ・アモーレ』。

その元歌が「つれない心』の邦題で親しまれている、カルディルロ作曲の歌曲。わたしなどは「カタリ・カタリ」のタイトルの方が親しみがあります。

ポピュラー、ロック・ファンにはエルヴィス・プレスリーがカバーしているので、聞き覚えがあることでしょう。

クラシック音楽の聴かれ方も変わってしまいましたので、今では親しまれていないかも知れませんね。むしろ、年配のポピュラーファンが好きな曲かも知れません。

オリジナル盤でプレスリーの歌を聞いたのは、二年前のことでした。ニューヨークから届いた60年代に発売されたLPレコードを試聴していて聞き覚えがあるけれどもと、しばし頭の中の楽曲データベースを検索すること十数分。ジレンマが頂点に達した頃、ふわりに浮かんだ「カタリカタリ」。
この歌詞の部分のメロディがなかったら、イタリア歌曲かカンツォーネと言うぐらいに落ち着いていたところです。



言葉と音階や、リズムは合わさってこその音楽。「言葉と音楽」というテーマは、モーッアルトが例えに出てきます。映画「アマデウス」で歌劇をイタリア語で作るか、フランス語にするかと問われて、モーッアルトはドイツ語で作りたいと希望を告げます。6カ国語が達者だったモーツァルトにとっては何処国の言葉でも問題はなくて、音楽に合わせるといったように解説されている初心者用のクラシック音楽案内があります。

何処の言葉にでもふさわしい音楽をつけると言うことを、過って解釈されているようです。当時は作詞があって、作曲をすることが常でした。音楽は従であり、モーッアルトは宮廷音楽士という職を持っていましたけれども、宮中では最も低いものでした。

プレスリーも、平原綾香さんも、カタリカタリをサビに持ってきていたことからこの曲だとすぐにはわからないかもしれません。枯葉もそうですけど、ポピュラーソングとして歌われる時に順番が差し替えられることは珍しくありません。
歌詞との関係も大きいのでしょう。また、クラシック音楽の時代はレコードというメディアがありませんでしたから、作曲家は最も記憶して欲しい部分をインパクトがあるようにしています。
クラシック音楽は曲が長いと、ポピュラー愛好家から言われるのは、繰り返してメロディを登場させることで記憶して貰おうと言うことです。




※photo via.cowgirlblues
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